3月27日(火)    上佐波賀筏(晴れ)    若潮

お彼岸前後にチヌが動き出しますので平日に釣行したかったのですが、平日は生憎の荒天でしたので釣行する事が出来ませんでした。佐波賀の道沿いでチヌが上がり出しましたので、筏の牡蠣チヌ狙いも終わりに近づいて来たようです。多くのチヌ達は道沿いに移動したようですが、居残りのチヌを狙って27日に釣行する事にしました。自宅を4時頃に出発します。国道の温度表示は3℃を表示しています。今朝も比較的暖かい朝です。今回もR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転に心掛けて舞鶴を目指します。何時も通り、5時50分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。今回も先客さんの車が停まっていません。身支度を整えて車の中でゆっくりしていますと船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船料金3000円と牡蠣ロープ1本分の料金1000円を支払います。今日は爺さん1人のようです。爺さん1人を乗せて出船です。

6時15分頃に上佐波賀筏群に到着します。今日は牡蠣チヌ狙いでは上がった事のない17番筏に船を着けて貰います。船頭さんの話では、2週間前には大型チヌが上がっていたようですが、最近はチヌが上がっていないようです。やはり道沿いに移動してしまったようです。筏に上がり海の色を見ますと、河川からの真水の流入での濁りは解消されています。しかし湾奥の筏らしく透明度が悪いです。赤クラゲ、水クラゲが確認出来ます。特に赤クラゲが出だしますと、牡蠣チヌ狙いの終わりを告げる使者だと爺さんは考えています。前回の釣行でも確認出来ましたので、船頭さんの話とも考え併せますと、結論的には、ここ上佐波賀での牡蠣チヌ狙いは終わりのような気がします。ネガティブな事ばかり考えていては面白くありませんので、居残りのチヌが必ず口を使ってくれると信じて、朝一の大仕事に取り掛かります。残りわずかになった牡蠣ロープを引っ張り上げて牡蠣掃除を始めます。暖かい朝ですので、牡蠣掃除用の合羽を着こんでの大仕事です。7時50分頃、カッパをドロドロにしてようやく牡蠣掃除を終える事が出来ました。北向きの釣座位置付近に牡蠣ゴミをドバーと撒きます。イ貝も潰して撒きます。汚れてカッパを脱いで、飛び散った泥を綺麗に拭き取ります。身の回りの整理を行ってから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.36m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津12号)

 

8時20分頃からかかり釣りを開始します。刺し餌の牡蠣の半貝を、1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、落ちて行く刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚は出てこないようです。着底。着底前後に反応が出る事が多いですので、穂先の動きに全神経を集中します。しかし穂先が反応を示す事は有りません。期待していただけにガックリです。暫く静観しますが、穂先に反応が出ませんので誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。”ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜…”極弱い反応が穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中しますが、強い反応や穂先の押さえ込みが出る事は有りません。穂先に負荷がなくなった所で合わせを入れますと、海面にヒイラギが姿を現します。ヒイラギが反応してくれましたので一安心です。引き続いて牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。

1投毎にヒイラギが反応を示してくれますので、牡蠣チヌへの期待が大きく膨らみます。早くヒイラギアタリから牡蠣チヌアタリに変わって欲しいと、期待に胸を膨らませて手返しを繰り返します。手返しを繰り返しますが、穂先にはヒイラギと思われる反応が出るだけです。しびれを切らせて穂先に負荷がなくなった所で合わせを入れますと、鈎掛したヒイラギが海面に姿を現します。なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。時間だけがゆっくりと過ぎて行きます。この17番筏にはアンカーロープが有りませんのでよく動きます。以前はアンカーロープが有ったのですが、時化の時に切れてから直していないようです。穂先に反応がなくなった時に周りを見渡しますと、釣座位置がかなりずれている事が分かります。困った事です。

何とかチヌアタリが見たいと手返しを繰り返しますが、時々穂先に出る反応はヒイラギと思われる反応だけです。今日はアジも姿を現しません。しかし無反応地獄では有りませんので、多少の期待は持てますのでひたすら手返しを繰り返します。チヌが口を使うとすれば11時頃ではないかと予想していましたが、期待に反して穂先に強い反応が出る事無く過ぎて行きます。ガックリです。我慢我慢の牡蠣チヌ狙いが続きます。佐波賀の道沿いの釣り人さんを見ながら手返しを繰り返します。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。昼ご飯を頂く前に、釣座位置付近に残りの牡蠣ゴミを撒いて置きます。今日も助六寿司とパンの昼ご飯です。天気も良いのでのんびりと頂ます。トンビが上空で旋回しています。昼ご飯を取られないようにしながら頂きます。のんびりした時間を十分に楽しみます。ぜいたくな事です。

12時30分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。昼ご飯を頂く前に牡蠣ゴミを撒いて置きましたので、期待を込めて刺し餌の半貝を落し込みますが、穂先にはヒイラギと思われる反応が出るだけです。イライラしても仕方が有りませんので、ゆっくりしたペースで誘いや手返しを繰り返します。山ではウグイスが鳴いています。爺さんには「ウグイスが鳴けばチヌの顔を拝む事が出来ない」と云う嫌なジンクスが有りますが、何とかこのジンクスを破りたいと思っているのですが、なかなかこのジンクスを破る事が出来ません。この時期でチヌの顔を見る事が出来る釣り場に通えば、何とかこのジンクスを破る事が出来るかも知れませんが、爺さんの性格上、ここと決めるとなかなか重たい腰を上げる事が出来ません。もう少し融通の利く性格で有ればチヌの顔も拝めるかもしれませんが、困った性格です。

チヌとのやり取りを期待して手返しを繰り返しますが、チヌからの反応が穂先に出る事は有りません。何とかしなくてはいけないのですが、爺さんの悪い頭では良い知恵が浮かんで来ません。爺さんに出来る事はひたすら手返しを繰り返すだけです。1投毎に反応が穂先に出る時間帯が有ったり、全く穂先に反応が出ない時間帯が有ったりを繰り返しています。これは筏の移動にも問題が有ると思うのですが、やはり魚達の活性が安定していない事に由来していると思われます。反応が穂先に出るだけましと思われます。徐々に納竿時間の5時が迫って来ます。何とか牡蠣チヌとやり取りをしたいとひたすら手返しを繰り返しましたが、残念ながらチヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。