2月16日(金)    上佐波賀筏(晴れ後曇り)    大潮

漸く週に1回程度釣行可能日が現れるようになって来ました。前回の釣行で腕が伴わずに痛い目に遭いましたので、腕も顧みず何とか再チャレンジしたいと考えていましたが、16日の金曜日が釣行には最適と考えまして、前日に佐波賀渡船さんに電話を入れて置きます。自宅を4時頃に出発します。国道の温度表示は−2℃を表示しています。前回よりかは冷え込んみが緩んでいます。今回は小物の調達のために、R9→R27→黒鯛釣具さん→上佐波賀のルートで車を走らせます。道路沿いの残雪が殆んど有りません。この所の暖かさで融けてしまったようです。海に雪代がタップリ入ったようです。海水温度の急激な低下が心配です。黒鯛釣具さんで小物を調達して、6時前に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。今回も1台も車が停まっていません。身支度を整えて船頭さんが来られるのを車の中で待ちます。6時10分頃に船頭さんが到着されます。少し早い到着です。お互い朝の挨拶を交わします。今回はポイントカードが一杯になりましたので渡船代は要りません。牡蠣ロープ1本分の料金1000円を支払います。まだ少し薄暗い中、私1人を乗せて上佐波賀に向かいます。 

6時25分頃に上佐波賀筏群に到着します。今回も再チャレンジの為に4番筏に上がります。筏に上がり海の色を見ますと、前回よりは透明度が悪いような感じがします。河川からタップリと雪代が入った感じです。魚達の活性が悪いかも知れません。厳しい牡蠣チヌ狙いになりそうな嫌な予感がします。前回の牡蠣掃除は腰の事を考えて、朝一に全て牡蠣掃除を終わらせるのではなく、牡蠣チヌ狙いをしながら牡蠣掃除をしましたので、この事がチヌを寄せるのに問題が有ったのではないかと考えましたので、今回は何時も通り朝一に全て牡蠣掃除を終わらせる事にします。牡蠣ロープを引き上げて牡蠣掃除を行います。防寒着をドロドロにしながらひたすら牡蠣掃除を行います。漸く8時20分頃に牡蠣掃除を終える事が出来ました。今回もかなり時間が掛かりました。腰がかなり痛いです。先ずは北向きの釣座位置付近にドバーと牡蠣ゴミの半分を撒きます。ドロドロになった防寒着の泥を綺麗に拭き取ります。次に身の周りの整理を行います。身の回りの整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備に取り掛かります。(タックルは竿 1.36m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津12号)

  

8時40分ぐらいから牡蠣チヌ狙いを開始します。今回もかなり遅いスタートです。刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。上層、中層では刺し餌の牡蠣の半貝に反応を示す魚は居ないようです。着底。穂先に反応が出ません。暫く静観しますが、穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。穂先に反応が出ません。再度誘いを掛けますが、穂先に反応が出る事は有りません。魚達の活性が悪いようです。頻繁に上下の誘いを掛けていますと、”コツコツコツ、フ〜…コツコツコツ、フ〜”弱い反応でヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝に反応を示して来ました。穂先に負荷がなくなりました。ヒイラギに刺し餌の牡蠣の半貝を取られたようです。再度刺し餌の牡蠣を刺し餌にして落とし込みます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。穂先に反応が出る事は有りません。頻繁に誘いを掛けますと、弱いヒイラギと思われる反応が穂先に出ます。誘いを掛けないと刺し餌の牡蠣の半貝に反応しないようです。魚達の活性がかなり悪いようです。

竿先にポロポロと牡蠣を割って撒きながら手返しを繰り返します。徐々にヒイラギと思える反応が穂先に出だします。刺し餌の牡蠣の半貝を、底から1ヒロ〜1ヒロ半くらいの所から啄んで来ます。何時ものヒイラギのタナです。着底後、直ぐにヒイラギに刺し餌の牡蠣の半貝を取られます。朝の時合いを期待してひたすら落とし込みます。しかしチヌが刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す事は有りません。開始して暫くはヒイラギの反応が良かったのですが、徐々にヒイラギの活性が悪くなって行きます。刺し餌の牡蠣の半貝に反応を示さなくなって来ます。早くも無反応な時間帯が訪れてたようです。困った事です。牡蠣に付いていますイ貝を貝割り器で割って竿先に撒きます。牡蠣も割って撒きます。何とか魚達の活性を上げようと撒き餌を頻繁に行います。撒き餌を頻繁に行った事が効いて来たのかは分かりませんが、ヒイラギの活性が元の状態に戻って来ます。1投毎にヒイラギの反応が出るようになって来ます。10時10分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。落とし込み途中で穂先に反応が出る事は有りません。着底。”コツコツコツ、フ〜…コツコツコツ、フ〜…”ヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝に反応しています。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので穂先の動きに神経を集中します。”コツコツコツ、フ〜…コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”ヒイラギアタリからチヌアタリに変わりました。弱い反応が穂先に連続的に出ています。穂先を浮かせる事は有りません。徐々に反応を出しながら穂先を押え込んで来ます。十分に送り込んだ所で立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時に強い突込みで相手をしてくれます。この突込みは間違いなくチヌの突込みです。強引な突込みをいなしながら徐々に浮かせます。チヌとのやり取りを十分に楽しみます。海面直下に白い魚影が見えて来ました。間違いなくチヌです。海面に浮かせて無事タモに収まります。40ぐらいのチヌです。有り難い事です。

 

チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。ヒイラギに刺し餌の牡蠣の半貝を取られながらもひたすら手返しを繰り返します。潮の流れが左前方に強く流れ出します。潮が速く流れる時はヒイラギの反応が出る事は有りません。潮の流れがコロコロ変わりますので、魚達の反応が穂先に出たりでなかったりと目まぐるしく変わります。早い潮の時はポイントが大きく変わるためか穂先に殆ど反応が出ません。潮が緩んだ時がチャンスと思い、ひたすら落とし込みに専念します。10時45分頃、潮が緩んでいますので、穂先に神経を集中しながら刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。底付近に居ますヒイラギに突かれながら着底します。”コツコツコツ、フ〜…コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ、フ〜”ヒイラギアタリからチヌアタリに変わりました。穂先に負荷がなくなります。一呼吸間を置いて立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さの有る感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。小気味よい突込みで相手をしてくれます。間違いなくチヌの突込みです。小気味よい突込みでラインを引っ張り出されながらも徐々に浮かせます。強引な突込みで相手をしてくれます。チヌとのやり取りを楽しみます。徐々に浮かせます。海面直下に姿を現してからも反転を繰り返して相手をしてくれます。何とか海面に浮かせて無事タモに収まります。40ぐらいのチヌです。有り難い事です。

  

チヌがポロポロでは有りますが相手をしてくれていますので、集中力が落ちる事は有りません。穂先に神経を集中しながらひたすら手返しを繰り返します。ヒイラギも潮の流れや筏の位置の問題は有りますが、刺し餌の牡蠣の半貝に反応し続けてくれています。今日はフグの活性が余り良くないようです。1度だけ鈎ごと刺し餌の牡蠣の半貝を取られただけです。フグの活性が上がればチヌへの期待が高まるのですが、今日はフグの活性が余り良くないようです。時間がゆっくりと過ぎて行きます。11時10分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。相変わらず落とし込み途中で反応を示す魚は現れません。着底。反応が穂先に出ません。反応の出ない穂先を凝視していますと、”フ〜”穂先の負荷がなくなります。「これはチヌが銜えとる!〜」即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。このシャープな突込みは間違いなくチヌです。シャープな突込みで相手をしてくれます。チヌとのやり取りを十分に楽しんで、海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有り難い事です。

 

またまたチヌが来てくれましたので気分よく手返しを繰り返します。ヒイラギの反応も出たり出なかったりを繰り返しています。今日のチヌはヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで居る所に割り込んで来る事が多いようです。ヒイラギの反応にも神経を集中します。ひたすら落とし込みを続けます。竿先にポロポロと牡蠣を割って撒きます。11時20分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。途中からヒイラギに突かれながら着底します。着底。”コツコツコツ、フ〜、コツコツコツ、フ〜”ヒイラギに刺し餌の牡蠣が啄まれています。穂先の動きに神経を集中します。”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”ヒイラギと変わらない強さで刺し餌の牡蠣を啄んで来ます。徐々に啄みながら穂先を押え込んで来ます。「これはチヌやろ〜」竿を持つ手に力が入ります。穂先の動きに神経を集中していますと、一気に穂先が海面に突き刺さります。竿を持つ手に衝撃が伝わって来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”大合わせを入れると云うよりかは、勝手に乗って来たと云った方がふさわしいアタリです。即、立ち上がった分一気に底を切ろうとしたのですが、強烈な重さを伴った突込みをしゃがんで耐え続けます。間違いなくそこそこのチヌと思われます。筏のアンカーロープに向かって重さを伴った強烈な突込みで走り出します。竿で溜めて必死で耐えますが、ジリジリとラインを引っ張り出されます。このままではアンカーロープに巻き付いてしまいますので、竿で溜めて徐々に竿を起こして起こした分一気にラインを巻きます。何度かこの動作を繰り返しますと、チヌの突っ込む方向が前方に方向を変えて来ます。前方に方向を変えて来ましたが、強烈な重さを伴った突込みが弱まる事は有りません。ラインを巻けばまた引っ張り出される事を繰り返しながら徐々に浮かせます。ようやく海面直下に反転を繰り返しています白い大きな魚影が見えて来ます。「でっか!!!〜」反転を繰り返しますのでなかなか海面に浮かせません。何度も突っ込まれてヒヤヒヤしながらもようやく海面に浮かせてタモに収まります。50中ごろのチヌです。有り難い事です。

  

予想外の大型チヌが来てくれましたので俄然手返しにも力が入ります。ヒイラギに相手をして貰いながら手返しを繰り返します。12時頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込みます。ヒイラギに啄まれながら着底します。着底後もヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで居ます。”コツコツコツ、フ〜、コツコツコツ、フ〜”何時チヌアタリに変わるか分かりませんので穂先の動きに神経を集中します。”フ〜”穂先に負荷が急になくなります。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に重さが伝わって来ます。一気にラインを巻いて底を切ります。「う〜ん?〜」重さは感じますが突っ込みません。ラインを巻き続けます。海面に姿を現したのは良型のカレイでした。前回と同じく37cmのカレイです。前回放流したカレイかも知れません。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。昼ご飯を頂く前に、釣座位置付近にドバーと残りの牡蠣ゴミを撒いて置きます。天気も良く風も弱いですのでゆっくりと昼ご飯を頂きます。今日もカップラーメンとパンの昼ご飯です。今日は天気が良いので、途中から防寒着を脱いでの牡蠣チヌ狙いです。のんびりしながら筏の上での昼ご飯、最高です。

12時30分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。刺し餌の牡蠣の半貝をひたすら落とし込みます。ヒイラギの活性が少し悪くなって来たようです。刺し餌の牡蠣がなくなるまで啄まないようです。朝からヒイラギの活性が良くなったり悪くなったりしていますので、チヌの一瞬出る喰いっ気を見逃さない様に穂先の動きに神経を集中します。しかしチヌと思われる一瞬の反応が穂先に出る事は有りません。我慢我慢の落とし込みが続きます。1時30分前頃から刺し餌の牡蠣の半貝が、5ヒロ位の所で取られる事が頻繁に起こります。穂先に反応なく刺し餌の牡蠣の半貝を取られますので、最初はヒイラギと思っていたのですが、ヒイラギがこのタナまで上がって来る事は無いと思い、残るはチヌかも知れないと考えて、このタナを慎重に攻めて見る事にしました。刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に、1ヒロ、1ヒロ、落とし込みます。5ヒロ位まで落とし込んだ所でラインが止まります。このタナをキープしていますと、”ジビジビジビ、ジビジビジビ、ジビジビジビ”穂先に極弱い反応が出ています。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい重さを伴った感触が竿を持つ手に伝わって来ます。合わせを入れた瞬間に強烈な突込みが始まります。この感触は間違いなくチヌの感触です。下へ下へと重さを伴った強烈な突込みで相手をしてくれます。中層で掛け合せましたので早く筏から離さなければいけないのですが、下へ下へと突っ込んでいますので、出来るだけ竿を前に突出してチヌとのやり取りを行います。徐々にチヌが浮いて来ます。ある程度浮かせた所で左前方に向かって突っ込み出します。ヤレヤレです。チヌの強烈な重さを伴った突込みを楽しみながら浮かせます。海面直下で何度も突っ込まれてヒヤヒヤもので、ようやく海面に浮かせて無事タモに収まります。40後半のチヌです。有り難い事です。

  

チヌが少し浮いて居るようですので、落とし込む時にも今以上に神経を集中させて落とし込んで行きます。底から1ヒロ〜1ヒロ半に陣取っているヒイラギが、刺し餌の牡蠣の半貝を啄んだり啄まなかったりと活性が安定しません。底でも同じように活性が安定しません。刺し餌の牡蠣の半貝を魚達が啄んでくれないとチヌの活性も上がって来ません。イ貝を貝割り器で割って竿先に撒いたり、牡蠣を割って竿先に撒いたりするのですが、全体的に落ちた魚達の活性が上向いて来る事は有りません。今日は船頭さんに納竿時間を5時と伝えていますので、夕時合いを期待してひたすら手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が穂先になかなか出ません。4時頃から東方向の風が少し強めに吹き付けて来ます。筏が動いて魚達からの反応が遠ざかります。夕時合いの一発を期待してひたすら5時まで手返しを繰り返しましたが、残念ながら、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。

 

釣果:チヌ5枚 33.5cm 41cm 42cm 48.5cm 54cm