11月13日(日)    青井筏(晴れ後曇り)    大潮

前回の釣行記を読み直している中で、間違いが有る事に気づきましたので訂正修正させて頂きます。間違いのヶ所は、青井で車にぶつかったのはクマではなくイノシシでした。申し訳御座いませんでした。
13日の日曜日は好天の予報ですので釣行する事にしました。端境期の11月ですので、何処のかかり釣り場でも同じような状況ですので、ゆっくりと自宅を出発出来ます青井に釣行する事にしました。自宅をかなり遅い5時20分頃に出発します。国道の温度表示は今回も5℃を表示しています。今回はR9→R27→ウスイ釣具店さん→青井のルートで車を走らせます。安全運転で青井を目指します。ウスイ釣具店さんでサナギ小1袋、オキアミLL1パック、サナギミンチ1袋、紀州釣り用ダンゴ小1箱、氷小1ヶを購入します。7時過ぎにマル拓渡船さん船着き場に到着します。既に4台の車が停まっています。1人の釣り人さんが準備をされています。拓ちゃんの指示で車を隣に付けて荷物を降ろします。先客さんや拓ちゃんとお互い朝の挨拶を交わします。船に荷物を積み込んで、渡船代3500円を支払います。もう1人の釣り人さんと私を乗せて出船です。

7時15分頃に青井筏群に到着します。拓ちゃんが船を着けられたのは、何時もの西から1列目の小屋付筏です。今日もこの筏で1日遊ばせて頂きます。筏に上がり海の色を見ますと、何時もの透明度の良い色をしています。風が南寄りから吹いています。防寒着を車の中に置いて来た事を少し後悔し始めます。やはり風が吹き付けて来ますとかなり寒さを感じます。我慢出来なくなったら拓ちゃんに電話する事にします。何時ものようにブイに付いていますイ貝を少々採取して、西向きの釣座位置付近にパラパラと撒きます。イ貝を見き終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.5m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

 

7時45分頃からかかり釣りを開始します。先ずはパラパラとイ貝を撒いてから刺し餌のイ貝を落とし込んで行きます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌のイ貝に反応する魚は現れません。着底。暫く静観しますが穂先が反応を捉える事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。穂先が反応する事は有りません。誘いと静観を繰り返しますが、ピクリとも穂先が反応する事は有りません。刺し餌のイ貝を取り換えては、ひたすら落とし込みを続けますが、魚からの反応が穂先に出る事は有りません。穂先に反応が出ればチヌの可能性が非常に高いと思い、寒さに耐えながら穂先の動きに神経を集中します。しかし穂先が反応してくれる事は有りません。寒さも手伝って、除々にイ貝チヌへの諦めが大きくなって来ます。8時過ぎ、ダンゴ釣りに切り替える事にします。

8時15分頃からダンゴ釣りを開始します。先ずはオキアミをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを突く反応が出る事無く、自然に割れて刺し餌のオキアミが飛び出します。穂先の動きに神経を集中しますが反応が出ません。上下の誘いを掛けますが穂先が反応する事は有りません。ラインを巻き上げて刺し餌のオキアミを確認しますが無傷です。再度、刺し餌のオキアミをダンゴに包んで投入しますが、刺し餌のオキアミを触って来る魚は居ません。かなり魚達の活性が悪いようです。魚達の活性を上げなくてはいけませんので手返しを早めます。手返しを早めたのが良かったのか、ようやく”ジビジビジビ、コツコツコツ”刺し餌のオキアミに反応を示します。オキアミに反応して来ましたので、残るであろうと思われますサナギを抱き合わせで刺し餌にします。オキアミとサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。”コツコツコツ”刺し餌のオキアミを取られたようです。まだサナギが残っている筈ですので、穂先の動きに神経を集中しますが反応が出ません。ラインを巻き上げて確認しますと、サナギには何ヶ所かの穴が開いています。竿下にはハゲが居るようです。ひたすら手返しを繰り返します。

9時過ぎ、西方向の風が強く吹き付けて来た所で、寒さが我慢出来なくなって、拓ちゃんに電話を入れて迎えに来て貰います。車から防寒着を取り出してとんぼ返りです。拓ちゃんに迷惑を掛けてしまいました。船着き場は余り風は有りませんが、筏が設置して有る沖まで出ますと結構な風が吹き付けています。最初から防寒着を持って行けばよかったと反省しています。拓ちゃんに送って貰いかかり釣り再開です。ひたすら手返しを繰り返しますが、オキアミは秒殺状態ですが、サナギは何か所か穴が開いて上がって来ます。刺し餌のサナギがなくなる事は有りません。サナギがなくなるくらいの高活性にならなくてはいけません。ひたすら手返しを繰り返していますと、10時30過ぎに根掛と思って強引にラインを巻きますと根が上がって来ます。徐々に浮いて来ます。海面に姿を現したのは大タコでした。大タコが竿下に居ましたので魚達が警戒していたのかも知れません。南側に引っ張って行き無罪放免とします。

大タコを竿下から退けましたので、魚達の活性が上がってくれる事を期待して手返しを続けます。大タコを退けて数投目でダンゴを突く反応が出だします。このダンゴ突きはボラのようです。ボラを掛けないように注意しなくてはいけません。サナギもボロボロになって上がって来ます。魚達の活性も徐々に上がって来たようです。11時前、サナギハリスダンゴを投入します。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”弱いながらもボラと思われる反応が穂先に出ています。ボラに突かれてと云うよりも、自然に割れたと云った方が正解のダンゴの割れで穂先の負荷がなくなります。穂先に負荷が戻って来ても良いタイミングですが負荷が戻って来ません。「う〜ん、これは銜えとる!〜」チヌかボラか良く分かりませんが、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい重量感が竿を持つ手に伝わって来ます。一気に前に向かって走り出します。強引に竿で溜めて耐えます。溜めながら徐々に竿を起こします。竿を起こした感触はボラの感触です。それもかなりの大きさのボラのようです。強引なボラの走りに耐えながら徐々に浮かせます。海面に姿を現したのはとんでもない大きさのボラでした。ガックリです。

掛けてはいけないボラを掛けてしまいましたので、その後はボラのダンゴ突きが出る事は有りません。ボラにダンゴを突いて貰わないと、ダンゴ釣りの面白さがなくなりますので、自分自身で面白さを潰してしまった後悔が頭の中を駆け巡っています。気を取り直して手返しを繰り返します。ハリスダンゴで手返しを早めます。相変わらずサナギがボロボロになって上がって来ます。オキアミはダンゴから抜けると秒殺状態です。何とかチヌアタリを見たいのですが、なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。ひたすら手返しを繰り返しますが、合わせを入れられる様な反応が穂先に出る事は有りません。12時になりましたのでお昼ご飯を頂く事にします。助六寿司とパンの昼ご飯です。ゆっくりと頂ます。昼になりますと朝の寒さがウソの様で、防寒着を着ていますと暑くて堪りません。人とはええ加減な生き物です。

お昼をゆっくりと頂いて、12時20分頃からかかり釣りを再開します。昼からのかかり釣りに期待して手返しを繰り返します。しかし徐々に魚達の活性が落ちて行きます。2時頃には刺し餌のオキアミも無傷で上がり出します。困った事です。ひたすら手返しを繰り返しますが、風向きが西方向から北方向に変わって、筏の位置が動いた事が原因かどうか分かりませんが、反応が凄く遠くなってしまいます。「う〜ん、筏が動かんかっても厳しいのに、筏が動いたらアカンやん!〜」ついついボヤキが出てしまいます。何とか夕時合いを期待して手返しを繰り返しますが、なかなかチヌらしき気配を感じる事が出来ません。徐々に納竿時間の4時30分が迫って来ます。ひたすら手返しを繰り返します。しかし残念ながら納竿時間までに、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。端境期のかかり釣り、まだまだ修行が足らないようです。