2月3日(水)    上佐波賀筏(晴れ時々雪混じりの時雨)    長潮

バセドウ病だけでもウンザリしているのに、昨年の年末に耳鳴り、ヘルペス、腰痛と、色々な体調不良に襲われて、とんでもない年末年始を過ごさざるを得なかったのですが、ようやく耳鳴りと腰痛が良くなって来たのですが、ヘルペスで顔の右半分が神経を潰されてしまいましたので、その後遺症で右側の顔面麻痺が残ってしまい、神経修復の薬と痛み止めを飲んでいたのですが、胃の具合が悪くなって来ましたので、胃カメラ検診を受けた所、薬による胃潰瘍が出来ている事が分かり、十二指腸まで炎症が広がっているとの事で踏んだり蹴ったりの状態です。今年の初釣りをジッと我慢していたのですが、余りにも次から次へと体調不良に襲われますので、少々無謀かなとも思いましたが、気分転換も兼ねて今年の初釣りに行く事にしました。釣行先はポイントカードが一杯になっています上佐波賀に釣行する事にしました。自宅を4時頃に出発します。国道の温度表示は−1℃を表示しています。この時期にしては余り冷え込んでいません。今回もR9→R27→ウスイ釣具店さん→上佐波賀のルートで車を走らせます。ピリピリと降っていた雨が安国寺付近から雪に変わります。安全運転で上佐波賀を目指します。ウスイ釣具店さんで氷小1ヶを購入します。5時45分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。1台も車が停まっていません。ピリピリと小雨が降っています。身支度を整えて船頭さんが来られるのを車の中で待ちます。6時10分頃に何時もの船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。牡蠣代1000円を支払います。今回の渡船代はポイントが一杯になりましたので要りません。有り難い事です。私一人を乗せて出船です。

6時30分頃、上佐波賀筏群に到着します。薄暗い中、今日の釣り人は私一人ですので、なかなか乗れない3番筏で一日遊ばせて貰う事にします。筏に上がり薄暗い中で海の色を見ますと、河川からの真水がタップリと入った透明度の悪い色をしています。ピリピリと小雨が降る中、牡蠣ロープを引き上げて朝一の大仕事に取り掛かります。腰を痛めるといけませんので、腰掛に座って牡蠣掃除を行います。相変わらず防寒着を汚しながらの牡蠣掃除です。牡蠣掃除中に白いものが降って来ます。小雨が雪に変わって来ました。牡蠣掃除をしている私の体はかなり熱いのですが、早朝の気温はかなり低いようです。7時30分頃に牡蠣掃除を終えます。牡蠣が余り付いていませんので早く終える事が出来ました。腰掛に座っても腰がかなり痛いです。私の腰痛の原因は牡蠣掃除のようです。如何すれば良いか頭が痛いです。また悪い頭で色々と考えてみます。牡蠣ゴミの半分を北向き側の釣座位置付近にドバーと撒きます。牡蠣ゴミを撒き終えてから身の回りの整理整頓をします。次にゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.4m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津12号)

7時50分頃からかかり釣りを開始します。何時も通り牡蠣の半貝を刺し餌にして、1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。上層、中層では刺し餌の牡蠣を触って来る魚は居ません。着底。穂先の動きに神経を集中しますが、穂先が反応を示す事は有りません。暫く静観しましたが、反応が穂先に出ませんので誘いを掛ける事にします。上に大きく誘いを掛けてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出ません。再度、誘いを掛けますが穂先が反応を示す事は有りません。やはり予想通りの低活性のようです。誘いと静観を繰り返しますが、刺し餌の牡蠣に反応を示す魚は居ないようです。静観と誘いを掛けて反応が出なければ底で刺し餌の牡蠣を切り、再度、刺し餌の牡蠣を落とし込む事を繰り返します。しかし反応が凄く遠いです。どの様なタイミングで刺し餌の牡蠣を喰って来るか楽しみです。何時でも対処出来るように、穂先の動きに神経を集中します。釣座位置では反応が出ませんので、北側面を少し探って見る事にします。東側から西側に探りを入れますが、釣座位置と同様に穂先が反応を示す事は有りません。釣座位置の問題ではなく魚の活性の問題のようです。

竿先にポロポロと牡蠣を割って撒き餌をしながらチヌからの反応を待ちます。8時20分頃からようやく餌取り達が反応を示してくれます。弱いコツコツとした反応で穂先を送りますと鈎がなくなります。フグが刺し餌の牡蠣に反応しているようです。フグが居ればチヌも居ると変な思い込みが有りますので、頭の中ではどの様なタイミングで、どの様な反応でチヌが刺し餌を喰って来るかと考えています。8時30分頃、刺し餌の牡蠣を慎重に落とし込みます。相変わらず上層、中層では穂先に反応出ません。着底。穂先に反応が出ません。反応が出ない穂先を凝視していますと、フ〜と穂先の負荷が抜けて行きます。「これはチヌが銜えとる!!!」穂先の負荷がなくなってから、一呼吸置いて立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。ラインを巻いて直ぐに重さの有るキツイ突込みが始まります。前に向かって突っ込んでいますので、後ろの牡蠣ロープの心配をしなくて済みそうです。キツイ突込みでズルズルとラインを引っ張り出されながらも徐々に浮かせます。突込みがキツイですのでなかなか浮かせる事が出来ません。早く姿を見たいのですが、重さの有るキツイ突込みでズルズルとラインを引っ張り出されます。3番筏は水深が有りますので海面に浮かせるまで時間が掛かります。チヌとのやり取りを楽しむには持って来いの水深ですが、冬場は貴重な1枚ですので、楽しむと云うよりついつい慎重になってしまいます。慎重かつ強引に徐々に浮かせます。ようやく海面直下に白い魚影が見えて来ました。暫く大きなチヌを見ていませんので凄く大きく見えます。海面に浮かせて無事タモに収まります。40後半のチヌです。有り難い事です。

チヌが来てくれましたので俄然やる気が出て来ます。餌取りの反応も時々出てくれますので、ドキドキしながら穂先の動きに集中出来ます。次はどの様なタイミングで刺し餌を喰って来るか楽しみです。ここ上佐波賀で牡蠣チヌ狙いの時は不思議と前向きになれます。穂先に出る反応を見極めながら神経を集中させます。10時過ぎ、刺し餌の牡蠣を1ヒロ、1ヒロ、落とし込んで行きます。着底と同時に”コツコツ、グッ”と、鋭く穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい重さが伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。前に向かって重さの有るキツイ突込みで相手をしてくれます。ラインを巻けば直ぐに引っ張り出されます。元気印のチヌです。ラインを引っ張れ出されながらも徐々に浮かせます。チヌが右前方に向かってキツイ突込みで相手をしてくれます。竿で溜めて突込みに耐えていますと、竿を起こす時の感触が少し変です。竿を起こすのですが凄く重いです。何かに引っ掛かっている感触です。「ええ〜、中層で引っ掛かるものて何もないわな?〜」強引にラインを巻いた瞬間に穂先が跳ね上がります。「うそ〜、何でや!!!〜」良く分からないラインブレークです。バラシタ事は仕方が有りませんので、引きずらないように手返しを繰り返します。10時30分頃から無反応な時間帯が始まります。手返しを繰り返しても繰り返しても、穂先が反応を示す事は有りません。12時になりましたので、釣座位置に牡蠣ゴミの残り半分を撒いてからお昼ご飯にます。パンとカップラーメンのお昼ご飯です。胃には余り良くないと思うのですが、何時もの定番ですので意識せずに買ってしまいました。

ゆっくりとお昼ご飯を頂きます。時雨雲が通過して行きます。今日は頻繁に時雨雲が通過します。12時20分頃から午後のかかり釣りを開始します。午前中に2枚のチヌが来てくれましたので、午後からも2枚のチヌが来て欲しいと、強欲な事を考えながら刺し餌の牡蠣を落とし込んで行きます。着底。暫く静観しますが反応が出ませんので、上下の誘いを時々掛けますが穂先が反応する事は有りません。まだ無反応な時間帯が続いているようです。落とし込んでアタリが無ければ誘いを掛けて、反応が無ければ底で刺し餌の牡蠣を切って、再度、落とし込む事を繰り返します。2時過ぎ、刺し餌の牡蠣を落とし込んで行きますが、途中で反応が出る事無く着底します。“ジビジビジビ”久しぶりにヒイラギらしき反応が穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中します。”コツコツ、グッ”穂先を鋭く押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。重さの有るキツイ突込みで相手をしてくれます。少しチヌとのやり取りに慣れて来ましたので、チヌの重さの有るキツイ突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。このチヌも前に向かって突っ込んでいますので、牡蠣ロープの心配をしなくても良いようです。チヌの重さの有るキツイ突込みに耐えながら、ようやく海面直下に白い魚影を見る事が出来ました。良型チヌです。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ごろのチヌです。有り難い事です。

無反応な時間帯でいきなりチヌアタリが出ましたので、穂先の動きに神経を集中しながら手返しを繰り返します。しかしアタリが凄く遠いです。辛抱強く手返しを繰り返します。時々牡蠣を割って竿先に撒きます。3時頃、刺し餌の牡蠣を落とし込みます。着底。穂先に反応が出ませんが、穂先の動きに神経を集中していますと、”コツコツ、グッ”と力強く穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。少し合わせが早かったと思い2度合わせを入れます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時に前に向かって今日一番の強烈な突込みが始まります。今日のチヌは掛けたのと同時に前に向かって突っ込んで行きます。釣り人にとって都合の良い方向です。強烈な突込みでズルズルとラインを引っ張り出されます。必死で竿で溜めて耐えます。重さや突っ込む強さからそこそこのチヌと思われます。強烈な突込みに耐えながらも徐々に浮かせます。しかし突込みを弱める事無く相手をしてくれます。何とか中層位まで浮かせた所で、またまた強烈に突込みますので、竿で溜めて耐えていますと穂先が跳ね上がります。「う〜ん、やっぱり合わせが早かったか?〜」ラインを巻き上げますと鈎が付いています。鈎ハズレのバラシです。中層辺りまで浮かせて来ましたので取れると思ったのですが、やはり合わせのタイミングが少し早かったようです。まだまだ修行が足らないようです。気落ちしていても仕方が有りませんので、4時30分と船頭さんに伝えています納竿時間までまだ時間が有りますので、再度、チヌが来てくれる事を期待して手返しを繰り返します。しかし無反応な時間帯が続きます。徐々に納竿時間が近づいて来ます。何とかチヌに刺し餌の牡蠣を喰って欲しいと願いながら手返しを繰り返しましたが、穂先に反応が出る事無く納竿時間になってしまいました。今日は4枚もチヌが相手をしてくれましたが、残念ながら腕が腕ですので2枚しか取り込む事が出来ませんでした。腕のなさを痛感した初釣りでしたが、初釣りでチヌの顔を拝めただけでも有り難い事だと思っています。こんな私のHPですが、今年もお付き合いのほど宜しくお願いいたします。

釣果:チヌ2枚 47.5cm 48.5cm