11月21日(火)    下佐波賀筏(雨後晴れ)    中潮

前回、腕が腕ですので仕方がないのですが、下佐波賀で悔しい思いをしましたので、再度、下佐波賀に釣行する事にしました。22日は用事のために釣行出来ませんので、釣行日を何時にするか天気予報と睨めっこしながら悩みに悩んで、朝の内だけ雨の予報が出ています21日に釣行する事にしました。自宅を3時30分過ぎに出発します。小雨がピリピリしています。国道の温度表示は3℃を表示しています。今回もR9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんでオキアミLL1パック、サナギ小1袋、土中1箱、ヌカ1袋、氷小を購入します。黒鯛釣具さんで土とヌカを混ぜ込みます。5時45分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台停まっています。出船までまだ時間が有りますので、車の中で体を少し休ませます。6時10分頃、雨が少し強めに降って来ます。少し間を置いて船頭さんが到着されます。渡船代3000円を支払います。雨のために身支度を事務所の中で行います。先客さんと私を乗せて出船です。 

先ずは下佐波賀に向かいます。6時30分頃に下佐波賀筏群に到着します。今日は雨が降っていますので、屋根付筏で1日遊ばせて頂く事にします。時々お会いします先客さんは上佐波賀筏群に向かわれます。筏に上がり海の色を見ますと、濁りも取れて湾奥の筏にらしく透明度の悪い色をしています。雨が降っていますので少々鬱陶しいです。荷物が雨に濡れない様に出来るだけ屋根の下に固めます。釣座位置を北向きに構えます。北方向から風が吹き付けて来ますと少々濡れますが、全身ビチョビチョの状態は免れそうです。有り難い事です。身の回りの整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備に取り掛かります。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

 

6時50分頃からスタートします。前回の釣行で刺し餌のコーンに全く反応しませんでしたので、今回はオキアミとサナギの抱き合わせでチヌを狙う事にしました。鈎も12号にサイズを小さくする事にしました。先ずはオキアミとサナギの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを啄む反応が穂先に出る事は有りません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。穂先の動きに神経を集中します。しかし刺し餌を触って来る魚は居ないようです。上下の誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。”ジビジビジビ…ジビジビジビ”極弱い反応が穂先に出ています。合わせを入れられるような反応では有りません。ラインを巻き上げて確認します。オキアミは綺麗に取られていますがサナギは無傷で鈎に付いています。「まぁ〜、1投目はこんなもんやろ〜」魚達の活性を上げるために手返しを早めます。

手返しを繰り返しますが、なかなか刺し餌のサナギに反応する魚が現れません。悪い頭で色々と考えます。サナギを半分に千切って鈎に付けて反応を見ます。中身だけを吸い取られて皮だけになって上がって来ます。サナギの中身を見せる事で反応するようです。しかし穂先には反応が出ません。おそらくハゲが中身を吸い取っているのだと思います。暫くはオキアミとサナギの半分を刺し餌にして手返しを繰り返す事にします。餌取り達の活性も波が有るようで、活性が良かったり悪かったりと安定しません。11月のかかり釣りですので仕方が無い事かも知れません。頭の中の考えを盛期から切り替えなければいけないようです。ひたすら手返しを繰り返しますが、合わせを入れられるような反応が穂先に出る事は有りません。しかし何時チヌアタリが穂先に出るか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中します。

朝から降り続いています雨がやむ事は有りません。強くなったり弱くなったりしながら降り続いています。風向きによってズボンが濡れます。頭から雨を被りませんので有り難い事です。ひたすら手返しを繰り返します。8時10分頃、刺し餌のオキアミとサナギ半分を鈎に付けてダンゴに包み投入します。着底。”ツンツンツン…ツンツンツン”少し前からダンゴを啄む反応が出だします。期待しながら穂先の動きに神経を集中します。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。”コツコツコツ”弱い反応が穂先に出ます。オキアミを取られたようです。サナギの半分が残っている事を期待して、竿をシャクルような感じで上下の誘いを掛けます。着底と同時に”コツコツコツ…コツコツコツ”少し強めの反応で穂先を押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。この手に覚えの有る感触は間違いなくチヌの感触です。シャープな突込みで相手をしてくれます。チヌのシャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。手前、右、前方とシャープな突込みで相手をしてくれます。チヌとのやり取りを十分に楽しんで海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ごろのチヌです。有り難い事です。

チヌが来てくれましたのでホッとしました。雨の中でのかかり釣りで、チヌの顔を拝む事が出来なければかなりのショックを受けそうですので、チヌが来てくれた事に感謝したいです。手返しにも力が入ります。しかしチヌと思える反応が穂先に出る事は有りません。10時40分頃、刺し餌をダンゴに包んで投入します。着底。”ツンツンツン…ツンツンツン”ダンゴを啄む反応が穂先に出ています。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。”コツコツ…コツコツ…コツコツ”っ少ししつこい反応が穂先に出ます。即、大合わせを入れます。何か鈎掛しました。海面に姿を現したのはスレ掛した手の平サイズのマルハゲでした。もう少し大きければお持ち帰りの所ですが、今回は無罪放免とします。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌと思える反応が穂先に出る事は有りません。昼ご飯を頂く事にします。雨が降り続いていますので、屋根の真ん中に入り昼ご飯を頂きます。今日も助六寿司の昼ご飯です。屋根が有りますので雨がかかりません。有り難い事です。ゆっくりと頂ます。

12時20分頃からかかり釣りを再開します。雨がまだ降り続いています。天気予報では朝の内だけの雨でしたが、12時を回っても降り続いています。手返しを繰り返します。なかなかチヌと思える反応が穂先に出ません。1時過ぎに降り続いていた雨がやみます。青空も出て来ます。日が射し込んで来ます。俄然気分も良くなって手返しにも力が入ります。1時30分頃、スレ掛でまたまたマルハゲが海面に姿を現します。このマルハゲも手の平サイズですのでお帰り願う事にします。2時頃、チヌが浮いて居るかも知れないと思い、サナギを刺し餌にして落とし込んで見ます。2ヒロ位まで落とし込んだ所で、”コツコツコツ、クー”軽い感じで穂先を押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。何か鈎掛しました。海面に姿を現したのはバリコでした。その後も落とし込みますが、チヌらしき反応が出る事は有りませんでした。

2時過ぎ、刺し餌をダンゴに包み投入します。着底。”−−−−”ダンゴを啄む反応が出ません。「う〜ん、どうしたんかな?〜」ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。穂先の動きに神経を集中します。しかし刺し餌を啄む反応が穂先に出ません。誘いを掛けますと穂先に反応が出る事無くオキアミだけを取られます。サナギは無傷で上がって来ます。ひたすら手返しを繰り返しますが、同じ状態が延々と続きます。ハゲの活性が落ちたようです。何とか魚達の活性を上げようと手返しを早めますが、魚達の活性が上がる事は有りません。徐々に納竿時間の4時30分が迫って来ます。何とか良型以上のチヌが来て欲しいと、強欲な事を考えながら手返しを続けます。4時過ぎ、ダンゴが割れてから、穂先がもたれる様な反応が出ましたので合わせを入れますと、チャリコが海面に姿を現します。アタリはチヌのような感じでしたのでガックリです。4時30分の納竿時間まで手返しを繰り返しましたが、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。

 

釣果:1枚 37cm