9月25日(月)    上佐波賀筏(晴れ)    中潮

なかなか思い描いていますダンゴ釣りが出来ません。ボラがガンガンダンゴを突いてくれるダンゴ釣りを期待しているのですが、ボラが此方の思うような動き方をしてくれません。不完全燃焼的な釣行が続いています。釣行先に悩みます。悩みに悩んで今回は上佐波賀に釣行する事にしました。ボラのダンゴ突きは期待薄ですが、魚影の濃いかかり釣り場ですので、私の腕でもチヌの顔を拝めるのではないかと云う事が釣行理由です。自宅を3時10分頃に出発します。国道の温度表示は15℃を表示しています。今回はR9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→上佐波賀のルートで車を走らせます。今回も濃い霧が立ち込めている中を出発します。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんでオキアミLL1パック、サナギ小1袋、丸貝小1袋、、土中1箱、氷小を購入します。5時10分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。1台も車が停まっていません。身支度を整えて、荷物を船に積み込んでおきます。船頭さんが来られるまで車の中で体を休めます。6時前に船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000円を支払います。私1人を乗せて出船です。

6時頃に上佐波賀筏群に到着します。何時もの4番筏に上がります。筏に上がり海の色を見ますと、湾奥の筏にしてはかなり透明度が高いです。この透明度の良さが気になります。今年はケムシが湧いていませんので、かかり釣りに集中する事が出来ます。有り難い事です。牡蠣掃除をされたのか、筏の上にはイ貝が散らばっています。殆ど中身のないイ貝です。重さの有るイ貝を少しだけ拾い集めて、釣座位置の北向き側にパラパラと撒いて置きます。イ貝を撒き終えてから身の回りの整理をして、ゆっくりと仕掛けの準備に取り掛かります。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

 

6時20分頃からスタートします。先ずは丸貝を刺し餌にして落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、落とし込み途中での反応なく着底します。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。上下の誘いを掛けますが、刺し餌の丸貝に反応を示す魚は居ません。しつこく誘いを掛けますが反応が出ません。次はオキアミを刺し餌にして落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込みますが、刺し餌のオキアミに反応を示す魚は出て来ません。着底。静観しますが反応が出ません。誘いを掛けますと”コツコツ・・コツコツ・・”少し強い反応で刺し餌のオキアミを取られます。次はサナギを刺し餌にして落とし込んで見ます。相変わらず落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。静観と誘いを掛けますが、刺し餌のサナギに反応を示す魚が現れる事は有りません。スーパーで購入したコーンを刺し餌にして落とし込みますが、丸貝、サナギと同じで、コーンに興味を示す魚は居ないようです。海の状況が有る程度分かりましたので、魚達の活性を上げるためにダンゴ釣りに移行します。

7時頃からダンゴ釣りを開始します。今日は誘いを掛ければオキアミに反応を示しますので、主にオキアミを刺し餌にして、サナギ、コーンを抱き合わせます。先ずはオキアミとサナギの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包み投入します。着底。ダンゴを突く反応が出る事は有りません。ダンゴが自然に割れて刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせが飛び出します。暫く静観しますが穂先に反応が出ません。誘いを掛けますと”コツコツ・・コツコツ・・”少し強めの反応でオキアミを取られます。まだサナギが残っていますので穂先の動きに神経を集中します。”ジビジビジビ・・・ジビジビジビ・・・”極弱い反応が穂先に出ています。しかし、穂先が押さえ込まれる事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。数か所サナギに穴が開いています。どうやら竿下にはハゲも居るようです。オキアミとコーンの抱き合わせをダンゴに包み投入しますが、オキアミは取られますがコーンは無傷で上がって来ます。刺し餌をローテーションしながら手返しを繰り返します。

手返しが効いて来たのか、サナギやコーンが齧り出されます。9時頃に17番筏に1人、釣り人さんが上がられます。ここのシステムがいまいち良く分かりません。手返しを繰り返します。時々、”コツコツコツ、キューン”派手な反応から軽い感じの穂先の押さえ込みで合わせを入れますと、チャリコが鈎掛して海面に姿を現します。少し重さの有る押え込みでハタが鈎掛して海面に姿を現します。ようやく餌取り達の活性が上がって来たようです。特に前回の青井でもそうでしたが、時間が立つにつれてチャリコとハタの活性が上がって来ます。しかし、狙いのチヌからの反応が穂先に出る事は有りません。ひたすら手返しを繰り返していますと、上層に魚影がチラホラ見え出します。コノシロと思っていたのですが、10時前に、落とし込み途中で穂先をひったくる反応で合わせを入れますと、海面に鈎掛してウグイが姿を現します。上層を泳ぐ魚影はウグイの群れのようです。落とし込みが少々厳しくなって来ました。

ボラのダンゴ突きが出る事無く寂しいダンゴ釣りが続きます。上佐波賀ではボラのダンゴ突きを期待出来ませんので致し方が有りません。まだチャリコやハタが相手をしてくれるだけ有り難いです。粘り強く手返しを繰り返します。11時15分頃、サナギとコーンの抱き合わせを刺し餌にしてハリスダンゴで投入します。着底。”ゴツゴツゴツ、グー”穂先が強く押さえ込まれます。即、大合わせを入れます。チヌと思って大合わせを入れましたが凄く軽いです。海面に姿を現したのはチャリコでした。紛らわしい反応でした。11時30分頃、オキアミとコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴが自然に割れて刺し餌のオキアミとコーンの抱き合わせが飛び出します。”コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだコーンが残っていますので誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底寸前に”コツコツ、グー”穂先を強く押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。何か鈎掛しました。チャリコやハタではないようです。海面に姿を現したのはウグイでした。ガックリです。

丸貝をポロポロと撒いていますので、時々、丸貝を刺し餌にして落とし込みますが、刺し餌の丸貝に反応を示す魚はまだ出て来ていないようです。引き続きポロポロと丸貝を撒き続けます。なかなかチヌが口を使ってくれません。悪い頭で色々と試して見ますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。11時45分頃、刺し餌のオキアミとコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴが自然に割れて刺し餌のオキアミとコーンの抱き合わせが飛び出します。”コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだコーンが残っていますので穂先の動きに神経を集中します。しかし、穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込みます。ボチボチ着底するころと思っていますと、”コンコン、グー”強い反応で大きく穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴った心地よい感触が竿を通して伝わって来ます。この重さ、この突込み、間違いなくチヌです。立ち上がった分、一気にラインを巻いてチヌを浮かせます。このポイントは底の方に浮遊するラインやロープの障害物が有りますので、ある程度の層まで一気に浮かせないと、障害物の餌食になりますので、強引に一気に浮かせます。有る程度浮かせた所でチヌとのやり取りを楽しみます。チヌの強引な突込みの時は少しラインを出していなします。チヌとのやり取りを十分に楽しんで、海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ごろのチヌです。有り難い事です。

行き成りチヌが刺し餌を喰って来ましたのでビックリしました。やはり集中力を常に維持していなくてはいけないようです。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日も何時もの助六寿司です。筏に座り込んでゆっくりと頂ます。凄く良い天気です。風がなくなれば暑いくらいの天気です。17番の釣り人さんを見ますとかかり釣りに集中されています。のんびりと17番の釣り人さんを見ながら昼ご飯を頂きます。食べながら昼からのかかり釣りをどのように組み立てるか考えますが、悪い頭では良い知恵が浮かんで来ません。私に出来る事は集中力をいかに切らさないかというくらいです。

12時20分頃からかかり釣りを再開します。昼からもオキアミを主にサナギやコーンを抱き合わせにしての手返しを繰り返します。手返しを続けますが、午前中居たウグイの群れが見当たりません。何処かに行ってしまったようです。試しにオキアミとサナギの抱き合わせを刺し餌にして落とし込んで見ます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせを触って来ません。着底寸前”コツコツ”少し強めの反応でオキアミを取られたようです。まだサナギが残っていますので誘いを掛けます。穂先を見ますと”ジビジビジビ…ジビジビジビ…”極弱い反応が穂先に出ています。ハゲがサナギを啄んで居るようです。弱い反応が無くなりましたのでラインを巻き上げますと、サナギが綺麗に皮だけになっています。時々、強い反応でチャリコやハタが刺し餌を銜えて海面に姿を現します。しかし、チヌと思われる反応が穂先に出る事無く時間だけが過ぎて行きます。

夕時合いを期待して手返しを繰り返します。3時過ぎ、サナギとコーンの抱き合わせを刺し餌にしてハリスダンゴを投入します。着底。”ゴツゴツゴツ、グー”強い反応で穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。ガツンと衝撃が伝わって来ると思ったのですが軽いです。海面に姿を現したのはチャリコでした。またまた紛らわしい反応です。徐々に魚達の活性が落ちて来たのか、サナギやコーンが無傷で上がり出します。夕時合いを期待しているのですが、魚達の活性が落ちて行く事は痛いです。手返しを早めて魚達の活性が落ちて行くのを少しでも食い止めようとしますが、どうやら無駄な抵抗のようです。オキアミも無傷で上がり出します。何とかもう1枚と強欲な事を考えて手返しを繰り返しましたが、5時の納竿時間までに、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。17番の釣り人さんも、良型含みで2枚のチヌを上げて居られました。ボラガンガンのダンゴ釣りをしたいものです。

 

釣果:1枚 46.5cm