7月6日(木) 上佐波賀筏(晴れ) 中潮
前回の釣行で肩を痛めてしまい、リハビリに努めていたのですが、肩のリハビリ中にバセドウ病が再発してしまいましたので、暫く安静にしていたのですが、何時ものかかり釣りの虫が騒ぎだして来ましたので、まだ肩は痛むのですが釣行する事にしました。後々えらい目に遭う事を、この時点では考えもしませんでした。今回はイ貝チヌ狙いで上佐波賀に釣行する事にしました。自宅を3時15分頃出発します。国道の温度表示は19℃を表示しています。今回はR9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→上佐波賀のルートで車を走らせます。霧が出ていますので安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんで、サナギ小1袋、コーン1袋、カニ10匹、氷中を購入します。5時10分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんは居られないようです。6時出船ですので、車の中で船頭さんが来られるのを待ちます。5時30分過ぎに1台車が到着します。車の外に出て到着された釣り人さんを見てビックリです。岡本さんの所で良くお会いした五目釣りの常連さんです。前回の釣行では何時もの常連さんにお会いして、今回は何時もの五目釣りの常連さんにお会いするとはビックリです。お互い朝の挨拶を交わした後、暫し雑談に花を咲かせます。6時前に船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。どの筏にするか迷いましたが、五目釣りの常連さんが3番筏に上がられますので、牡蠣チヌで良い目をさせて頂いた4番筏に上がる事にしました。五目釣りの常連さんは1時に上がられますので、私は一応4時に上がる事を伝えます。全く反応が無ければ私も1時に上がる事にします。渡船代3000円を支払います。五目釣りの常連さんと私を乗せて出船です。
6時頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは私が4番筏に上がります。続いて五目釣りの常連さんが3番筏に上がられます。今日はアジを狙われるそうです。筏に上がり海の色を見ますと、キツイ濁りは解消されたようで、濁りが取れて行く段階で薄く濁りが入った色をしています。筏には牡蠣が吊るして有ります。冬場に牡蠣チヌを狙う事が出来そうです。先ずはブイに付いていますイ貝を取って、北向きの釣座位置付近にパラパラと撒いてから、身の回りの片付けを行います。前の筏と筏を繋いでいますロープが、海中に浸かって居る所にイ貝が付いていますので、このイ貝を喰いに来ているのか、バシャバシャと良型以上の複数枚のチヌが海面で平を打っています。チヌが浮いているようです。こちらの筏下にもチヌが居る事を期待して、ゆっくりと仕掛けの準備に取り掛かります。(タックルは竿 1.36m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 0.8号 鈎 海津12号 16号)
6時20分頃からかかり釣りをスタートします。刺し餌のイ貝を慎重に落とし込んで行きます。1ヒロ、1ヒロ、落とし込んで行きますが、途中で反応を示す魚は居ないようです。チヌが浮いている事を期待したのですが、残念ながら反応なく着底します。暫く静観しますが、反応が穂先に出ませんので誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込んで行きます。着底。反応が穂先に出ません。静観と誘いを掛けますが、刺し餌のイ貝に興味を示す魚は居ないようです。パラパラとイ貝を竿先に撒きながら、再度、イ貝を取り換えて落とし込みます。しかし、魚達が刺し餌のイ貝に反応を示す事は有りません。粘り強く手返しを繰り返しますが、全く穂先に反応が出る事は有りません。少し釣座位置を離れて筏周りを探って見る事にします。彼方此方ウロウロとしますが、刺し餌のイ貝を触って来る魚は居ません。困った事です。釣座位置に戻りひたすら落とし込みに専念します。刺し餌をカニ、サナギ、コーンと取り換えますが、刺し餌に反応する魚は出て来ません。7時10分頃、刺し餌のイ貝を落とし込みますが、着底後穂先に反応が出ませんので、上下の誘いを頻繁に掛けていますと、”ジビジビジビ、フ〜”穂先に負荷がなくなります。合わせたい気持ちを抑えて次の反応に備えて身構えます。”グー”穂先が大きく押さえ込まれます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”グゥ〜ン”合わせた瞬間に穂先が跳ね上がります。「あちゃ〜、やっても〜た!〜」1枚目をバラシてしまいました。合わせが早かったようです。ガックリです。その後も反応が出る事無く時間だけが過ぎて行きます。8時50分頃、着底した刺し餌のイ貝を上下に誘っていますと、”コツコツコツ、フ〜”穂先に負荷がなくなる反応が出ます。竿を持つ手に力が入ります。”グー”大きく穂先が押さえ込まれます。先ほどより大きく穂先が押さえ込まれたのを確認して、立ち上がって大合わせを入れます。”グゥ〜ン”掛け合わせた瞬間から重さを伴ったキツイ突込みが始まります。突っ込みがキツイ時は少しラインを出していなします。キツイ突込みに耐えながら徐々に浮かせます。肩が悲鳴を上げています。もう少しでチヌが見えて来ると思われる所で穂先が跳ね上がります。「あちゃ〜、またまたやっても〜た!〜」合わせに違和感が有りましたので、おそらく合わせが完全に出来ていないのだと思われます。ガツンと振り抜いた感じが有りません。ラインを引っ張って合わせを入れている感じです。竿を振り上げる時に力が入っていないのだと思われます。やはりまだ釣行するには早すぎたようです。
来た以上は何としてもチヌの顔を見たいと、痛む両方の肩をかばいながらひたすら落とし込みを続けます。しかし、刺し餌をサナギ、コーン、カニ、イ貝と取り換えますが、穂先に反応が出る事は有りません。10時20分頃、刺し餌のイ貝を落とし込みます。底での反応が出ませんので、ひたすら上下の誘いを掛けていますと、”コツコツコツ、フ〜”穂先に負荷がなくなります。次の反応に対処するべく身構えていますと、”グ〜”大きく穂先を押え込んで来ます。肩の事を考えて、竿を持つ手に重さが乗って来るまで待ってから合わせを入れようと身構えていますと、穂先が元の状態に戻ってしまいます。慌ててラインを巻き上げますと綺麗に刺し餌のイ貝がなくなっています。「あちゃ〜、今度は待ち過ぎたか!〜」肩が痛くても、次は何時もの合わせのポイントで合わせを入れようと手返しを繰り返します。チヌが喰って来るのはイ貝のようですので、主にイ貝を刺し餌にして手返しを繰り返します。ポロポロと竿先にイ貝を撒きながらチヌからの反応を待ちます。前の筏を繋いでいますロープの所では、相変わらずチヌがバシャバシャと海面でひらを打っています。12時頃、ボチボチ昼ご飯を頂こうと思って、午前中最後の刺し餌のイ貝を落とし込みます。徐々に刺し餌のイ貝を落とし込んで行きます。6ヒロ位まで落とし込んだ所で、”コツコツコツ、グー”穂先を大きく押さえ込んで来ます。竿を持つ手に重さが乗って来た所で、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”衝撃が竿を持つ手に伝って来ます。「イタ!〜」肩が凄く痛いです。痛みを我慢してチヌとのやり取りを開始します。体力が回復して来たのか、チヌの突込みが重さを伴って強烈です。チヌの強烈な突込みをいなしながら徐々に浮かせます。海面近くになっても強烈な突込みが弱まる事は有りません。四苦八苦しながらやり取りを続けます。ようやく海面直下に魚影が見えて来ました。見えてからも筏の中に向かって強烈に突っ込んで行きます。竿で溜めて耐えながら筏の中から引っ張り出します。ようやく海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ごろのチヌです。有り難い事です。
チヌが来てくれましたので、昼ご飯はもう少し先にします。12時15分頃、8ヒロ位まで刺し餌のイ貝を落とし込んだ所で、”グー”行き成り穂先が大きく押さえ込まれます。重さが竿を持つ手に乗って来た所で、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴った強烈な突込みで相手をしてくれます。肩の痛みを我慢してやり取りを開始します。強烈な重さを伴った突込みをいなしながら徐々に浮かせます。浮かせてくる途中で、一段と重さが竿に乗って来ます。どうやら下に沈んでいますロープと思われる物に引っ掛かったようです。何度も鈎を取られますので、潮の動きによっては少し浮き上がるのかも知れません。少し強引に竿で溜めてラインを少し巻いた所で穂先が跳ね上がります。仕方が有りません。障害物が有るからチヌが寄って来ると前向きに考えて手返しを続けます。12時35分頃、9ヒロ位まで刺し餌のイ貝を落とし込んだ所で、大きく穂先を押え込んで来ます。重さが乗って来た所で立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”強烈な衝撃が竿を持つ手に伝わって来ます。重さの乗った強烈な突込みに耐えながら、チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。かなり海面近くまで浮かせて来た所で急に穂先が跳ね上がります。鈎ハズレのバラシです。「アチャ!〜、合わせが弱いんかな?〜」ガックリです。ここで昼ご飯を頂く事にします。今日も助六寿司とパンの昼ご飯です。ゆっくりと頂ます。五目釣りの常連さんがテンポよくアジを上げて居られます。まだチヌが来そうな気がしますので、当初の予定通り納竿時間を4時とする事にします。1時頃、五目釣りの常連さんが上がられます。「暑い中、お疲れ様でした」
1時15分頃、イ貝ダンゴを試したくて刺し餌をイ貝ダンゴにします。途中での反応なく着底します。穂先を見つめていますと、”コツコツコツ、コツコツコツ”極弱い反応が出ています。イ貝ダンゴは初めてですので合わせ所が良く分かりません。穂先の動きに神経を集中していますと、”クー”穂先が少し押え込まれます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”グゥ〜ン”ラインを引っ張るような感触で鈎掛します。強烈な重さを伴った突込みが始まります。必死で耐えますがラインをジリジリと引っ張り出されます。何とか突込みに耐えて徐々に浮かせます。浮かせている途中でまたまた急に穂先が跳ね上がります。鈎ハズレのバラシです。気を取り直してかかり釣りを続けます。1時30分頃、刺し餌のイ貝を1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。5ヒロ位まで落とし込んだ所で、”コツコツ、クー”穂先を大きく押さえ込んで来た所で、立ち上がって大合わせを入れます。重さが乗って来ると思ったのですが竿が空を切ります。合わせのタイミングが合わなかったようです。1時35分頃、鈎掛していませんので、チヌがまだ竿下に居る事を期待して落とし込みを続けます。徐々に落とし込んで行きます。6ヒロ位まで落とし込んだ所で、”コツコツコツ、グー”大きく穂先を押え込んで来ます。やっぱりまだ竿下に居たようです。重さが乗って来た所で立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い衝撃が竿を持つ手に伝わって来ます。キツイ突込みに耐えながら徐々に浮かせます。少しチヌの突込みに慣れて来たのか、やり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。このチヌも含めてどのチヌも体力が回復して来たのか元気が良いです。海面近くでも突っ込む事を止めません。最後まで相手をしてくれます。海面に浮かせて無事タモに収まります。40くらいのチヌです。有り難い事です。
バラシの連続でしたが、ようやく2枚めのチヌの顔を拝む事が出来ました。ヤレヤレです。主にイ貝を刺し餌にして落とし込みを続けます。反応が出ませんが、竿先にパラパラとイ貝を撒きながら、チヌからの反応を待ちます。2時25分頃、着底しても刺し餌のイ貝に反応を示しませんので、上下の誘いを頻繁に掛けていますと、”クー、クー”極弱く餌取りのような反応で穂先が押さえ込まれます。「う〜ん?、餌取りかいな?〜」竿を持ち上げますとイ貝の重さが乗って来ません。慌ててラインを巻き上げますと、綺麗に刺し餌のイ貝が取られています。餌取りのような反応で刺し餌のイ貝を取られました。今日はイ貝を刺し餌にした時、穂先に出る反応は全てチヌのようです。3時前、着底した刺し餌のイ貝を頻繁に上下の誘いを掛けていますと、着底寸前に”クー”と、穂先を少し押え込んで来ます。もう少し穂先を送り込んでから合わせを入れようと、穂先を反応に合わせて送り込んで居た所、穂先の押さえ込みが途中で止まってしまいます。穂先を送り過ぎたようです。肩の事を考えてどうしても送り過ぎてしまいます。気持ちを切り替えて落とし込みます。3時過ぎ、刺し餌のイ貝を落とし込みます。途中での反応なく着底します。しつこく上下の誘いを掛けていますと、”コツコツコツ、グー”大きく穂先を押え込んで来ます。竿を持つ手に重さが乗って来た所で、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴ったキツイ突込みが竿を持つ手に伝わって来ます。重さを伴ったキツイ突込みを竿で溜めて耐えますが、ジリジリとラインを引っ張り出されます。ラインを引っ張り出されながらも徐々に浮かせます。少し浮かせた所でまたまた重さが乗って来ます。底のロープ状の物に引っ掛かったようです。少しラインを巻いた所で穂先が跳ね上がります。ガックリです。気持ちを落ち着かせながら落とし込みを続けます。3時35分頃、着底後、刺し餌のイ貝を頻繁に誘い上げていますと、”クー”と、極弱い反応でほんの少し穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”衝撃を伴った心地よい感触が伝わって来ます。チヌのキツイ突込みに耐えながら徐々に浮かせます。釣座前の底に沈んでいますロープ状の物が気になりますので、東端まで移動してやり取りを続けます。チヌが徐々に浮いて来ます。海面近くまで浮かせた所で、突っ込む方向を3.5番筏と4番筏の間に突っ込んで行きます。徐々に4番筏の東端に吊るして有ります牡蠣ロープに突っ込んで行きます。ラインを巻いていますと重さが乗って来ます。牡蠣ロープに引っ掛かったようです。牡蠣ロープの所まで行きラインを外します。ラインを外しても直ぐに隣の牡蠣ロープに引っ掛かってしまいます。この牡蠣ロープも外しましたが、また隣の牡蠣ロープに引っ掛かってしまいます。海面直下までチヌを浮かせていますので、チヌの姿を見ながらのやり取りです。南端の牡蠣ロープにチヌが海面まで浮いて引っ掛かっています。ここまでタモを持って来ていませんので、どうするか考えながらラインを外しに掛かります。ラインを持ってチヌを回し掛けた所で、チヌがバシャと暴れてラインが切れてしまいます。良型チヌでしたので残念です。ガックリしながらふと手を見ますと、小指から出血しています。どこで切ったのか分かりませんが、かなり出血して血が止まりません。バンドエイドを3枚重ねにしてようやく止血する事が出来ました。出血していますので、残念ですがこれで納竿する事にします。今日はバラシのオンパレードで、ポイントを荒らしてしまい申し訳ない事をしてしまいました。まだまだ修行の足らない、下手くその爺さんですのでお許し願います。肩やバセドウ病のメンテをしてから、再度、挑戦したいと思います。
釣果:チヌ2枚 41.5cm 46cm