3月11日(土)    上佐波賀筏(雨後曇り一時晴れ)    大潮

この所、土曜日、日曜日が釣行可能な天気のパターンで、なかなか平日に釣行可能な天気になってくれません。釣行可能な日には、用事が入り釣行出来ずに悶々とした日々を送っていたのですが、土曜日に釣行されている方々の迷惑も顧みずに、今回は思い切って土曜日に釣行する事にしました。自宅を何時もの4時頃に出発します。国道の温度表示は0℃を表示しています。観音峠辺りから濃霧が立ち込め出します。今回はR9→R27→上佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。中舞鶴辺りから小雨が降り出します。天気予報通りの天気状況です。5時50分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が2台停まっています。予想していたよりは釣り人さんが少ないようです。時間が少し早いですので車の中でゆっくりします。周りが明るくなって来ましたので、身支度を整えて出船準備を整えます。先客さんとお互い朝の挨拶を交わします。船頭さんが来られましたのでお互い朝の挨拶を交わします。大島さんの所の牡蠣が水牡蠣で余り良くないと云う事で、船頭さんの所の牡蠣をバケツ2杯分分けて貰い、牡蠣代2000円、渡船代3000円を支払います。釣り人さんは私を含めて3人のようです。私を含めて3人の釣り人さんを乗せて出船です。  

6時25分頃に上佐波賀筏群に到着します。到着後、船頭さんに「昨日、4番筏の西側の筏で牡蠣掃除をしていたで〜」と教えて頂きます。予約は何時もの3番筏でしたが、何時もの助べえ根性が頭を擡げます。「筏近くにチヌが溜まっているんと違うか?〜」何時ものええ加減な考えで、今日は4番筏で1日遊ばせて頂く事にします。4番筏に上がります。他の釣り人さんは、下佐波賀に設置して有る乗り筏に向かわれます。昨年爆釣した筏です。「頑張ってください」お互いにエールを送り合います。筏に上がり海の色を見ますと、何時もよりは少し透明度が良いように感じます。釣座位置を北側の西向きに構えます。先ずは牡蠣を割って釣座位置前に撒きます。身の回りの整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備に取り掛かります。(タックルは竿 1.5m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津12号)

6時45分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。牡蠣掃除をしない分、何時もよりかなり早いスタートです。先ずは牡蠣の半貝を刺し餌にして1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。上層、中層では刺し餌の牡蠣を触って来る魚は居ないようです。着底。暫く静観しますが反応が有りませんので、上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱い反応を出しながら穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”衝撃が竿を持つ手に伝わった瞬間、竿から重さが抜けてしまいます。「アチャ〜、やっても〜た!〜」鈎掛した瞬間に外れたようです。合わせが少し早かったようです。チヌと思われる反応が出ましたので、手返しにも力が入ります。7時頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。着底。暫く静観していますと、”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”しつこくて餌取りのような極弱い連続した反応が穂先に出ます。穂先に出ています反応はチヌと決めつけて、合わせ所を見計っていますと、”クッ”鋭く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に重さの有る心地よい感触が伝わって来ます。この感触は間違いなくチヌの感触です。チヌのキツイ突込みをかわしながら徐々に浮かせます。チヌとのやり取りを十分に楽しみます。海面直下に白い魚影が見えて来ます。この瞬間が堪りません。海面に浮かせて無事タモに収まります。40ぐらいのチヌです。有り難い事です。

早い時間にチヌが来てくれましたので、否応なしに手返しにも力が入ります。何度かチヌらしき反応で合わせを入れますが、”ガツン”と心地よい感触が伝わってきた瞬間に穂先が跳ね上がります。合わせが早いのか、それとも鈎掛した所が悪かったのか分かりませんがバラシが続きます。少々焦り気味で手返しを繰り返します。瞬間的な鈎掛ですので、チヌが散る事は無いと考えてひたすら穂先の動きに神経を集中します。7時50分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。途中での反応なく着底します。反応が出ませんので上下の誘いを頻繁に掛けていますと、”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱いヒイラギが突いているような反応が穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中していますと、”フ〜”と、穂先に負荷がなくなります。今シーズンはこの反応でチヌを掛け合わせた事が有りませんが、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に衝撃が伝わって来ます。ようやく穂先に負荷がなくなる反応でチヌを掛け合わせました。この力強い突込みは間違いなくチヌです。チヌの力強い突込みにタジタジになりながらも、力強い突込みを受け止めてチヌとのやり取りを楽しみます。楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。40ぐらいのチヌです。有り難い事です。

チヌが釣座位置近くに寄っていると考えて、牡蠣を割って撒き餌を切らさないように注意をして手返しを繰り返します。竿先に牡蠣を割ってポロポロと撒きながら穂先の動きに注意を払います。8時15分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。着底。穂先の動きに神経を集中しますが、反応が出ませんので上下の誘いを掛けていますと、”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱い反応が穂先に出だします。反応に合わせて穂先を十分に送り込みます。タイミングを見計らって立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い感触が伝わって来ます。このシャープな突込みは間違いなくチヌの突込みです。切れの良い突込みにアタフタしながらも徐々に浮かせます。何度味わってもチヌの突込みはきついですが、不思議と気持ちの良さが伝わって来ます。不思議な感触です。チヌとのやり取りを楽しみながら、海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有り難い事です。

チヌが3枚も来てくれましたので、除々に強欲な考えが頭を擡げます。出来れば大台のチヌが来て欲しいと、自分の腕も顧みずに強欲な考えが頭の中を支配します。相変わらずチヌらしき反応で合わせを入れますが、合わせた瞬間に衝撃を残して穂先が跳ね上がります。学習能力が私にはないようです。困った事です。8時40分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。相変わらず上層、中層では反応が出ません。着底と同時に、”ゴツゴツ、ゴツゴツ、グー、グ、グ、グー”と、大きく穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴った衝撃が竿を持つ手に伝わって来ます。ラインを巻くのと同時に、強烈な重さを伴った突込みが始まれます。ラインをジリジリと引っ張り出されます。何とか竿で溜めてラインの出て行く長さを必死で抑えます。少し突込みが緩んだ隙に、竿を起こして必死でラインを巻きに掛かります。同じ動作を繰り返しながら徐々に竿下へチヌを寄せて来ます。重さの有る突込みが弱くなる事は有りません。腕が悲鳴を上げています。四苦八苦しながら、ようやく海面直下に大きな白い魚影が見えて来ます。チヌが見えてからも何度も何度も突っ込まれてヒヤヒヤもので、何とか海面に浮かせて無事タモに収まります。強欲な考えが実現してしまいました。大台のチヌです。有り難い事です。

大台のチヌが来てくれましたので、気持ちの上では完結してしまったのですが、何時もの助べえ根性でかかり釣りを続ける事にしました。ひたすら手返しを繰り返します。なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。朝から弱い雨がピリピリと降ったり止んだりしています。少々うっとしいです。ヒイラギらしき反応が時々出ますので、穂先の動きに神経を集中して竿を持つ手に力が入ります。9時25分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで行きます。途中での反応なく着底します。暫く静観しますが穂先に反応が出ませんので、上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出ません。再度上下の誘いを掛けます。何度目かの誘いの後、”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱い餌取りのようなしつこい反応が穂先に出ます。チヌの反応と思い、合わせのタイミングを見計って、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。竿を通して伝わって来る感触は間違いなくチヌの感触です。チヌのキツイ突込みに耐えながら徐々に浮かせます。何度味わってもチヌの突込みは心地よい感触です。チヌとのやり取りを楽しみながら浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。40前半のチヌです。有り難い事です。9時50分頃にも誘いの後、直ぐに40中ごろのチヌが来てくれます。有り難い事です。10時頃より小雨が本降り近くの雨に変わって来ます。雨が強くなってきたのと同時に、チヌからの反応が無くなってしまいます。ひたすら手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。11時頃に強めの雨が上がります。チヌからの反応を待ちますが、なかなか穂先に現れません。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日もカップラーメンとパンの昼ご飯です。昼ご飯を頂く前に、釣座位置付近に牡蠣を割って撒いて置きます。青空も出て来ましたので、のんびりと昼ご飯を頂く事にします。

   

12時30分頃から午後のかかり釣りを再開します。昼からの1投目を慎重に落とし込んで行きます。相変わらず浮いている魚は居ません。穂先に反応が出る事無く着底します。頻繁に誘いを掛けますが穂先に反応が出る事は有りません。刺し餌を取り換えて手返しを繰り返します。12時45分頃、刺し餌の半貝が着底してすぐに、”ジビジビジビ、ジビジビジビ、フ〜”ヒイラギらしき反応が穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中していますと、”コツコツコツ、グッ”鋭く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”衝撃が伝わってきた瞬間に穂先が跳ね上がります。またまたやってしまいました。鈎ハズレのバラシです。もう1度一から修行をした方がよいようです。私の気持ちと同じ様に、強い風が東西南北、向きを変えながら吹き付けて来ます。2時頃から無反応地獄が始まります。手返しを繰り返しても穂先に反応が出る事は有りません。夕時合いを期待して雨風強い悪天候に耐えます。4時10分頃、刺し餌の牡蠣の半貝が着底しても反応が出ませんので、上下の誘いを頻繁に掛けていますと、”コツコツコツ、コツコツコツ、フ〜”極弱い反応の後、穂先の負荷がなくなります。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。キツイ突込みをいなしながら徐々に浮かせます。チヌとのやり取りを十分に楽しみます。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ごろのチヌです。有り難い事です。

期待していました夕時合いに、チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし、強い風のために筏が大きく移動してしまいますので、ポイントが大きくずれてしまいます。一定方向の風ならばよいのですが、東西南北どの方向から吹いて来るか分からない風ですので頭が痛いです。今日も納竿時間は5時と伝えていますので、納竿時間までひたすら手返しを繰り返します。無反応に近い状態ですが、夕時合いにチヌが来てくれた事を考えますと、「もう一山有るのではないか?」と、またまた助べえ根性が頭を擡げます。強欲な事を考えながらひたすら手返しを繰り返しますが、穂先に反応が出る事は有りません。5時前に船頭さんが、道路横の筏に船を走らせる姿が目に留まりましたので、これで竿を納める事にしました。今日は考えも及ばない釣果に恵まれましたが、鈎ハズレが何度か有りましたので、まだまだ修行が足らない事を痛感しました。良い勉強をさせて頂きました。

釣果:チヌ7枚 38cm 41cm 42cm 43cm 45cm 47cm 50.5cm