2月3日(金) 上佐波賀筏(曇り時々晴れ一時小雨) 小潮
大雪後の晴れ間に釣行しようと先月の25日に電話を入れますと、桟橋が雪で使えないとの事で渡船を断られます。釣行したかったのですが致し方なく諦めました。なかなかこちらの都合と自然条件が合わないようです。2月3日は少々天気が気になりますが、平日では釣行可能な天気のようですので、久しぶりに雨か雪かは分かりませんが覚悟を決めて釣行する事にしました。自宅を4時頃に出発します。小雨がパラついています。国道の温度表示は1℃を表示しています。この時期としては暖かい朝です。観音峠を下りきって暫く走った所で久しぶりに鹿と遭遇します。舞鶴に向かうにしたがって道端の残雪が多くなつてきます。かなりの積雪が有った事が想像できます。今回もR9→R27→ウスイ釣具店さん→上佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。ウスイ釣具店さんで氷小1ヶを購入します。6時前に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。今回も車が1台も停まっていません。今日も私1人かも知れません。雪は全く有りません。身支度を整えて車の中で船頭さんの到着を待ちます。6時30分前に船頭さんが到着されます。お互いに朝の挨拶を交わします。渡船代3000円、牡蠣ロープ1本分の代金1000円を支払います。私1人を乗せて出船です。
6時35分頃に上佐波賀筏群に到着します。徐々に夜明けが早くなって来ました。何時もの3番筏に船を着けて貰います。今朝は余り冷え込んでいません。筏に上がり海の色を見ますと、タップリと雪代が入ってチンチンに冷え込んだ感じの色をしています。今日も苦戦しそうな嫌な予感がします。船頭さんが牡蠣殻を釣座位置付近に撒いて下さいます。牡蠣ゴミも頂きます。有り難い事です。重さの有る牡蠣ロープを引っ張り上げます。牡蠣掃除の始まりです。多くの牡蠣が付いていますので、何時もより少々時間が掛かりそうです。相変わらず防寒着をドロドロにしながら牡蠣の山と格闘します。横では何時もの相棒のアオサギ君が見守ってくれています。腰がかなり痛いです。8時頃、ようやく牡蠣掃除が終わります。牡蠣ゴミを釣座位置の北向き側にドバーと撒きます。身の回りの整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.4m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津12号)
8時15分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。期待を込めて、先ずは牡蠣の半貝を刺し餌にして1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中では刺し餌の牡蠣を触って来る魚は居ません。着底。”コツ・・・コツ”刺し餌の牡蠣を取られます。ラインにキズが入っていませんのでチヌへの期待が膨らみます。再度、牡蠣を刺し餌にして落とし込みます。途中で反応が出る事無く着底します。”ジビジビジビ、フ〜・・・ジビジビジビ、フ〜・・・”どうやらヒイラギが刺し餌の牡蠣に反応しているようです。ヒイラギに刺し餌の牡蠣を取られます。続けて刺し餌の牡蠣を落とし込んで行きます。途中での反応なく着底します。”ジビジビジビ、フ〜…ジビジビジビ、フ〜…”刺し餌の牡蠣を取られます。ラインを巻き上げて確認しますと鈎が有りません。ヒイラギのような弱い反応でフグが刺し餌の牡蠣を鈎ごと喰ったようです。低温に強いフグの反応が凄く弱いです。雪代がタップリ入って急激に海水温度が下がったようです。潮通しの悪い湾奥の筏ではかなりの影響を受けると思われます。チヌからの反応を期待して手返しを繰り返します。
手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。時間が立つに連れて徐々に魚達の反応が遠くなって来ます。かなりまずい状況です。海面に幕が張った汚い潮が流れて来ます。この潮が流れて来た時は往々にして釣果が悪い事を思い出しました。嫌な事を思い出しました。10時前からはほとんど魚達が刺し餌の牡蠣に反応を示さなくなってしまいます。余りにも早い無反応地獄の到来です。困った事です。時々ヒイラギのような弱い反応で鈎ごと刺し餌の牡蠣を取られます。フグの仕業のようです。弱い反応で合わせを入れますが、魚が鈎掛する事は有りません。ハッとするような事は無く時間だけが過ぎて行きます。何とかチヌに刺し餌の牡蠣を喰って貰おうと、悪い頭をフル回転させますが、なかなか良い知恵が浮かんで来ません。ひたすら手返しを繰り返します。
期待してました午前中のかかり釣りではチヌの顔を拝む事が出来ませんでした。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今回もパンとカップラーメンの昼ご飯です。昼ご飯の食べる前に、釣座位置付近に牡蠣ゴミをドバーと撒いて置きます。ゆっくりと頂ます。12時20分頃から、午後からのかかり釣りを開始します。午後からの1投目、2投目にはヒイラギらしき反応が穂先に出ましたが、その後は穂先が反応する事は有りません。相変わらず無反応地獄が続いているようです。この頃より小雨がパラパラと降って来ます。北側から雨雲が広がって来ます。きつく降らない事を願うばかりです。チヌに刺し餌を喰って貰おうと、牡蠣を割ってパラパラと竿先に撒き、牡蠣ゴミも撒きますが、穂先にチヌと思われる反応が出る事は有りません。頻繁に誘いを掛けますが、魚が反応を示してくれる事は有りません。
厳しいかかり釣りを余儀なくされていますが、必ずチヌが刺し餌の牡蠣を喰ってくれる事を信じて手返しを続けます。しかし手返しを繰り返しても繰り返しても穂先に反応が出る事は有りません。キツイ無反応地獄です。少しくらい穂先に反応が出てもおかしくないのですが、いったん無反応地獄に陥りますと、延々と穂先に反応が出ない時間帯が続きます。何度経験しても手も足も出ません。まだまだ修行が足らないようです。他の刺し餌を持って来れば状況が変わるかも知れませんが、牡蠣チヌ狙いの時は他の刺し餌を持って来ませんので、同じような事を繰り返してしまいます。他の刺し餌を持って来る事も一つの方法かもしれません。納竿時間と決めています4時30分まで竿を出しましたが、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。厳しい無反応地獄のかかり釣りでしたが、海水温度が安定すれば、必ずチヌが刺し餌の牡蠣を喰って来る事を信じて、釣行を続けて行きたいと思います。