3月23日(木)    上佐波賀筏(曇り後晴れ)    若潮

前回の釣行の翌日の土曜日に、上佐波賀をHGにされているまこちゃんさんが、50上を3枚含んでの11枚の好釣果をたたき出されます。さすがまこちゃんさんです。「爺さんの釣行記を参考にさせて頂きました」と、うれしい言葉を頂きます。少しでも皆様に、舞鶴湾でのかかり釣り情報をお知らせ出来ればと始めたHPですので、まこちゃんさんのように云って頂くと、凄く励みになります。有り難い事です。今年は体調も元の状態に戻り、バセドウも寛解状態で推移していますので、体力的な面ではあまり無理は出来ませんが、今年はかかり釣りを大いに楽しみたいと思っています。調子に乗って今週も釣行する事にしました。自宅を4時頃出発します。国道の温度表示は1℃を表示しています。徐々に朝の気温も上がって来ました。今回もR9→R27→上佐波賀のルートで車を走らせます。早朝にもかかわらず、パトカーが小道に隠れて張っています。安全運転で舞鶴を目指します。何時ものコンビニで、昼食用のパンとカップラーメンと氷を購入します。5時40分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台停まっています。先客さんとお互い朝の挨拶を交わします。身支度を整えながら先客さんと雑談を交わします。先客さんと話をしていて、筏がダブルブッキングしている事が分かりました。通常もめるのですが、先客さんは話の分かる常識を持ち合わされた釣り人さんで、今回は予約順で決める事を提案されます。私は火曜日に予約、先客さんは水曜日に予約、今回は私が4番筏に上がります。先客さんは3.5番筏に上がられます。6時25分頃、船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000円、バケツ2杯分の牡蠣代2000円を支払います。先客さんと私を乗せて出船です。 

6時35分頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは私が4番筏に上がります。続いて先客さんが3番筏で牡蠣を調達されて3.5番筏に上がられます。先客さんが3番筏で牡蠣を上げられましたので、大島さんの所の牡蠣がこれで全てなくなりました。筏に上がり海の色を見ますと、何時ものように透明度の悪い色をしています。上潮も幕が張った汚い潮が流れています。時間が立つに連れて透明度が良くなって来ると思われます。北向きの釣座位置付近に牡蠣を割ってパラパラと撒きます。先客さんと雑談を交わしながら、ゆっくりと仕掛けの準備に取り掛かります。(タックルは竿 1.5m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津12号)

6時50分頃からかかり釣りをスタートします。刺し餌の牡蠣を慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応なく着底します。反応が出ませんので誘いを掛けます。上下の誘いを頻繁に掛けていますと、”ジビジビジビ、ジビジビジビ、フ〜”ヒイラギらしき反応が穂先に出ています。穂先の動きを凝視していますと、”フ〜”と穂先に負荷がなくなります。刺し餌の牡蠣を取られたようです。7時頃、再度、刺し餌の牡蠣を落とし込みます。相変わらず上層、中層では穂先に反応が出ません。着底。暫く静観しますが反応が出ませんので上下の誘いを頻繁に掛けていますと、”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱い反応を出しながら徐々に穂先を押え込んで来ます。押さえ込みに合わせて穂先を送り込んで行きます。十分に穂先を送り込んだと思われる所で立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴った心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。この感触は間違いなくチヌの感触です。チヌのキツイ突込みを竿で溜めて耐えていますと、穂先が急に跳ね上がります。「あちゃ〜、やっても〜た!!〜」十分に送り込んだと思ったのですが、まだまだ合わせのタイミングが早いようです。「どんだけ、送らんとアカンのや!!〜」合わせ所の難しさを改めて思い知らされます。良い勉強になります。

バラシタ事を引きずらない様にテンポよく手返しを繰り返します。穂先にはヒイラギと思われる反応が頻繁に出ています。魚達の活性が良いように思われます。ヒイラギに刺し餌の牡蠣をかすめ取られますが、辛抱強く手返しを繰り返します。7時20分頃、刺し餌の牡蠣を落とし込みます。途中での反応なく着底します。暫く静観しますが反応が出ませんので、上下の誘いを頻繁に掛けていますと、”コツコツコツ、グー、フ〜、コツコツコツ、グー、フ〜”穂先を押え込んだり、穂先を浮かせたりとややこしい反応が穂先に出ています。先にバラシていますので合わせるタイミングが難しいです。思い切って少し穂先を押え込んだタイミングで立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に重さを伴った衝撃が伝わって来ます。この感触は間違いなくチヌの感触です。キツイ突込みを竿で溜めて耐えます。ジリジリジリとラインを引っ張り出されます。ラインを引っ張り出されながらも竿で溜めて耐えます。少し突込みが緩んだ所で、竿を起こしてラインを必死で巻きます。ラインを巻けばまた少しラインを引っ張り出されます。同じ動作を繰り返しながら徐々にチヌを浮かせます。必死のやり取りでようやく海面直下に白い大きな魚影が見えて来ます。間違いなく良型チヌです。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ごろのチヌです。有り難い事です。

チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし、気持ちばかり先行してしまい、チヌと思われる反応での早合わせをしてしまいます。気合が入るのはよいのですが、やはり冷静な目で合わせ所を見極めなくてはいけません。ヒイラギに翻弄されながら手返しを繰り返します。7時50分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。上層、中層での反応なく着底します。穂先に反応が出ませんので上下の誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。暫く静観していますと、”コツコツコツ、グー、フ〜、コツコツコツ、グー、フ〜”と、穂先を押えたり浮かせたりする餌取りのような反応が穂先に出ます。タイミングを見計り立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい重量感を伴った感触が伝わって来ます。間違いなくチヌの感触です。キツイ突込みを竿で溜めて耐えます。ジリジリジリとラインを引っ張り出されます。竿で溜めて耐えますが、使い古しのラインですので余り無理は出来ません。ラインを滑らす感じで竿で溜めてチヌの強引な突込みに耐えます。ふと横を見ますと先客さんがやり取りをされています。どうやら同時に掛け合せたようです。チヌの強引な突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下で反転を繰り返している白い大きな魚影が見えて来ます。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40後半のチヌです。有り難い事です。

 

2枚ものチヌが来てくれましたので、否応なしに手返しにも力が入ります。刺し餌の牡蠣を落とし込みますが、なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。穂先に出る反応はヒイラギと思われる反応ばかりです。我慢強くひたすら落とし込みを続けます。相変わらずヒイラギらしき反応が穂先に出ています。餌取り達が反応している間が、チヌに刺し餌を喰わせるチャンスと思っていますので、何時餌取りの反応からチヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに全神経を集中します。8時過ぎ、チヌかもしれないややこしい反応で合わせを入れますと、久しく掛け合せたことがないアナゴが海面に姿を現します。とっととお帰り願います。釣座位置ではあまり魚達の反応が良くありませんので、西向きの隣の筏との間を探って見る事にします。刺し餌の牡蠣を1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。着底と同時に”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”少し強めのの反応を出しながら穂先を押え込んで来ます。もう少し押さえ込んだら合わせを入れようと身構えていますと、フ〜と穂先に負荷がなくなります。刺し餌の牡蠣を取られたようです。8時45分頃、再度、同じ場所に刺し餌の牡蠣を投入します。着底。穂先に反応が出ませんので上下の誘いを掛けます。何度目かの誘いの後、コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”穂先に反応を出しながら押え込んで来ます。反応に合わせて穂先を送り込んで行きます。十分に穂先を送り込んだと思われるタイミングで立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。このシャープな突込みは間違いなくチヌです。シャープな突込みを竿で溜めて耐えます。竿で溜めながら徐々に竿を起こしてラインを巻きます。同じ動作を繰り返しながら浮かせます。シャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有り難い事です。

  

釣座位置以外の場所でチヌが来てくれましたので、時々筏の彼方此方を探る事にします。釣座位置では相変わらず反応が凄く遠いです。無反応地獄までは行きませんが、穂先になかなか反応が現れません。粘り強く手返しを繰り返します。9時30分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。落とし込み途中での反応なく着底します。暫く静観しますが反応が出ませんので、上下の誘いを頻繁に掛けていますと、”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱い餌取りのような反応を出しながら穂先を押え込んで来ます。反応に合わせて穂先を送り込んで行きます。十分に穂先を送り込んだであろうタイミングで立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い感触が伝わって来ます。この感触は間違いなくチヌの感触です。チヌの強い突っ込みを竿で溜めて耐えていますと、急に穂先が跳ね上がります。鈎ハズレのバラシです。「う〜ん、ますます合わせのタイミングが分からんようになったな〜」気分を変えるために西向き側を探る事にします。9時50分頃、刺し餌の牡蠣を徐々にタナを深くして行きます。途中での反応なく着底します。着底してからも反応が出ませんので、頻繁に上下の誘いを掛けていますと、”コツコツコツ、コツコツコツ、グー、グー、グー”と穂先を押え込んで来ます。十分に穂先を送り込んだ所で立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。この感触は間違いなくチヌの感触です。チヌのキツイ突込みを竿で溜めて耐えながら、徐々に竿を起こしてラインを巻きます。チヌの突込みがきつい時はラインを少し出していなします。チヌの突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。40前半のチヌです。有り難い事です。

 

ポロポロとチヌが顔を見せてくれていますので、集中力が途切れる事は有りません。釣座位置でひたすら手返しを繰り返します。しかし反応が凄く遠いです。ヒイラギが時々強めの反応を出しますのでドキッとします。粘り強く手返しを繰り返していますと、10時20分頃、着底した刺し餌の牡蠣を、上下に誘いを頻繁に掛けていますと、”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”反応を出しながら穂先を押え込んで来ます。押さえ込みに合わせて穂先を送り込んで行きます。2回バラシていますので、十二分に穂先を送り込んでから立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴った衝撃が竿を持つ手に伝わって来ます。ラインを巻く暇もなく前に向かって突っ込んで行きます。重さの有る突込みを竿で溜めて耐えていますと、急に穂先が跳ね上がります。ラインを巻き上げますと鈎が有りません。ライン切れです。ラインは1投毎にチェックしていますので、掛どころが悪く歯切れしたのかも知れません。残念です。気持ちを切り替えて引きずらないように手返しを繰り返します。この頃より一段と反応が遠くなって来ます。粘り強く手返しを繰り返します。昼前から小雨が降り出します。手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。昼ご飯を頂く前にパラパラと釣座位置付近に牡蠣を割って撒いて置きます。ゆっくりと昼ご飯を頂きます。  

12時20分頃、午後からのかかり釣りを開始します。相変わらず反応が凄く遠いです。ひたすら手返しを繰り返します。竿先にポロポロと牡蠣を割って撒きます。12時30分頃、3.5番筏の釣り人さんが上がられます。お疲れ様でした。納竿時間と伝えています5時まで、上佐波賀筏群にこれより何時も通りの1人でのかかり釣りとなります。粘り強く手返しを繰り返しますが、1時頃より無反応地獄が始まります。手返しを繰り返しますが、穂先が反応を示す事は有りません。困った事です。手返しを繰り返しても繰り返しても反応が穂先に出る事は有りません。厳しいかかり釣りを強いられます。3時50分頃、突然チヌらしき反応が穂先に出ます。”コツコツコツ、コツコツコツ”反応を出しながら穂先を押え込んで来ます。十分に穂先を送り込んで立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”と、気持ちの良い感触が伝わってくると思ったのですが、チヌの感触では有りません。海面に姿を現したのはカレイでした。ガックリです。しかし久しぶりの反応で手返しにも力が入ります。夕時合いを期待して手返しを繰り返します。しかし無反応地獄が終わる事は有りません。粘り強く手返しを繰り返します。5時の納竿時間まで手返しを繰り返しましたが、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。今日も3回チヌをバラシてしまいました。牡蠣チヌはイ貝チヌ同様にバラシがつきものですが、もっともっと工夫をして掛け合さなくてはいけません。まだまだ修行が足らないようです。

釣果:チヌ4枚 39cm 43cm 45.5cm 48cm