1月18日(水)    上佐波賀筏(晴れ後曇り)    中潮

寒波の襲来で久しぶりの大雪で、雪、雪の毎日でしたが、ようやく18日、19日が釣行可能な天気予報が出ましたので、18日の水曜日に釣行する事にしました。今回も牡蠣チヌ狙いですので釣行先は上佐波賀です。自宅を4時過ぎに出発します。国道の温度表示は−4℃を表示しています。結構冷え込んでいます。道路には雪は有りませんが道端には多くの雪が残っています。路面の凍結が心配です。何時も以上に安全運転で舞鶴を目指します。今回もR9→R27→ウスイ釣具店さん→上佐波賀のルートで車を走らせます。途中、道の駅の和でトイレタイム。ウスイ釣具店さんで氷小1ヶを購入します。6時20分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。車が1台も停まっていません。今日も私1人かも知れません。雪は駐車場に少しあるくらいです。身支度を整えて荷物を船に積んでいた時に船頭さんが到着されます。お互いに朝の挨拶を交わします。渡船代3000円、牡蠣ロープ1本分の代金1000円を支払います。私1人を乗せて出船です。

6時40分頃に薄暗い上佐波賀筏群に到着します。何時もの3番筏に船を着けて貰います。筏の上は霜が降りて真っ白です。滑らないように注意を払い筏に上がります。海の色は薄暗くて良く分かりません。先ずは牡蠣ロープを引き上げて朝一の大仕事に取り掛かります。防寒着をドロドロにしながら牡蠣掃除をします。気温が低いのかなかなか体が温まりません。7時40分頃にようやく牡蠣掃除を終える事が出来ました。海の色を見ますと、河川からの真水がタップリと入った透明度の悪い色をしています。海水に手をつけますとチンチンに冷え込んでいます。指先が痛いです。この急激な冷え込みでチヌが口を使ってくれるか少々不安です。今日はかなり苦戦しそうな予感がします。出た牡蠣ゴミを北向きの釣座位置付近にドバーと撒きます。身の回りの整理を終えて、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.4m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津12号 16号)

7時50分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。先ずは牡蠣の半貝を刺し餌にして1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。浮きチヌを期待して穂先の動きに神経を集中します。3ヒロ〜4ヒロの間で”コツコツ”と、何かが刺し餌の牡蠣を啄んで来ます。落とし込む位置をキープしますが、穂先が押さえ込まれたり負荷がなくなる事は有りません。啄む反応が出るだけです。おそらく前回と同じく餌取りが刺し餌の牡蠣を啄んで居るのだろうと思われます。徐々にタナを深くして行きます。反応が出る事無く着底します。暫く静観していますと、”ジビジビジビ、ジビジビジビ”と、極弱い反応が穂先に出て刺し餌の牡蠣を取られます。おそらく餌取りの仕業と思われます。チヌの反応ではないような気がします。手返しを繰り返します。着底後に極弱い反応が出て刺し餌の牡蠣を取られます。時々、鈎ごと取られますので、竿下にはフグも居るようです。一日、餌取り達の反応が続けばチヌに近づく事が出来るような気がします。期待を込めて手返しを繰り返します。

期待とは裏腹にチヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。しかし、餌取りと思われる反応が穂先に出ていますので、集中力が途切れる事は有りません。8時20分頃に”コツコツコツ、グー”と、少し強めの反応で穂先を押え込んで来るアタリが出ます。即、大合わせを入れますが、竿を持つ手にチヌの感触が伝わって来ません。海面に姿を現したのは良型のキスです。牡蠣の刺し餌で前回に引き続いて初めてのキスを釣り上げました。ひたすら手返しを繰り返していますと、10時過ぎ、前回同様に3.5番筏で牡蠣上げ作業を漁師さんが行われます。前回と同じ漁師さんです。今回も牡蠣ゴミを頂きます。今日のパターンは前回を全く同じですので、チヌが来てくれるのは昼からと考えて、漁師さんから頂いた牡蠣ゴミをパラパラ撒きながらチヌが来てくれるのを待ちます。11時前に牡蠣上げを終えられます。11時過ぎ、着底した刺し餌の牡蠣に”コツコツコツ、クー”と、少し強めの反応で穂先を押え込んで来るアタリが出ます。即、大合わせを入れます。竿を持つ手に伝わって来る感触はチヌでは有りません。海面に姿を現したのは良型のマルハゲでした。12時前までひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りませんでした。昼ご飯を頂く事にします。今日もカップラーメンとパンの昼ご飯です。昼ご飯を頂く前に、釣座位置付近にドバーと牡蠣ゴミを撒いて置きます。青空が広がり風も穏やかですので、のんびりと昼ご飯を頂きます。

 

12時10分頃から牡蠣チヌ狙いを再開します。刺し餌の牡蠣を、1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。途中での反応が出る事無く着底します。着底度同時に”コツコツコツ、コツコツコツ”と、少し強めの反応が穂先に出ます。即、大合わせを入れます。竿が空を切ります。ラインを巻き上げ確認しますと鈎が有りません。午前中も時々鈎を取られましたので、竿下にはフグも居るようです。ひたすら手返しを繰り返しますが、フグアタリを最後に無反応地獄が始まりました。手返しを繰り返せど繰り返せど穂先に反応が出る事は有りません。牡蠣チヌ狙いで何度も経験する無反応地獄ですが、いまだ解決策を見出す事が出来ません。まだまだ修行不足のようです。刺し餌の牡蠣が着底して反応が穂先に出なければ上下の誘いを何度も掛けて、それでも反応が出なければ刺し餌を底で切って、再度、刺し餌の牡蠣を落とし込む事を延々と続けます。忘れた頃にヒイラギと思われる反応が穂先に出てドキッとします。やはり今日は底まで冷え切っているような感じです。何とかチヌの顔を拝みたいとひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌの顔を拝む事無く、4時30分と決めています納竿時間を迎えてしまいました。牡蠣チヌ狙いの難しさをあらためて教えられました。良い勉強をさせて頂きました。