11月28日(火)    下佐波賀筏(晴れ)    若潮

好天に誘われて下佐波賀へ釣行する事にしました。おそらく今回でダンゴチヌ狙いは今年最後になると考えますので、十分にダンゴでのチヌ狙いを楽しみたいと思います。自宅を3時30分過ぎに出発します。この時期の風物詩と云えます濃霧が発生しています。国道の温度表示は3℃を表示しています。今回もR9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。濃霧の中の運転ですので、安全運転に心掛けて舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ1袋、ダンゴ中1箱、氷小を購入します。黒鯛釣具店さんで、ダンゴとヌカを混ぜ込みます。5時45分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台停まっています。少し車の中で休みます。休んでいる間に1台車が到着します。ウトウトと寝込んでいる間にまた車が到着したようで、私の車の横に1台車が停まっています。やはり好天の予報が出ますと釣り人さんが多いようです。6時20分頃に船頭さんが到着されます。船頭さんや皆さんとお互い朝の挨拶を交わします。渡船料金3000円を支払い、私の他に4名の釣り人さんを乗せて出船です。

先ずは上佐波賀組の釣り人さんを上佐波賀筏群に送ります。上佐波賀組の釣り人さんは3番筏と7番筏?に上がられます。次に私を含めての下佐波賀組を下佐波賀筏群に送って貰います。送って貰う途中、風を切って船が進みますので凄く寒いです。牡蠣チヌ狙いが直ぐ其処まで来ているようです。6時40分頃に下佐波賀筏群に到着します。先ずは2人組の釣り人さんが屋根付筏に上がられます。次に私が真ん中の筏に上がります。筏に上がり海の色を見ますと、何時もの湾奥の筏らしく少し透明度の悪い色をしています。釣座位置を北向きに構えます。前の山の紅葉がすごく綺麗です。紅葉を眺めながら荷物の整理をします。整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

 

7時頃からかかり釣りを開始します。オキアミとサナギの抱き合わせの刺し餌をダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを啄む反応が穂先に出る事は有りません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。”コツコツコツ”極弱い反応が穂先に出ます。オキアミを取られたようです。まだサナギが残っている筈ですので穂先の動きに神経を集中します。暫く穂先を凝視しましたが、穂先が反応を示す事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。オキアミは綺麗に取られていますが、サナギは無傷で鈎に付いています。再度、オキアミとサナギの抱き合わせの刺し餌をダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを啄む反応が出る事は有りません。暫くするとダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。”コツコツコツ、クー”弱い反応で穂先を少し押え込みましたので合わせを入れます。何か鈎掛しました。海面に姿を現したのは小ハタでした。同じような反応でまた小ハタが鈎掛して海面に姿を現します。

小ハタの活性が良いようです。ひたすら手返しを繰り返します。8時過ぎ、”コツコツコツ、クー”ダンゴが割れてから少し強めの反応が穂先に出ましたので合わせを入れます。何か鈎掛しました。海面に姿を現したのは良型のマルハゲでした。穂先に反応が出る事無く、刺し餌を取られていたのはハゲの仕業だったようです。ハゲを上げてから魚達の活性が急激に落ちてしまいます。手返しを繰り返しますが、刺し餌のサナギが無傷で上がって来ます。オキアミは秒殺状態です。まだオキアミに反応を示していますので、これ以上魚達の活性が落ちる事が無いように手返しを早めます。しかし手返しを早めても活性が上向く事は有りません。やはり端境期のかかり釣りの難しさを改めて思い知らされます。粘り強く手返しを繰り返します。10時30分頃、ダンゴが割れて中の刺し餌が飛び出します。”コツコツコツ、クー”少し強めの反応が穂先に出ます。即、大合わせを入れます。何か鈎掛しました。海面に姿を現したのはチャリコでした。

なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。活性も徐々に落ちて行きます。中層でのダンゴ突きを意識しながら手返しを繰り返します。しかし期待しています中層でのダンゴ突きが出る事は有りません。ダンゴに包まず刺し餌を落とし込みますと、2ヒロくらいで刺し餌をひったくる反応が出ます。合わせを入れますが鈎掛しません。合わせを入れないで竿を持ち上げますと鈎掛しまた。海面に姿を現したのは小アジでした。今日はバリコではなくアジが刺し餌を引っ手繰って行くようです。アジが竿下に陣取っていますので、オキアミを刺し餌にしての落とし込みは苦しいようです。刺し餌をダンゴに包んでひたすら手返しを繰り返します。底で反応が出なければ、刺し餌を竿一杯まで持ち上げてゆっくり落とし込みます。底から1ヒロ半くらいの所で穂先の負荷がなくなる反応が出ます。おそらくヒイラギが刺し餌に興味を示しているのだと思います。悪い頭で色々と試して見ますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。

11時30分頃にもチャリコが鈎掛して海面に姿を現します。時々ハッとする反応が出ますので油断が出来ません。何とかチヌに刺し餌を喰って貰おうと手返しを早めますが、穂先にチヌの気配を感じる事は有りません。困った事です。天気は最高に良いのですが、かかり釣りにとって海の中は最低の状態のようです。しかし何時チヌアタリが穂先に出るか分かりませんので、常に穂先の動きに神経を集中しながらかかり釣りを続けます。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りませんでした。これで午前中のかかり釣りを終える事にします。昼ご飯を頂きます。好天の下、今日も助六寿司の昼ご飯です。紅葉した綺麗な山を見ながら頂きます。昼からのかかり釣りに期待したいと思います。

12時15分頃から午後のかかり釣りを開始します。手返しを繰り返しますが、午前中よりも魚達の活性が非常に悪いです。オキアミも無傷で上がり出す時間が増えて来ます。厳しいかかり釣りです。サナギを刺し餌にして落とし込みますが、刺し餌のサナギに反応を示す魚が現れる事は有りません。「う〜ん、厳しいな〜」何度も活性が悪いかかり釣りを経験して来ましたが、これと云った解決策をいまだに見出す事が出来ていません。頭の悪さを思い知らされています。竿下狙いのかかり釣りで、上手な方はどの様にしてチヌを引っ張り出されているのか見てみたい気もします。おそらくダンゴワークとラインコントロールの問題が大きく影響しているのだと思われます。1回1回の釣行が勉強の場と思われますので、このような無反応な状況も勉強だと思いかかり釣りに集中する事にします。

ひたすら手返しを繰り返しますが、穂先に強い反応が出る事は有りません。徐々に日が西に傾いて行きます。何とかチヌに相手をして貰いたいのですが、チヌと思える気配を感じる取る事が出来ません。困った事です。気長にチヌが抱き合わせの刺し餌を銜えてくれる事を期待しながらハリスダンゴで手返しを繰り返します。サナギだけが残ったり、オキアミだけが残ったりと良く分からない反応が出ますので、悪い頭の中が混乱しています。今日の納竿時間は4時30分と船頭さんに伝えていますので、それまでに何とかチヌが相手をしてくれる事を期待して、色々と試して見ますが、チヌが相手をしてくれる事は有りません。納竿時間までひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌが相手をしてくれる事は有りませんでした。腕のなさを痛感したかかり釣りでした。まだまだ修行が足らないようです。今年最後のダンゴチヌ狙いでしたが、厳しいかかり釣りを経験させられました。これも良い経験と前向きに考えて、次回の牡蠣チヌ狙いに生かして行きたいと思います。