2月18日(木)    上佐波賀筏(晴れ)    若潮

木曜日と金曜日が良い天気の予報ですので、どちらにするか少々迷いましたが木曜日に釣行する事にしました。釣行先は今回も牡蠣チヌ狙いで上佐波賀に行く事にしました。自宅を何時ものように4時頃に出発します。国道の温度表示は−4℃を表示しています。今朝はかなりの冷え込みです。明け方にはもっと気温が下がっていると思われます。今回もR9→R27→ウスイ釣具店さん→上佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。道中、道端に多くの雪が有ると思っていたのですが、思っていたほど道端に雪が有りません。道路も乾いています。ウスイ釣具店さんで氷小1ヶを購入します。5時50分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。1台も車が停まっていません。駐車場には少し雪が残っています。身支度を整えて船頭さんが来られるのを車の中で待ちます。6時30分前に何時もの船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000円と牡蠣代1000円を支払います。私一人を乗せて出船です。

6時35分頃、上佐波賀筏群に到着します。今日も私一人ですので、3番筏で一日遊ばせて貰う事にします。筏の上は残雪が残っていて、朝の冷え込みでカチンカチンに凍り付いています。滑らないように注意して筏に上がります。筏の上はツルンツルンです。「海に落ちたら助からんわな〜」と、思いながら海の色を見ますと、バスクリーン色が少し収まりかけて来た色に近い色をしています。河川からの真水がタップリと入ってチンチンに冷え切った色をしています。滑らないように注意をして、牡蠣ロープを引き上げて朝一の大仕事です。相変わらず防寒着をドロドロにしながらの牡蠣掃除です。何時もは牡蠣掃除で体が熱くなってくるのですが、今日は体が余り熱くなって来ません。朝の気温が結構下がっているのかも知れません。7時50分頃に牡蠣掃除を終えます。今日は重さの有る牡蠣ロープを引っ張り上げましたので、牡蠣の数が結構有りますので牡蠣掃除に少し時間が掛かりました。何時も通りに牡蠣ゴミの半分を北向き側の釣座位置付近にドバーと撒きます。牡蠣ゴミを撒き終えてから身の回りの整理整頓をします。次にゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.4m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津12号)

8時頃よりかかり釣りを開始します。期待を込めて牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込んで行きます。徐々にタナを深くして行きますが、上層、中層では刺し餌の牡蠣を触って来る魚は居ません。着底。穂先に反応が出ません。暫く静観しましたが穂先に反応が出ませんので誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込んで行きます。底から1ヒロ半ほど上から刺し餌の牡蠣を触って来ます。反応からヒイラギが刺し餌の牡蠣を啄んでいると思われます。着底。”ジビジビジビ、ジビジビジビ、フ〜”ヒイラギが刺し餌の牡蠣に反応しています。しかし刺し餌の牡蠣がなくなる事は有りません。底で刺し餌の牡蠣を切り、再度、刺し餌の牡蠣を落とし込みます。着底。”ジビジビ、フ〜”ヒイラギのような弱い反応です。負荷がなくなった所で立ち上がって大合わせを入れます。竿が空を切ります。ラインを巻き上げますと鈎が有りません。フグが竿下に居るようです。チヌへの期待が高まります。どの様なタイミングで、どの様な反応で、刺し餌の牡蠣を喰って来るか楽しみです。上佐波賀での牡蠣チヌ狙いでは不思議とプラス思考です。8時20分頃、刺し餌の牡蠣を慎重に落とし込んで行きます。途中での反応なく着底します。暫く静観しますが反応が出ませんので誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込んで行きます。着底。”ジビジビ、フ〜”穂先に負荷がなくなります。立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。この感触はフグではなくチヌの感触です。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にキツイ突込みが始まります。ジリジリとラインを引っ張り出されます。ラインを引っ張り出されながらも竿で溜めて徐々に浮かせます。下へ下へと突っ込んでいますので、後ろの牡蠣ロープの心配をしなくても良いようです。重さの有るキツイ突込みをかわしながら徐々に浮かせます。ようやく海面直下で反転を繰り返している魚影が見えて来ました。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ごろのチヌです。有り難い事です。

チヌが来てくれましたので否応なしに手返しにも力が入ります。しかし9時前からアタリが凄く遠くなってしまいます。無反応地獄までは行きませんが、ポツリ・・・ポツリとヒイラギらしき反応が長い間を置いて穂先に出ます。アタリに合わせて刺し餌の牡蠣を長く底に留め置く事にします。時々ヒイラギと同じような反応でフグに鈎ごと持って行かれます。竿先にポロポロと牡蠣を割って撒き餌をしながらチヌからの反応を待ちます。11時20分頃、着底した刺し餌の牡蠣に”ジビジビジビ、フ〜、ジビジビジビ、フ〜”穂先を浮かせる反応出ています。ヒイラギが刺し餌の牡蠣に反応しているようです。”ジビジビジビ、フ〜、コツコツ”ヒイラギの反応の中に強い反応が出て刺し餌を取られます。ラインを巻き上げて鈎を確認しますと無事付いています。ラインにも傷が入っていませんのでフグの反応ではないようです。「う〜ん、ひょっとしてチヌアタリがまじっとるんか?〜」再度、刺し餌の牡蠣を落とし込みます。着底前からヒイラギらしき反応が穂先に出ています。着底。”ジビジビジビ、フ〜、ジビジビジビ、フ〜”ヒイラギが反応しています。”ジビジビジビ、フ〜、コツコツ、コツコツ、コツコツ”少し強めの反応で刺し餌の牡蠣を啄みながら穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さの有る感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。重さの有るキツイ突込みで相手をしてくれます。突込みを竿で溜めて耐えますが、キツイ突込みの時は無理をしないで少しラインを出していなします。途中から筏の中に入ろうとしますので、竿を前に付き出して引っ張り出すような感じでやり取りをします。ラインが筏の中方向から竿下方向に変わって来ます。筏の中からチヌが出て来たようです。チヌのキツイ突込みに耐えながら徐々に浮かせます。チヌとのやり取りを十分に楽しみます。ようやく竿下に白い魚影が見えて来ました。この瞬間がたまりません。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ごろのチヌです。有り難い事です。

今日のチヌはヒイラギが刺し餌の牡蠣を啄んで居る所に割り込んで来るようです。ヒイラギの反応に注意を払わなくてはいけないようです。12時頃まで刺し餌の牡蠣を落とし込みましたが、チヌらしき反応が出ませんでしたので昼ご飯を食べる事にします。昼ご飯を食べる前に釣座位置付近に残りの牡蠣ゴミをドバーと撒いて置きます。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。周りの景色を見ながらゆっくりと昼ご飯を頂きます。周りの山々には雪が残っています。昼ご飯を食べ終えて12時20分頃からかかり釣り再開します。刺し餌の牡蠣を落とし込んで行きます。途中での反応なく着底します。”ジビジビジビ、フ〜、ジビジビジビ、フ〜”ヒイラギに刺し餌の牡蠣を取られます。12時30分頃、再度、刺し餌の牡蠣を落とし込みます。着底。反応が出ません。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。。”ジビジビジビ、フ〜、コツコツ、コツコツ、コツコツ”ヒイラギアタリからチヌアタリに変わりました。少し強めの反応を出しながら穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい重量感が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。キツイ突込みに耐えながら徐々に浮かせます。下へ下へと突っ込んでいます。中ほど位まで上げて来た所で穂先が跳ね上がります。鈎ハズレのバラシです。「う〜ん、同じタイミングで合わせを入れたんやけどな?〜」バラシタ事は仕方が有りませんので、引きずらないようにして手返しを繰り返します。しかしこの後悪夢が待っていました。2時前に2連続のバラシを犯してしまいます。1度は鈎ハズレ、2度目はライン切れ、昼から3連続の大バラシです。ヘッポコぶり大爆発です。さすがにへこみます。合わせのタイミングが分からなくなって来ました。まだまだ修行が足らないようです。2時過ぎ、気落ちしながら刺し餌の牡蠣を落とし込みます。途中での反応なく着底します。”ジビジビジビ、フ〜、コツコツ、コツコツ、コツコツ”またまたヒイラギアタリからチヌアタリに変わりました。「おぉぉ!〜、まだ居ったで!〜。」合わせのタイミングをワンテンポ遅らせ立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。余り重さを感じませんがシャープな突込みで相手をしてくれます。筏の中に突っ込む方向を変えて来ます。竿を前に付き出して強引にラインを巻きます。竿を起こした時にジリジリジリと嫌な感触が伝わって来ます。「4連続バラシはいややで!〜」強引にラインを巻いていますと、牡蠣ロープに擦れている感触が有ったり無かったりしながら徐々にチヌが浮いて来ます。ようやく海面直下に反転を繰り返している魚影を確認します。海面に浮かせて無事タモに収まります。40くらいのチヌです。有り難い事です。ラインを確認しますと部分的にザラザラになっています。良く切れないで持ってくれたものです。

4連続バラシを免れてホットしました。ヒイラギアタリに注意を払い手返しを繰り返します。時々鈎ごとなくなりますのでフグも居るようです。ヒイラギアタリが出ますとドキッとします。2時20分頃、刺し餌の牡蠣を落とし込んで行きます。底から1ヒロ半くらい上に居るヒイラギに突かれながら着底します。”ジビジビジビ、フ〜、ジビジビジビ、フ〜”ヒイラギが刺し餌の牡蠣を啄んで居ます。「さすがにもうチヌは居らんやろ?〜」ヒイラギが刺し餌の牡蠣を啄んで居る反応が出ている穂先を凝視していますと、”ジビジビジビ、フ〜、コツコツ、コツコツ、コツコツ”ヒイラギアタリからチヌアタリに変わりました。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。先ほどと同じぐらいのチヌのようです。シャープな突込みで相手をしてくれます。このチヌも一気に筏の中に突っ込んで行きます。竿を前に付き出し強引にラインを巻いて前へ前へとチヌを誘導します。牡蠣ロープに引っ掛からず徐々にチヌが浮いて来ます。かなり浮かせた所で前に向かって突っ込み出します。チヌの突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に白い魚影が見えて来ました。海面に浮かせて無事タモに収まります。40ぐらいのチヌです。有り難い事です。

チヌがまたまた来てくれましたので、まだチヌが竿下に居るのではないかと期待を込めて落とし込みます。着底。穂先に反応が出ません。暫く静観しましたが反応が穂先に出ませんので、上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。反応が出ません。暫く静観したり誘いを掛けたりと静と動を繰り返しますが、穂先に反応が出る事は有りません。底で刺し餌の牡蠣を切って、再度、刺し餌の牡蠣を落とし込む事を繰り返しますが、魚達が刺し餌の牡蠣に反応を示す事は有りません。無反応な時間帯が延々と続きます。無反応地獄です。粘り強く手返しを繰り返します。静観と誘いの時間に強弱を付けてチヌからの反応を待ちます。徐々に船頭さんに伝えています4時30分の納竿時間が近づいて来ます。夕時合いのガツンを期待して手返しを繰り返しましたが、残念ながら、再度、チヌに刺し餌の牡蠣を喰わせる事が出来ませんでした。今日は3連続の大バラシを仕出かしてしまいましたが、これも勉強と前向きに考えて次回からのかかり釣りに生かしたいと思います。まだまだ修行が足りません。

釣果:チヌ4枚 40cm 40cm 45.5cm 46cm