10月20日(金)    下佐波賀筏(曇り一時晴れ)    大潮

18日にイプサムさんが良型含みで11枚のチヌを上げられましたので、自分の腕も顧みずに、再度、下佐波賀へ釣行する事にしました。佐波賀渡船さんに連絡を入れますと、下佐波賀に1人釣り人さんが入られると云う事でしたので、下佐波賀にするか上佐波賀にするか迷いましたが、下佐波賀で1日遊ばせて頂く事にしました。渡船時間が6時30分との事ですので、自宅を4時頃に出発します。雨が降っています。国道の温度表示は13℃を表示しています。今回もR9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。雨の中の運転ですので、安全運転に心掛けて舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんで、オキアミLL1パック、丸貝小1袋、サナギ小2袋、ダンゴ中1箱、氷小を購入します。6時頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。丁度、船頭さんが先客さん1人を乗せて出船される所です。「う〜ん、6時30分と聞いとったんやけどな?〜」良く分かりませんので、とりあえず荷物を船着場に持って行く事にします。1台車が到着します。お互い朝の挨拶を交わして、出船時間に付いて確認し合います。やはり6時30分との事です。暫く待っていますと船頭さんが戻って来られます。お互い朝の挨拶を交わします。出船時間を確認しますと、やはり6時30分との事でした。用事が有ったので船を出したついでに筏に送られたようです。渡船料金3000円を支払い、もう1人の釣り人さんと私を乗せて出船です。

6時20分頃に下佐波賀筏群に到着します。同船の釣り人さんが「先に乗る筏を決めて下さい」と、乗り筏を先に決める事を譲って頂きましたので、何時もの真ん中の筏で1日遊ばせて頂く事にしました。同船の釣り人さんは屋根付筏に上がられます。筏に上がり先ずはケムシチェックです。筏の上にはケムシが見当たりません。漸くケムシが居なくなったようです。これでかかり釣りに集中する事が出来ます。有り難い事です。海の色を見ますと、少し濁りが入ったような感じの色をしています。前回より少し透明度が悪いです。釣座位置を何時もの北向きに構えます。丸貝、コーンをパラパラと少し釣座位置付近に撒いてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津16号)

 

6時40分頃からかかり釣りを開始します。先ずは丸貝を刺し餌にして慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応なく着底します。暫く静観しますが、刺し餌の丸貝を触って来る魚は居ないようです。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出ません。再度、誘いを掛けますが、刺し餌の丸貝に反応する魚は居ないようです。次はサナギを刺し餌にして落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌のサナギを触って来る魚は居ないようです。着底。暫く静観しますが、穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けますが穂先に反応が出る事は有りません。サナギが少し齧られて上がって来ます。コーンを刺し餌にして落とし込みますが、サナギ同様、少し齧られるだけで原型を留めています。前回2回の釣行時よりも魚達の活性が凄く悪いようです。

魚達の活性が悪いようですので、6時50分頃からダンゴ釣りを開始します。刺し餌はオキアミ、サナギ、コーンのトリプルです。ダンゴに包んで投入します。着底。”ツンツンツン、ツンツンツン”ダンゴを啄む反応が穂先に出ています。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。”コツコツ”オキアミを取られたようです。まだ、サナギ、コーンが残っている筈ですので、穂先の動きに神経を集中します。穂先に”ジビジビジビ、ジビジビジビ”極弱い反応が微かに出ています。反応が出なくなりましたのでラインを巻き上げて確認します。綺麗に刺し餌がなくなっています。刺し餌をダンゴに包んだ事でハゲの活性が少し出たようです。色々な魚達の活性を上げるべく手返しを早めます。7時45分頃、サナギコーンハリスダンゴが割れてからの派手なアタリに合わせを入れますと、予想通りのチャリコが海面に姿を現します。魚達の活性をもっともっと上げなくてはいけませんので、ひたすら手返しを繰り返します。

ダンゴを啄む反応が出たのは早朝だけで、徐々に活性が落ちて行くのを感じます。何とか魚達の活性を上げなくてはいけないのですが、手返しを早めてもなかなか魚達の活性が上がって来ません。困った事です。8時30分前に隣の筏に上がられた釣り人さんがチヌを上げられます。「う〜ん、チヌは居るんやな〜。腕の問題か〜」腕が腕ですのでこればかりは仕方が有りません。取り敢えずまずは1枚を目指して手返しを繰り返します。しかし、相手をしてくれるのはチャリコ、サンキュー、エソとなかなかチヌが相手をしてくれません。魚達の活性も良かったり悪かったりと、安定した活性になかなかなってくれません。隣の釣り人さんがまた9時頃にチヌを上げられます。話を伺いますとかなり渋い反応のようです。チヌが警戒しているのか、活性が悪いのかはよくわかりませんが、弱い反応の中にもチヌアタリが含まれているかも知れませんので、穂先の動きに神経を集中しますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。チヌとのやり取りをする事無く、午前中のかかり釣りを終える事になってしまいました。今日も助六寿司の昼ご飯です。ゆっくりと頂ます。

12時15分頃から午後のかかり釣りを開始します。魚達の活性が午前中に比べてますます悪くなってしまいます。サナギ、コーン、オキアミが無傷で上がり出します。何とかしなくてはいけないのですが、なかなか良い知恵が浮かんで来ません。この活性の悪い中でも、隣の釣り人さんはポロポロとチヌを上げて居られます。隣の釣り人さんの竿下にチヌが寄ってしまったようです。隣の筏とは余り離れていませんので、かなり厳しい状況になってしまったようです。ダンゴワークや竿捌きを見てもアマとプロくらいの差が有りますので、私の腕ではチヌを竿下に寄せるのは至難の業です。私に出来る事はひたすら手返しを繰り返す事ぐらいです。しかし、魚達の活性が上がったり落ちたりとなかなか一定しません。こんな日も珍しいです。こんな中でも隣の釣り人さんは順調にチヌを上げて居られます。腕の差を痛感する瞬間です。

ひたすら手返しを繰り返します。頭の中でイメージしていますチヌアタリがなかなか穂先に出ません。刺し餌をダンゴに包んだりハリスダンゴにしたりと、変化をつけて手返しを繰り返しますが、チヌと思える強い反応が穂先に出る事は有りません。3時頃、オキアミ、サナギ、コーンのトリプル刺し餌をダンゴに包んで投入します。着底。暫くしてダンゴが自然に割れます。刺し餌が飛び出します。”コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだ、サナギ、コーンが残っている筈ですので穂先の動きを凝視します。”コツコツ、コツコツ、コツコツ”少し強めの反応が穂先に出ます。「う〜ん、ハゲかフグかチヌかは分からんけど合わせたれ!〜」大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。この感触は間違いなくチヌの感触です。漸く来てくれました。シャープな突込みを竿の上下でいなして強引に竿を起こして底を切ります。チヌのシャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。途中から筏の中に突っ込み出します。竿を前に突出してラインを巻きます。もう少しで海面に浮かせられると思われる所で穂先が跳ね上がります。確認しますとチモト付近でラインが切れています。牡蠣に擦れたようです。ガックリです。その後、ひたすら手返しを繰り返しましたが、納竿の5時までに、再び、チヌが相手をしてくれる事は有りませんでした。まだまだ修行が足らない事を痛感しました。隣の釣り人さんは、良型含みで8枚チヌを上げて居られました。さすがです。帰りの船の中でダンゴワークについて色々教えて頂き有難うございました。今後のダンゴ釣りに生かして行きたいと思います。