11月27日(火)    青井筏(晴れ)     中潮

何とかチヌの顔を拝みたいと、強欲な事を考えて今週も釣行する事にしました。釣行先は今回も青井の拓ちゃんの所でお世話になる事にします。今回もハゲとの乱打戦、消耗戦になると思いますが、無反応地獄よりましかと思いますので、1日かかり釣りを楽しみたいと思います。自宅を5時頃に出発します。今朝は濃霧が発生しています。国道の温度表示は6℃を表示しています。今朝も良く冷え込んでいます。今回もR9→R27→ウスイ釣具店さん→青井のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。ウスイ釣具店さんで、オキアミLL1パック、サナギ大1袋、サナギミンチ1袋、土大1袋、紀州釣り用ダンゴ1箱を購入します。6時45分頃にマル拓渡船さんの船着き場に到着します。既に先客さんの車が2台停まっています。荷物を車から降ろしている時に拓ちゃんが到着されます。お互いに朝の挨拶を交わします。渡船代3500円を支払います。拓ちゃんに手伝って貰って船に荷物を積み込みます。身支度を整えた後、私1人を乗せて出船です。

6時55分頃、青井筏群に到着します。既に何人かの釣り人さんが竿を出されています。拓ちゃんが船を着けられたのは、今回も西から1列目の北から3台目の筏です。3回連続で同じ筏に上がります。前日はボラが回っていたようですので期待が持てます。筏に上がり海の色を見ますと、何時もの青井の透明度の高い済んだ色をしています。ブイを見ますとイ貝が大きく成長しています。ハゲが大人しくなればイ貝の両貝でチヌを狙えそうです。南方向からの風が吹いていますので、防寒着を着用していますが、肌が露出しています顔や手がかなり冷たいです。先ずは何時ものダンゴ作りです。拓ちゃんからお借りした桶の中で、紀州釣り用のダンゴと土を混ぜ込みます。混ぜ込みが終わってから荷物の整理をして、ゆっくりと仕掛けの準備に取り掛かります。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

7時20分頃からダンゴチヌ狙いを開始します。先ずはオキアミとサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。”ツンツンツン、ツンツンツン”ハゲのダンゴを啄む反応が穂先に出ています。暫く静観していますと、ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。”コツコツ”オキアミが取られたようです。続けて”コツコツコツ”穂先を押え込まない反応が出ます。反応が出なくなりましたので穂先で聞いて見ますと、刺し餌のサナギの重さを感じ取る事が出来ません。ラインを巻き上げて確認します。鈎には何も残っていません。サナギにもコツコツとした少し強めの反応を出すようです。今回もかなりハゲの活性が高いようです。やはり今回も、乱打戦、消耗戦になりそうです。桶一杯のダンゴを使い切ってしまいそうです。

オキアミサナギ、オキアミコーン、サナギコーン、サナギ2ヶ付、コーンと刺し餌を変えながらひたすら手返しを繰り返します。しかしハゲの活性が落ちる事は有りません。すべて瞬殺状態です。サナギに対してもジビジビジビとした反応ではなく、コツコツコツとしたはっきりした反応が出ていますので、早朝からハゲの活性がかなり高い事を穂先に出る反応で知る事が出来ます。ボラのダンゴ突きが出れば刺し餌が少しの時間残ると思うのですが、ボラと思われるダンゴ突きが穂先に出る事は有りません。ダンゴが割れる瞬間の”コツコツ”と、少し強めの反応が穂先に伝わった瞬間に合わせを入れますと、ハゲが口掛して海面に姿を現します。やはり早朝からダンゴを啄んで居るのはハゲのようです。早くボラがダンゴを突いてくれる事を期待したいです。

ハゲに翻弄されながらのひたすら手返しを繰り返します。なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。これだけハゲの活性が高くても、チヌの喰いっ気が出ますと、割り込んで刺し餌を喰って来ると信じて手返しを繰り返します。8時15分頃、刺し餌のサナギコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。”ツンツンツン、ツンツンツン”ハゲがダンゴを啄んで居ます。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。”コツコツ、コツコツ、コツコツ”ハゲらしき反応が穂先に出ています。「う〜ん、ハゲにしてはしつこいな?〜」穂先の動きに神経を集中します。”グー!!!”穂先が一気に海面に突き刺さります。「きた〜〜〜!!!」即、大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴った心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。この手に伝わって来る感触は間違いなくチヌの感触です。一気に前に向かって走り出します。竿で溜めて耐えますがジリジリとラインを引っ張り出されます。ラインを引っ張り出されながらも強引に竿で溜めてラインを巻きます。またキツイ突込みでラインを引っ張り出されます。チヌの強引な突込みでなかなか竿下に寄せて来る事が出来ません。何度か同じ動作を繰り返しながらも徐々にチヌを寄せて来ます。久しぶりにチヌが強引な突込みで相手をしてくれます。ヒヤヒヤしながらもチヌとのやり取りを楽しみます。海面直下に白い魚影を確認します。間違いなくチヌです。海面で暴れられてヒヤッとしましたが、海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ごろのチヌです。有り難い事です。

チヌが来てくれましたので否応なしに手返しにも力が入ります。しかしハゲの高活性が衰える事は有りません。すべての刺し餌が瞬殺状態です。瞬殺状態ですが、チヌの喰いっ気のスイッチが入れば割り込んで来る事が分かりましたので、ひたすら手返しを繰り返して穂先の動きに神経を集中させます。9時30分頃からボラと思われるダンゴ突きの反応が穂先に出ます。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”穂先を大きく押さえ込む反応です。この反応は間違いなくボラのダンゴ突きです。ボラを掛けないように注意をしなくてはいけません。ひたすら手返しを繰り返します。10時15分頃、サナギコーンの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、グー”大きく穂先が押さえ込まれます。頭は待てと言っているのですが、身構えている腕が勝手に竿を突き上げてしまいます。”ガツン”竿を持つ手に重さが伝わって来ます。一気に前に向かって突っ込んで行きます。竿で溜めて強引に起こします。竿を起こした時の感触は間違いなくボラです。掛けてはいけないボラを掛けてしまいました。ボラの強引な走りに付き合わされて腕がパンパンです。ようやく海面に浮かせて無事タモに収まります。大ボラです。ボラを掛けてしまいましたので、ボラのダンゴ突きがなくなるのではと心配しましたが、次の1投にもダンゴ突きが出ましたので一安心です。10時30分にも刺し餌を引っ手繰られての合わせでボラを掛けてしまいます。困った爺さんです。11時頃からボラやハゲの活性が少し落ちて来ます。ボラのダンゴ突きの間隔が長くなってしまいます。ダンゴを突いたり突かなかったりと安定しません。ハゲもコツコツアタリからジビジビジビアタリに変わって来ました。ひたすら手返しを繰り返します。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日も助六寿司の昼ご飯です。天気も良くのんびりと頂ます。

12時15分頃から午後のダンゴ釣りを開始します。手返しを繰り返しますが、ハゲやボラの活性が上がって来る事は有りません。ハゲのジビジビジビアタリに少々イラッとします。やはりコンコンコンとした強めの反応で相手をして欲しいものです。ボラもダンゴを突いたり突かなかったりと相変わらず安定しません。チヌの喰いっ気が出てくれる事を期待して手返しを繰り返します。1時30分頃、またまたハリスダンゴでの強い反応で合わせを入れてボラを掛けてしまいます。学習能力のない爺さんです。困った事です。ハゲのイライラするような反応ですが、サナギの欠片が残り出しましたので、チヌの喰いっ気が出ればチャンス大ですので、1投毎に穂先の動きに神経を集中します。しかしチヌと思える反応がなかなか穂先に出ません。ボラもダンゴが割れるまで突く事は有りません。夕時合いを期待して手返しを繰り返します。4時30分の納竿時間まで手返しを繰り返しましたが、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。今日も3尾のボラを掛けてしまいました。学習能力に欠ける困った爺さんです。まだまだ修行が足らないようです。

釣果:チヌ1枚 44.5cm