9月30日(水)    青井筏(曇り後晴れ)    中潮

先週も釣行したかったのですが、連休で釣り人さんも多いだろうと遠慮しました。今週は何としてでも釣行したいと考えて、天気予報を注視していたのですが、天気が崩れる前の水曜日に釣行する事にしました。釣行先は前回と同じ青井のマル拓渡船さんの所です。ボチボチ痛い目に会いそうですが釣行する事にしました。自宅を5時頃に出発します。国道の温度表示は前回と同じ14℃を表示しています。夜明けが遅くなって来ました。暗い中を安全運転で舞鶴を目指します。R9→R27→ウスイ釣具店さん→青井のルートで車を走らせます。ウスイ釣具店さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、サナギミンチ1袋、紀州釣り用のダンゴ小1箱、氷小1ヶを購入します。6時40分頃に青井のマル拓渡船さんの船着場に到着します。4台の車が停まっています。直ぐに拓ちゃんも車で船着場に到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。拓ちゃんがコルセットを装着されています。腰を悪くされたようです。私も腰が悪いですので、腰をいわした時のきつさはよく分かります。「拓ちゃん、無理したらアカンで〜」と、腰痛持ちの先輩として忠告させて貰いました。拓ちゃんが荷物を船に積み込むのを手伝ってくれます。「無理せんように」「これくらい大丈夫ですわ〜」相変わらず素晴らしい接客態度です。渡船料3500円を支払い、私一人を乗せて出船です。

6時50分頃、青井筏群に到着します。既に10人ほどの釣り人さんが竿を出されています。拓ちゃんが船を着けられたのは、西側から1列目の北側の小屋付き筏です。拓ちゃんの話では、2日ほど釣り人さんが入られていないようです。筏に上がり海の色を見ますと、少し濁りの入った透明度の悪い色をしています。川の岸辺の草が浮かんでいます。由良川の影響を受けている感じです。なかなか由良川の影響が取れないようです。今日も厳しいかかり釣りになりそうです。今日は朝から北方向の風が強く吹きつけていますので、釣座位置を西向きに構える事にします。ブイに付いています貽貝を少し頂いて、釣座位置付近と東側にパラパラと撒いてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.5m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

 

7時10分頃からかかり釣りを開始します。先ずは貽貝チヌを狙います。前回は貽貝でよい目をさせて頂きましたので、期待に胸を膨らませて刺し餌の貽貝を慎重に落とし込んで行きます。上層、中層では刺し餌の貽貝に反応が出ません。着底。穂先に反応が出ません。暫く静観しますが穂先に反応が出ません。上に大きく誘いを掛けてゆっくりと落とし込んで行きます。穂先に反応が出ません。着底。刺し餌の貽貝に反応する魚は居ないようです。静観と誘いを掛けますが穂先はピクリとも反応を示しません。粘り強く誘いを掛けますが穂先に反応が出ません。ポロポロと貽貝を上撒きしながら誘いを掛けます。釣座位置では反応が出ませんので、東側を探って見る事にします。北側、真中、南側と探りを入れますが、刺し餌の貽貝を触って来る魚は居ないようです。今日はどうやら貽貝チヌは空振りのようです。釣座位置に戻り、貽貝を刺し餌にして落とし込みますが、刺し餌の貽貝に反応を示す魚は居ないようです。

8時頃からダンゴ釣りを開始します。先ずは魚たちの活性を見る為に、ラインを手繰り上げて刺し餌のオキアミを前方に投入して竿下に持って来ます。上層、中層では刺し餌のオキアミを触って来ません。着底。穂先に反応が出ません。暫く静観しますが反応が穂先に出ません。少し穂先をあおる感じで誘いを掛けます。”コツコツコツ”誘うと反応するようです。刺し餌のオキアミを取られます。サナギとコーンを同じ様に投入しますが、全く反応を示しません。今日もオキアミを主にして、サナギやコーンの抱き合わせで手返しを繰り返すかかり釣りになりそうです。先ずはオキアミコーンの抱き合わせの刺し餌をダンゴに包み投入します。着底。ダンゴを突く魚は居ないようです。ダンゴが割れて刺し餌が飛び出します。”コツコツ”オキアミを取られたようです。コーンが残っているはずですので穂先を注視します。しかし、穂先に反応が出る事は有りません。上下の誘いを掛けます。穂先に反応が出ません。コーンには反応しないようです。次はオキアミサナギの抱き合わせを投入しますが、オキアミコーンの抱き合わせと同じく、オキアミは瞬殺状態ですがサナギには無反応です。手返しを早めて魚達の活性を上げなくてはいけません。

ひたすら手返しを繰り返します。手返しが効いて来たのか、9時ごろに海面近くにサヨリの群れが現れます。底では刺し餌のコーンにも反応するようになって来ました。しかし、サナギには反応する事は有りません。前回この筏に乗った時は昼からチヌが来てくれましたので、今回も午前中はひたすら手返しを繰り返えして、ボラを寄せる事に専念する事になりそうです。時々、ハタ、アジ、フグが相手をしてくれますが、チヌらしき反応が穂先に出る事は有りません。10時30分頃、中層でダンゴを突く反応が出だします。ボラが回って来たようです。ボラとチヌはセットと考えていますので、ボラを底に降ろそうとひたすら手返しを繰り返します。しかし、なかなかボラが底に降りてくれません。困った事です。落下するダンゴには反応するのですが、着底して動かないダンゴには反応しないようです。11時ごろから底でもボラがダンゴを突き出します。チャンスです。サナギコーンハリスダンゴで手返しを早めます。サナギにも反応する魚が現れます。喰われた痕を見ますとハゲのような気がします。徐々に魚達の活性が上がって来たようです。しかし、盛期の状態では有りません。オキアミは相変わらず瞬殺状態ですが、サナギ、コーンにも反応を示しますがなかなかなくなりません。ボラのダンゴ突きもかなりムラが有り、割れるまで突く事は有りません。ダンゴをガンガンと割れるまで突いてくれると、チヌが喰ってくる可能性も高くなるのですが、ガンガンと割れるまでダンゴを突くほどの活性は有りません。ボラがかなり上ずって来ましたので場を休める事にします。少し早いですが、12時前、昼からのかかり釣りに期待しておにぎりの昼ご飯を食べる事にします。

12時10分くらいから午後のかかり釣りを開始します。サナギコーンハリスダンゴを投入します。中層でダンゴを突く反応が出ません。着底。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラが底に降りたようです。チャンスです。手返しにも力が入ります。時々、オキアミコーンの抱き合わせ、オキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。今回もダンゴを突きながら大きく穂先を押さえ込む反応で合わせを入れますと、ハタが鈎掛かりして海面に姿を現します。紛らわしい反応です。紛らわしい反応が出ますので、主にハリスダンゴで手返しを繰り返す事にします。ボラを掛けないように注意をして手返しを繰り返します。ボラの反応も12時30分頃からなくなってしまいます。そのうちまた戻ってくると考えて手返しを繰り返します。1時前、底で掛けたチャリコに巻き上げ途中でエソが喰い付いて来ます。海面に出ても喰い付いてチャリコをなかなか離しません。凄い場面を見てしまいました。暫くするとチャリコを離し離れて行きました。チャリコを見ますと喰い付かれた痕が残っています。飲み込める大きさのチャリコではないのですが、さすがフィッシュイーターです。

1時過ぎ、底でボラのダンゴ突きが戻って来ます。ダンゴを割るだけの活性は有りませんが、連続してダンゴを突いてくれています。チヌへの期待が膨らみます。ハリスダンゴで手返しを早めます。1時30分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラが今日始めて強くダンゴを突いて来ます。ボラに突かれてダンゴが除々に小さくなり、穂先の曲がりも徐々に浅くなって来ます。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ”チヌアタリに変わり、一瞬穂先が戻らない大きく穂先を押さえ込む反応が出ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”待ちに待った心地よい感触が竿を通して伝わって来ます。この突っ込みは間違いなくチヌの感触です。竿の上下でチヌの突込みをかわそうと思うのですが、突込みがきつく竿の上下ではいなせません。突込みがキツイ時は少しラインを出していなします。四苦八苦しながら何とか底を切ります。底を切ってからもガンガンと突っ込んで相手をしてくれます。竿を通して伝わって来る感触から良型と推測します。筏の中に入ろうとしますので、立ち上がって竿を前に突き出して突っ込みを何とかしのぎます。筏の中から突っ込む方向を前方に変えて来ます。ヤレヤレです。これでチヌとのやり取りを楽しめます。チヌとのやり取りを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下のひとのしをかわして、海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有り難い事です。

チヌが来てくれましたので、否応無しに手返しにも力が入ります。時々、ハリスダンゴが割れてからの押さえ込みを合わせてチャリコ、ハタ、フグ、が相手をしてくれます。ハゲも竿下に居ると思うのですが鈎掛かりしません。ボラも相変わらず底でダンゴを突いてくれています。何時チヌが刺し餌を喰って来てもおかしくない状況です。ボラのダンゴ突きの中での、一瞬の穂先が戻らない反応を見極めようと穂先の動きを注視します。しかし、なかなかチヌと思われる反応が出ません。我慢強く手返しを繰り返します。何時ボラのダンゴ突きがなくなるか分かりませんので、少々イライラとしながら手返しを繰り返します。2時15分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。中層でボラに突かれますが無事着底します。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがガンガンとハリスダンゴを突いています。今日一番の激しいボラのダンゴ突きです。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので油断出来ません。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ”一瞬穂先が戻らないチヌアタリに変わりました。即、大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触です。余り大きくはないようですが、この突っ込む感触は間違いなくチヌの感触です。一気に筏の中に突っ込んで行きます。立ち上がって竿を前に突き出して引っ張り出します。何とか牡蠣ロープに引っ掛からないで欲しいものです。強引にラインを巻いて底を切ります。前方に誘導しながら徐々に浮かせます。何とか筏の中から引っ張り出す事に成功します。チヌとのやり取りを楽しみながら浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有り難い事です。

再度、カウントサイズのチヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし、手返しを繰り返すのですが、肝心のボラのダンゴ突きが不安定です。ダンゴを突いたり突かなかったりと安定しません。中層でのダンゴ突きがなくなる時も有ります。私のダンゴ釣りはボラ頼みですので、ボラのダンゴ突きがなくなると非常に困った状況になってしまいます。また、この時期のダンゴ釣りを考えますと、ボラのダンゴ突きがないダンゴ釣りほど面白味に欠ける釣りはないと思い込んでいますので、ボラがダンゴを突いてくれないと非常に困った状況に陥ります。何とかボラのダンゴ突きを持続させようと手返しを早めますが、今日のボラはムラ気が多いようで、直ぐにダンゴを突かなくなってしまいます。辛抱強く手返しを繰り返します。チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。時々、刺し餌のオキアミをダンゴに包んで投入しますが、ダンゴが割れて刺し餌のオキアミが飛び出してから、穂先に反応無く刺し餌のオキアミを取られます。おそらくハゲの仕業だと思うのですが鈎掛かりしません。ハゲの活性が上がって来ますと厳しいかかり釣りを強いられます。今はサナギやコーンでチヌを狙えますが、ハゲが活発に刺し餌を喰って来ますと非常に厄介です。もう直ぐハゲに悩まされる日が来ると思われます。徐々に納竿時間が迫って来ます。チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。ボラにガンガンとダンゴを突いて欲しいのですが、ダンゴを突くのを途中でやめてしまいます。ひたすら手返しを繰り返しましたが、納竿時間と決めています5時までに、再度、チヌに刺し餌を食わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。

 

釣果:2枚 31cm 45cm