2月28日(火)    上佐波賀筏(小雨後晴れ)    中潮

ボチボチ良型以上のチヌが顔を出してもおかしくない季節になって来ましたので、今週も好天が予報されています28日に釣行する事にしました。自宅を4時頃に出発します。国道の温度表示は−3℃を表示しています。今回はR9→R27→上佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。途中のコンビニで氷を購入します。5時40分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。駐車場に2台の先客さんの車が停まっています。今日は私1人ではないようです。今日はなぜか眠たくて仕方が有りませんので、車の中で仮眠をする事にします。暫くウトウトとして目が覚めますと辺りが明るくなっています。身支度をしようと車の中から外に出ますと、隣の車の釣り人さんが出て来られます。お互い朝の挨拶を交わします。出船準備をしていますと船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。もう1台の車は船頭さんの車のようです。渡船代3000円、牡蠣ロープ1本分の料金1000円を支払います。私ともう1人の釣り人さんを乗せて出船です。

6時35分頃に上佐波賀筏群に到着します。先客さんが4番筏に上がられます。4番筏には殆ど牡蠣が吊るして有りません。船頭さんの話では牡蠣上げが終わったようです。4番筏の釣り人さんも牡蠣チヌ狙いですので、岸側に設置している筏に牡蠣を取りにいかれるようです。私は何時もの3番筏に上げて頂きます。今日も3番筏で1日遊ばせて頂きます。筏に上がり海の色を見ますと、何時ものチンチンに冷え込んだ少し透明度の悪い感じの色をしています。先ずは何時ものように牡蠣掃除から始めます。この頃からピリピリと小雨が降って来ます。前日の天気予報とはことなった天気のようです。ひたすら牡蠣掃除に励みます。7時50分頃にようやく牡蠣掃除が終わります。何時ものように防寒着がドロドロです。なかなか牡蠣掃除が上手くなりません。困った事です。先ずは釣座位置と決めています、北向き側にドバーと牡蠣ゴミを撒きます。続いて身の回りの整理を終えた後、ゆっくりと仕掛けの準備に取り掛かります。(タックルは竿 1.5m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津12号)

  

8時5分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。牡蠣を刺し餌にして徐々にタナを深くして行きます。何時ものごとく上層、中層には刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚は居ません。着底。暫く静観しますが反応が出ませんので、上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込んで行きます。着底。”ジビジビジビ、ジビジビジビ”ヒイラギが反応しているような極弱い反応が穂先に出ています。穂先に負荷がなくなった時に、合わせを入れますが、穂先が空を切るだけです。時々”コツコツ”と、少しだけ強めの反応が出て鈎ごと刺し餌をを取られます。どうやらフグの仕業のようです。フグが居ればチヌもいるという方程式ですが、フグと云ってもデカフグが居ればの話です。小フグではチヌの顔を拝むのは非常に厳しいと思います。ひたすら手返しを繰り返しますが、合わせを入れられるような反応が穂先になかなか出ません。

チヌが来てくれる可能性が高い8時〜9時の時間帯も、何事も無く静かに過ぎて行きます。適当なタイミングで合わせを入れますが、いまだ鈎掛する魚は居ません。1投毎に極弱い反応ですが、穂先に反応が出ていますので、魚達の活性が落ちない様に手返しを早めます。しかし穂先に出る反応は合わせ所のない極弱い反応ばかりです。魚達の活性も決して良いとは言えないようです。ヒイラギと思われるような反応で鈎がなくなります。フグも活性が悪いのか極弱い反応です。何とかしなくてはいけないのですが、何時もの如く引き出しの少なさから良い知恵が浮かんで来ません。ひたすら手返しを繰り返します。小雨も強くなったり弱くなったりしながら降り続いています。前日の天気予報が外れたようです。チヌと思われる反応が出る事無く、小雨に濡れながらひたすら穂先の動きに神経を集中します。

前回の釣行でもほぼ諦め状態になった時に、突然チヌアタリが穂先に出ましたので、穂先の動きに神経を集中しながら手返しを繰り返します。11時30分後、”ジビジビジビ、ジビジビジビ”とヒイラギらしき反応が穂先に出ます。穂先の動きに神経を集中していますと、”ジビジビジビ、ジビジビジビ、コツン”で、刺し餌の牡蠣を取られます。瞬間的なアタリですのでなかなか合わせる事が出来ません。数回同じような反応が穂先に出ましたので、チヌが竿下に寄って来たと判断して、穂先の動きに全神経を集中します。11時45分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。途中での反応なく着底します。静観しますが反応が出ませんので、上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。”コツコツ、コツコツ、クッ”穂先を鋭く押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい反応が伝わって来ます。このシャープな突込みは間違いなくチヌの突込みです。チヌの突込みを竿で溜めて竿を起こしてラインを巻きます。チヌもシャープな突込みで相手をしてくれます。チヌのシャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。十分にチヌとのやり取りを楽しんで、海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ごろのチヌです。有り難い事です。

昼ご飯近くですが、チヌが来てくれましたのでかかり釣りを続けます。刺し餌の牡蠣が着底後、”ジビジビジビ、ジビジビジビ、コツン”チヌらしき反応が一瞬出るのですが、一瞬の反応に体が付いて行きません。この現象はおそらく老いからくる反射神経の衰えだと思います。バランス感覚でも同じですが、反射神経でも老いと云う2文字が合わせを邪魔します。老いを嘆いても仕方が有りませんので、合わせを入れられる反応が穂先に出るまでジッと我慢して待つ事にします。穂先に神経を集中しますが、”ジビジビジビ、ジビジビジビ”ヒイラギと思われる反応しか穂先に出なくなってしまいます。手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が穂先に出ませんので、昼ご飯を頂く事にします。昼ご飯を頂く前に、釣座位置付近に牡蠣ゴミの残り半分の半分をドバーと撒きます。ゆっくりと昼ご飯を頂きます。今日もカップラーメンとパンです。昼ご飯を頂いている間も小雨がピリピリと降っています。

昼ご飯を食べ終えてから、牡蠣ゴミの残りを釣座位置付近にドバーと撒いてから、午後からのかかり釣りをスタートします。慎重に刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。途中での反応なく着底します。暫く静観しますが穂先に反応が出ません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。穂先に反応が出ません。再度誘いを掛けますが穂先に反応が出ません。頻繁に誘いを掛けてようやく穂先に極弱い反応が出ます。かなり魚達の活性が悪くなって来たようです。無反応地獄にならない様に手返しを早めます。しかし穂先に出る反応が凄く遠いです。無反応地獄一歩手前の感じがします。反応が遠くても、一瞬のチヌアタリが出ますので油断出来ません。1投毎に穂先の動きに神経を集中しながら手返しを繰り返します。

チヌと思われる反応が出る事無く、時間だけがゆっくりと過ぎて行きます。何時チヌの反応が穂先に出るか分かりませんので、気を緩める事は出来ません。神経を張りつめながらかかり釣りを続けます。しかしチヌからの反応が穂先に出る事は無く、餌取り達の反応も午前中に比べて凄く悪いです。天気も回復して青空が見えて来ましたので、気分的には凄くスッキリしているのですが、肝心のチヌアタリがなかなか穂先に出ません。船頭さんに今日も納竿時間は5時と伝えていますので、それまではひたすら穂先の動きに神経を集中します。徐々に納竿時間が迫って来ます。何とか大きいチヌの顔を拝みたいと穂先の動きに神経を集中しますが、 納竿時間までに再度チヌに刺し餌を喰わせる事は出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。余談ですが、帰りの船で4番筏の釣り人さんと一緒になったのですが、4番筏の釣り人さんの釣果にビックリです。50cm、49cm、40cm台、30cm台の4枚を釣り上げて居られました。さすが上手な釣り人さんです。私もこの方の様に上手になりたいものです。

 

釣果:チヌ1枚 36.5cm