１０月２６日（水）　　　　青井筏（晴れ後雨）　　　　若潮

天気予報では２６日の水曜日が雨もなく風も穏やかですので、もう少しダンゴ釣りを楽しみたいと思いますので、前回、ボラらしき反応が出ました青井に釣行する事にしました。青井のマル拓渡船さんにお世話になります。自宅を４時３５分頃に出発します。国道の温度表示は今回も１４℃を表示しています。今日もＲ９→Ｒ２７→ウスイ釣具店さん→青井のルートで車を走らせます。安全運転で青井を目指します。ウスイ釣具店さんでオキアミＬＬ１パック、サナギ小１袋、丸貝１パック、サナギミンチ１袋、紀州釣り用ダンゴ小１箱、氷小１ヶを購入します。６時１０分頃にマル拓渡船さんの船着き場に到着します。今回もすでに３台の車が駐車しています。丁度、拓ちゃんが先客さんを送って行かれる所です。車から荷物を降ろして身支度を整えます。直ぐに拓ちゃんが帰って来られます。お互い朝の挨拶を交わします。拓ちゃんに手伝って貰って荷物を船に積み込みます。渡船料３５００円を支払います。私１人を乗せて出船です。

６時２０分頃、青井筏群に到着します。今日も多くの釣り人さんが既に竿を出されています。拓ちゃんが船を着けられたのは、前回と同じ、西から１列目の小屋付の筏です。筏に上がり海の色を見ますと、前回とえらい違いで、私の頭の中に有る青井の海の色です。凄く透明度が高いです。この透明度が良い方向に作用してくれる事を願わずにはいられません。前回、朝一から刺し餌のイ貝を喰って来ましたので、今回も朝一はイ貝を刺し餌にしてチヌを狙う事にします。ブイに付いていますイ貝を少しだけ採取して、西向きの釣座位置前にパラパラとイ貝を撒いて置きます。イ貝を撒き終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。（タックルは竿 1.5m リール バイキング筏-44　ライン 1.75号通し 錘り 0.5号　鈎 海津12号）

６時４０分頃からかかり釣りを開始します。刺し餌のイ貝を１ヒロ、１ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。前回、１投目から刺し餌のイ貝を喰って来ましたので、期待を込めながら落とし込んで行きます。しかし期待とは裏腹に無反応で刺し餌のイ貝が着底します。暫く静観しますが穂先が反応する事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出ません。静観と誘いを掛けますが、穂先が反応を示す事は有りません。刺し餌のイ貝を取り換えて落とし込みますが、刺し餌のイ貝を触って来る魚は居ないようです。ひたすら静観と誘いを掛けますが、前回のように刺し餌のイ貝を喰って来る事は有りません。釣座位置では反応が出ませんので、筏の彼方此方を探って見ますが穂先に反応が出ません。「う〜ん、厳しいな〜」釣座位置に戻り根気よく誘いと静観を繰り返します。

反応の出ない穂先に神経を集中しますが、餌取り達の反応も穂先に出る事は有りません。イ貝を落とし込んで１時間ほど経ちましたので、ボチボチダンゴ釣り切り替えるタイミングと考えて、先ずは魚達の活性を見るために、オキアミを刺し餌にして落とし込ん見ます。徐々にタナを深くして行きますが、落とし込み途中で刺し餌のオキアミを触って来る魚は居ません。アジも竿下にはいないようです。着底。静観しますが刺し餌のオキアミを触って来ません。「う〜ん、活性が悪いな〜」誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。”コツコツコツ、クー”軽くて派手なアタリが出ます。即、合わせを入れます。何か鈎掛しました。海面に姿を現したのはチャリコでした。誘いを掛けないと刺し餌を触って来ませんので、かなり活性は悪いように感じます。ダンゴ釣りの用意をします。

７時４５分頃からダンゴ釣りを開始します。刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを突く魚は居ないようです。ダンゴが自然に割れて刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせが飛び出します。”コツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギが残っている筈ですので、穂先の動きに神経を集中します。”ジビジビジビ…ジビジビジビ…”穂先に極弱い反応が出ています。おそらくハゲが残っていますサナギを啄んでいるのだと思います。穂先に反応がなくなりましたので、ラインを巻き上げて確認しますと、綺麗に刺し餌のサナギがなくなっています。刺し餌のサナギがなくなりましたので、ハゲの活性が少し上向いてきたのかも知れません。手返しを早めて魚達の活性を上げて行きます。８時２０分頃、刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。”ツンツンツン…ツンツンツン…”ダンゴに混ぜて有るサナギミンチを啄んで居る反応が穂先に出ています。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。反応が出ませんので誘いを掛けようと穂先を持ち上げますと、竿全体に重さが乗って来ます。どうやら牡蠣殻にでも引っ掛かったようです。強引に竿を持ち上げラインを巻きますと上がって来ます。舞面に姿を現したのは牡蠣殻ではなくタコでした。「タコが竿下に陣取っていれば魚達も大人しくなるわな〜」ガックリです。

タコを退けましたので、チヌが来てくれる事を期待して手返しを早めます。しかしチヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。９時５０分頃、ボラらしき単発的な反応が穂先に出ます。連続で出れば嬉しいのですが、単発的なダンゴ突きではあまり期待する事は出来ません。ボラに連続的にダンゴを突いて貰おうと、オキアミサナギの抱き合わせハリスダンゴで手返しを早めます。オキアミは瞬殺ですが、サナギがなくなるまで少し時間が掛かりますので、サナギに期待してオキアミサナギハリスダンゴを投入します。手返しを早めたのが効いて来たのか、”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”少しダンゴ突きの回数が多くなって来ました。チヌへの期待が高まります。しかしなかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。１２時前、サナギミンチに混ぜ込んで有るサナギとコーンを刺し餌にしてハリスダンゴで投入します。着底。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”ボラらしきダンゴ突きが出ています。ダンゴが突かれて徐々に小さくなって行きます。穂先も徐々に負荷が抜けて行きます。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…ゴツゴツゴツ、グゥ〜”ボラアタリからチヌアタリに変わりました。大きく穂先が押さえ込まれます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。この突込みは間違いなくチヌの突込みです。重さを感じませんので大きくはないようですが、シャープな突込みで相手をしてくれます。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。かなり上まで浮かせて来た所で、”ジリジリジリ、ジリジリジリ”と嫌な感触が伝わって来ます。前回も同じ感触が有りましたので、また浮いているラインの残骸に引っ掛かったようです。強引に竿を起こしてラインを巻きます。引っ掛かった感触がなくなります。ラインの残骸から抜けたようです。チヌの強引な突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。３０前半のチヌです。有り難い事です。

チヌが来てくれましたので気持ちよく昼ご飯を頂きます。今日も助六寿司の昼ご飯です。ゆっくりと頂ます。青空も広がり暖かくて気持ちが良い気候です。１２時３０分頃からダンゴ釣りを再開します。オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。”コツコツ”オキアミを取られたようです。静観しますがボラらしき反応が出ません。ダンゴが自然に割れます。サナギが残っている筈ですが、刺し餌のサナギを触って来ません。ランを巻き上げて確認します。サナギに数か所穴が開いています。少しハゲの活性が落ちて来たようです。手返しを早めます。ひたすら手返しを繰り返しますが、ボラらしき反応が出る事は有りません。ボラらしき反応が出ればチヌへの期待も膨らむのですが、ボラらしき反応が出ませんと厳しいものが有ります。チャリコ、ハゲが鈎掛して海面に姿を現します。しかしチヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。

１時過ぎ頃から、ボラらしき反応が穂先に出だします。チヌへの期待が膨らみます。しかしなかなかボラアタリからチヌアタリに変わりません。ひたすら手返しを繰り返します。ボラアタリも不安定で連続的にダンゴを突いてきません。ボラらしき反応が有ったり無かったりです。気難しいボラに付き合いながら手返しを繰り返します。１時２５分頃、オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…ゴツゴツゴツ、グゥ〜”ボラアタリからチヌアタリに変わりました。穂先が海面に突き刺さります。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い衝撃が伝わって来ます。伝わって来る感触は間違いなくチヌの感触です。突っ込む強さから余り大きくはないようですが、強引かつシャープな突込みで相手をしてくれます。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。浮遊しているラインの残骸が心配ですが、ラインが浮遊しているタナを無事通過します。後はチヌの強引な突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。３０中ごろのチヌです。有り難い事です。

またまたハリスダンゴでチヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。ボラらしき反応も時々出ていますのでチヌへの期待が高まります。時々ボラらしき反応の中に”カツン”と硬い穂先を押え込まない反応が出ます。掛け合わせていませんので正体は分かりませんが、チヌの可能性が高い反応だと感じます。一瞬の反応ですのでなかなか合わせる事が出来ません。まだまだ修行が足らないようです。ひたすら手返しを繰り返します。３時過ぎ頃からピリピリと小雨が降って来ます。直ぐに止むだろうと考えて穂先の動きに神経を集中させます。頻繁に迎えの船が行き来し出します。雨が降り出しましたので帰られる釣り人さんが多いようです。かかり釣りに集中していました所、３時３０分頃から風を伴ったキツイ雨が降り出します。大慌てで合羽を着こみかかり釣りを再開します。ボラらしき反応も時々出ています。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先に出ていますボラらしき反応に神経を集中します。ふとキツイ雨風の中周りを見渡しますと、竿を出しているのは私１人になってしまったようです。船着き場を見ますと拓ちゃんの車と私の車だけです。時間を見ますと４時ですので、私１人の為に拓ちゃんに待って貰うのも悪い気がしますので、１時間早いですがこれで竿を納める事にします。再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。

釣果：チヌ２枚　３２.５ｃｍ　３６ｃｍ