10月19日(水) 青井筏(曇り時々晴れ) 中潮
ダンゴ釣りを楽しみたいのですが、ボラが回らずになかなか楽しむ事が出来ません。拓ちゃんのブログを拝見していますと、ボラが回っているようですので、今回は青井のマル拓渡船さんの所でお世話になる事にします。ボラのダンゴ突きを見る事が出来ればラッキーと考えて、自宅を5時頃に出発します。国道の温度表示は14℃を表示しています。今日はR9→R27→ウスイ釣具店さん→青井のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。ウスイ釣具店さんでオキアミLL1パック、サナギ小1袋、丸貝1パック、サナギミンチ1袋、紀州釣り用ダンゴ小1箱、氷小1ヶを購入します。6時30分頃にマル拓渡船さんの船着き場に到着します。すでに3台の車が駐車しています。直ぐに拓ちゃんが来てくれます。お互い朝の挨拶を交わします。拓ちゃんに手伝って貰って荷物を船に積み込みます。渡船料3500円を支払います。私1人を乗せて出船です。
6時35分頃、青井筏群に到着します。既に多くの釣り人さんが竿を出されています。拓ちゃんが船を着けられたのは、西から1列目の小屋付の筏です。筏に上がり海の色を見ますと、少し濁りが入って河川からと思われる水草が浮いています。この濁りが釣り人にとって良い方に作用してくれる事を願うのみです。ブイを見ますとまだ少しイ貝が付いているようです。ここ青井ではまだイ貝チヌを狙う事が出来るようです。助平根性丸出しで、早朝はイ貝チヌを狙って見る事にします。ブイに付いていますイ貝を少し頂いて、西向きの釣座位置付近にパラパラとイ貝を撒きます。イ貝を撒き終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.5m リール バイキングST-44 ライン 1.5号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)
6時50分頃からかかり釣りを開始します。刺し餌のイ貝を1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。6ヒロ位まで落とし込んだ所で、フワ〜フワ〜と穂先が反応したように感じます。少しの間、この位置をキープしますが、穂先に反応が出ませんので、徐々にタナを深くして行きます。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出ませんので、竿を床に置いて身の回りの片づけをしていますと、穂先が大きく押さえ込まれます。慌てて竿を持ちましたが、時すでに遅く穂先が元の位置に戻ります。「あちゃ〜、やっても〜た〜!」朝一から大チョンボです。ラインを巻き上げて刺し餌のイ貝を確認しますと綺麗になくなっています。一瞬の気の緩みがチャンスの芽を摘んでしまう事を改めて教えられます。気持ちを静める為にイ貝の塊から、1ヶ、1ヶ、イ貝を剥がして竿先にポロポロと時間をかけて撒きます。
7時頃、再度、イ貝を刺し餌にして落とし込んで行きます。先ほどは落とし込み途中で刺し餌のイ貝を触って来ましたので、落とし込み途中の穂先の動きに神経を集中します。落とし込み途中では刺し餌のイ貝を触って来ません。着底。暫く静観していますと、”コツコツコツ、コツコツコツ”餌取りが触っているような弱い反応が穂先に出ます。「よっしゃ!〜、間違いなくチヌやろ!〜」心臓バクバクです。竿を持つ手に力が入ります。穂先の動きに神経を集中します。”コツコツコツ、グー”大きく穂先を押え込んで来た所で立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。竿を通して伝わって来る感触は間違いなくチヌの感触です。余り重さを感じませんので大きくはないようです。しかしシャープな突込みで相手をしてくれます。チヌの強引な突込みを竿で溜めてラインを巻き徐々に浮かせます。秋チヌとのやり取りを十分に楽しみます。海面直下に反転を繰り返している白い魚影を確認します。間違いなくチヌです。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ごろのチヌです。有り難い事です。
交通事故的な1枚ですが、チヌが来てくれましたので気合のスイッチが入ります。刺し餌のイ貝を慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中では穂先に反応が出ません。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出ませんので誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。”コツコツコツ、コツコツコツ”刺し餌のイ貝を触って来ます。間違いなくチヌと思いますので竿を持つ手に力が入ります。”グーーー”大きく穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい衝撃が竿を持つ手に伝わって来ます。感触から間違いなくチヌと判断します。強引なチヌの突込みを竿で溜めて耐えます。少しラインを出して強引な突込みに対処します。強引に竿を起こしてラインを巻いてチヌを浮かせます。数回やり取りをした所で穂先が跳ね上がります。鈎ハズレのバラシです。イ貝チヌはバラシが付き物ですので、悔しい気持ちを押さえて、アケミ丸貝を刺し餌にして落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。着底。”コツコツコツ、コツコツコツ”穂先に反応を出しながら押さえ込んで来ます。穂先を押え込みに合わせて送り込んで行きます。十分に穂先が押さえ込まれた所で、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”またまた心地よい感触です。間違いなくチヌの感触です。一気に筏の中めがけて突っ込んで行きます。竿で溜めて耐えますが、ジリジリとラインを引っ張り出されます。何とか強引に竿で溜めて耐えてラインを巻きますが、ラインの角度を見ますと牡蠣ロープに届いています。強引に数回ラインを巻いた所で穂先が跳ね上がります。ラインが牡蠣ロープに触れたようです。ライン切れた所を見ますとザラザラです。やはり牡蠣ロープに擦れたようです。掛け合わせた瞬間に筏の中に突っ込むチヌは、今の私の腕では捕るのは無理です。まだまだ修行が足らないようです。
バラシタ事は仕方が有りませんので、引きずらない様に注意をして手返しを繰り返します。しかし2度のバラシはかなり場を荒らしたようで、チヌが警戒してしまったのか、イ貝、丸貝と刺し餌を変えながら手返しを繰り返しますが、刺し餌を触って来る魚が現れません。釣座位置では反応が出なくなりましたので、筏の彼方此方を探って見ますが穂先に反応が出る事は有りません。釣座位置に戻り、ひたすら落とし込みますが穂先が反応する事は有りません。ボチボチ8時30分になりますのでダンゴ釣りに切れかえます。ダンゴを投入する前に魚達の様子を探るために、先ずはオキアミを刺し餌にして落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌のオキアミを触って来る魚は居ません。着底。暫く静観しますが、刺し餌のオキアミを触って来ません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。刺し餌のオキアミを触って来ません。「う〜ん、どうなってるんかいな?〜」魚達の活性が悪いようですのでダンゴ釣りに移行します。
8時30分頃からダンゴ釣りを開始します。刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせをダンゴに包み投入します。着底。”ツンツンツン…”ダンゴに混ぜて有るサナギを啄んで居るようです。ボラのダンゴ突きではないようです。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。”コツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギが残っている筈ですので、穂先の動きに全神経を集中します。しかし穂先に反応が出る事は有りません。ラインを巻き上げて確認しますと刺し餌のサナギが有りません。穂先に反応を出す事無く取られたようです。どうやら竿下にはハゲが居るようです。魚達の活性が悪いと判断したのはどうやら間違いだったようです。ボラがダンゴに反応してくれるまでは、刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせをダンゴに包み手返しを繰り返します。ひたすら手返しを繰り返しますが、チヌらしき反応が穂先に出る事は有りません。9時頃から単発的に極弱いボラらしきダンゴ突きが出だします。
ボラらしき反応が出だしましたので、サナギハリスダンゴで手返しを早めます。サナギは単品ですと数か所穴が開くだけです。オキアミとの抱き合わせでは瞬殺です。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン・・”極弱いダンゴ突きが単発的に出ていますが、何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中させます。テンポよく手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。時間だけがゆっくりと過ぎて行きます。11時過ぎ、サナギハリスダンゴを投入します。着底。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”ボラのダンゴ突きらしい反応が穂先に出ています。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので穂先の動きに神経を集中します。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ”ボラアタリからチヌアタリに変わりました。力強く穂先が海面に突き刺さります。ハリスダンゴらしいチヌアタリです。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”またまた気持ちの良い衝撃が竿を持つ手に伝わって来ます。間違いなくチヌの感触です。ボラでは有りません。チヌの突込みを少しラインを出していなします。体勢を立て直して竿で溜めてチヌの突込みに耐えます。強引に竿を起こしてラインを巻いてチヌを浮かせます。このチヌもシャープな突込みで相手をしてくれます。チヌの突込みを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有り難い事です。
ハリスダンゴでの強烈なチヌアタリが見られましたので、否応なしにテンションが上がります。手返しにも力が入ります。気持ちとは裏腹にチヌらしき反応が穂先に出る事は有りません。11時40分頃、目先を変えるためにイ貝を刺し餌にして落とし込んで見ます。落とし込み途中では刺し餌のイ貝を触って来る魚は居ません。着底。”コツコツコツ、コツコツコツ、グー”穂先を大きく押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”と、竿を持つ手に衝撃が伝わって来ると思ったのですが軽いです。海面に姿を現したのはフグでした。「う〜ん、フグが刺し餌のイ貝を喰って来るか?〜」アタリはチヌそっくりでしたので騙されました。ガックリです。ダンゴ釣りを続けます。昼前にダンゴから刺し餌のオキアミが抜けて直ぐに、良いアタリでチャリコが鈎掛して海面に姿を現します。竿下には色々な魚が居るようです。ひたすら手返しを繰り返します。
12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日は豪勢に助六寿司を頂きます。周りの風景を見ながらゆっくりと食します。皆さん、かかり釣りを楽しんでおられます。12時20分頃からかかり釣りを再開します。ダンゴに刺し餌を包んだり、ハリスダンゴにしたり、イ貝、丸貝を落とし込んだりと、変化をつけて手返しを繰り返します。しかしチヌからの反応が穂先に出る事は有りません。1時20分頃、サナギハリスダンゴを投入します。着底。ボラらしき弱いダンゴ突きが出ます。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…ゴツゴツゴツ”ボラアタリからチヌアタリに変わり、穂先が海面に突き刺さります。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い感触が伝わって来ます。この突込みは間違いなくチヌの突込みです。このチヌも掛け合わせた瞬間に筏の中に突っ込んで行きます。「う〜ん、まずいな〜」強引に竿を起こしてチヌを引っ張り出そうとするのですが、云う事を聞いてくれません。何度かのやり取り後、穂先が跳ね上がります。「何回バラシタら気が済むねん!〜」困った爺さんです。
バラシタ事を引きずらない様にして手返しを繰り返します。この頃から魚達の活性が落ちて行きます。ボラらしきダンゴ突きも忘れた頃に有るくらいです。オキアミやサナギも無傷で上がり出します。何とか手返しを早めて魚達の活性を上げようと思うのですが、なかなかこちらが思っているように魚達の活性が上がって来ません。サゴシが筏の前の彼方此方で飛び跳ねています。酷い時は竿先で飛び跳ねています。困った事です。これではアジが竿下に寄って来る事は皆無に等しいと思います。サゴシが底まで下りていない事を願って手返しを繰り返します。3時頃に刺し餌のサナギを銜えて良型のハタが海面に姿を現します。その後、良型のガシラもサナギを銜えて海面に姿を現します。最近の根魚はサナギも喰うようです。チヌ以外の魚に相手をして貰って徐々に納竿時間が迫って来ます。何とかチヌに刺し餌を喰って欲しいと手返しを繰り返しましたが、5時の納竿時間までに、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。
釣果:チヌ2枚 37cm 38cm