9月13日(水) 上佐波賀筏(晴れ) 小潮
前回の青井でチヌの顔を拝む事が出来ませんでしたので、何とかチヌの顔を拝みたいと釣行先を色々と考えて見ましたが、なかなか触手が動く釣行先が見つかりませんでしたので、通いなれた釣行先の上佐波賀で遊ばせて頂く事にしました。自宅を3時頃に出発します。国道の温度表示は18℃を表示しています。今回はR9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→上佐波賀のルートで車を走らせます。今回も観音峠辺りから濃い霧が立ち込めています。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんでオキアミLL1パック、サナギ小1袋、丸貝小1袋、、土中1箱、氷中を購入します。5時頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。1台も車が停まっていません。出船まで時間が有りますので車の中で体を休めます。6時20分頃、2台の車が到着します。車から出て荷物を船に積み込む準備をします。到着された釣り人さんとお互い朝の挨拶を交わします。2人組の釣り人さんは以前ここ上佐波賀でお会いした釣り人さんです。6時前に船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000円を支払います。私を含めて4人の釣り人さんを乗せて出船です。
6時過ぎに上佐波賀筏群に到着します。先ずは私が4番筏に上がります。次に1人で来られた釣り人さんが3番筏に上がられます。2人組の釣り人さんは、下佐波賀に設置されています乗り筏に向かわれます。現在2台の乗り筏が有るそうです。筏に上がり先ずはケムシチェックです。ケムシが湧いていません。有り難い事です。次に海の色を見ますと、湾奥の筏にしてはかなり透明度が高いです。この透明度の高さが良い方に出るか悪い方に出るかは分かりませんが、1日かかり釣りを楽しみたいと思います。ブイには全くイ貝が付いていません。釣座位置を何時もの北向きに構えます。身の回りの整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備に取り掛かります。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り 3B 0.5号 鈎 海津12号)
6時20分頃からスタートします。先ずは魚の活性を見るために、丸貝を刺し餌にして落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込みます。落とし込み途中での反応なく着底します。誘いを掛けますと”ツン・・ツン・・ツン”丸貝を啄む反応がでます。穂先を押え込んで来る反応を待ちますが、穂先が押さえ込まれる事は有りません。餌取り達が啄んで居るのだと思います。ラインを巻き上げて確認しますが、刺し餌の丸貝が無傷で鈎についています。次にサナギを刺し餌にして落とし込んで見ます。着底と同時に”コツコツ、コツコツ、コツコツ”刺し餌のサナギを啄んで居ます。暫らく放置していますとサナギを取られてしまいます。次にスーパーで購入したコーンを刺し餌にして落とし込みます。着底後直ぐに”コツコツコツ、クー”軽い感じで穂先を押え込んで来ます。即、合わせを入れます。何か鈎掛しました。この感触はチャリコの感触です。海面に姿を現したのはやはりチャリコでした。餌取り達の活性がかなり高いようですので、オキアミを刺し餌にしての落とし込みは止めて置きます。
6時40分頃からダンゴ釣りを開始します。今日はオキアミを抱き合わせ用に使用する事にします。先ずはオキアミとサナギの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを突く反応が出ません。ここ上佐波賀でボラのダンゴ突きを見た事が有りませんので、ダンゴに反応するアタリが出ないのは当然と云えば当然かも知れません。ダンゴが自然に割れます。”コツコツ”オキアミが取られたようです。まだサナギが残っている筈ですので、穂先の動きに神経を集中します。”コツコツ・・コツコツ・・コツコツ”穂先が押さえ込まれる事無く刺し餌のサナギを取られたようです。次はオキアミとコーンの抱き合わせを刺し餌にして投入します。やはりオキアミとサナギの抱き合わせと同じく、オキアミは瞬殺状態でコーンは少し時間は掛かりますが、サナギ同様に餌取り達の猛攻でサナギより早くなくなります。餌取り達の活性が非常に高いですので自然と手返しが早まります。丸貝のステージを作るために、ダンゴでの手返しの合間に丸貝をポロポロと撒き続けます。餌取り達に負けじとひたすら手返しを繰り返します。
なかなかチヌらしき反応が穂先に出ません。ふと足元を見ますと、大きな魚影が1ヒロ位の海面下に見えます。ボラと思ったのですが、よくよく見ますとデッカイチヌが、ダンゴからこぼれ落ちるサナギやコーンを喰っています。試しにコーンを刺し餌にして落とし込んで見ますが、パラパラと撒いたコーンは喰いますが、刺し餌のコーンは喰う事無く、刺し餌のコーンの周りをぐるぐると回っています。チヌが違和感を感じているのは確かです。時々、気になってサナギやコーンを刺し餌にして試して見ますが、刺し餌を喰ってくれる事は有りません。しかし、このデッカイチヌは何処かに行く事無く、納竿時間まで足元をウロウロしていました。気が散ってなかなか穂先の動きに集中できませんでした。まだまだ修行が足らないようです。
出来るだけ足元のチヌを見ない様にして手返しを続けます。時々、チャリコ、ハタ、フグ、ヒイラギ、アジが相手をしてくれます。特にチャリコとハタの活性が高いようです。3番筏の釣り人さんと情報を交換しながらかかり釣りを続けます。チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。ひたすら手返しを繰り返します。8時20分頃、オキアミとサナギの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包み投入します。着底。相変わらずダンゴを突く反応が出る事は有りません。ダンゴが自然に割れて刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせが飛び出します。”コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギが残っている筈ですので、穂先の動きに神経を集中します。穂先に反応が出ませんので誘いを掛けますと、”コツコツコツ、クー”穂先を押え込んで来ます。即、合わせを入れます。何か鈎掛しました。感触からチャリコと思ったのですが、海面に姿を見せてくれたのは小チヌでした。無事タモに収まります。今年初めての小チヌです。相手をしてくれた事に感謝したいです。有り難い事です。
小チヌとは云へ、チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし、足元でチョロチョロしているデッカイチヌが気になって仕方が有りません。見ない様にして手返しを繰り返しますが、如何してもダンゴを投入する時に目に入ってしまいます。困った事です。チャリコ、ハタに相手をして貰いながらかかり釣りに集中します。忘れない様に丸貝もポロポロと撒き続けます。10時25分頃、朝から丸貝をポロポロと撒き続けていますので、試しに丸貝を刺し餌にして落とし込んで見ます。落とし込み途中で穂先に反応が出る事は有りません。着底。”コツコツコツ、グー”着底と同時に丸貝を銜えて来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が竿を通して伝わって来ます。この突っ込みの感触は間違いなくチヌの感触です。余り大きくはないようですが、元気に相手をしてくれます。チヌの突込みを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有り難い事です。尾びれが切れたチヌです。
丸貝のステージ作りが上手くいったようです。丸貝をポロポロ撒きながらかかり釣りを続けます。1投毎に刺し餌を取られますので、集中力が途切れる事は有りません。しかし、数釣りサイズのチヌですので、連続で刺し餌を喰って来てもおかしくないのですが、チヌからの反応が非常に遠いです。たぶん腕の問題だと思います。どのような状況でも穂先にチヌアタリを出せる釣り人になりたいものです。ひたすら手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。今だボラのダンゴ突きが出る事は有りません。ボラ数尾が上層をウロウロしているのですが、底に降りる気配は全く有りません。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日も助六寿司の昼ご飯です。ゆっくりと頂ます。風が止まるとまだまだ日差しは強烈です。麦わら帽子をかぶって来て正解でした。サヨリの群れが海面直下をウロウロしています。
12時15分頃からかかり釣りを再開します。午前中と同じく抱き合わせの刺し餌で手返しを繰り返します。昼からも、チャリコ、ハタ、ヒイラギが刺し餌を銜えて海面に姿を現します。餌取り達の活性は高いのですが、狙いのチヌの活性が上がって来ないようです。悪い頭をフル回転させながら手返しを繰り返します。2時頃からサナギが反応なく取られ出します。おそらくハゲの活性が上がって来たのだと思われます。反応なく刺し餌を取られますので少々イライラしてしまいます。まだまだ修行が足らないようです。ひたすら手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。
2時30分頃、3番筏の釣り人さんが上がられます。30くらいのチヌが1枚上がったとの事でした。お疲れ様でした。残り二時間半、1人になりましたが、夕時合いを期待して手返しを繰り返します。4時を回りますとサナギが無傷で上がり出します。ハゲの活性が落ちて来たようです。チャンスかも知れないと思い手返しにも力が入ります。徐々に納竿時間の5時が迫って来ます。少々焦り気味に手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が出る事は有りません。船頭さんが道路側の筏に船を走らせておられます。時間を見ますと5時少し前です。残念ですがこれで竿を納める事にします。今回もなかなかこちらが考えているダンゴ釣りをさせて貰えませんでした。何とか納得のいくダンゴ釣りをしたいものです。
釣果:1枚 32.5cm
(小チヌ:1枚 28.5cm)