9月15日(火)    青井筏(晴れ後曇り)    中潮

台風通過で、由良川からの真水がタップリと舞鶴湾に流れ込んだと思われますので、海の状態が落ち着いたで有ろうと思われる火曜日に釣行する事にしました。前回の吉田釣行ではかなり厳しい状況でしたので、今回は青井のマル拓渡船さんにお世話になる事にしました。前日に釣行する事を伝えておきます。今日は途中でガソリンを給油しなくてはいけませんので、何時もよりかは少し早めの4時45分頃に自宅を出発します。まだ夜が明けていません。日の出が遅くなって来ました。国道の温度表示は14℃を表示しています。朝の気温が一気に下がって来ました。気温が下がった影響で濃い霧が発生しています。安全運転で舞鶴を目指します。R9→R27→ウスイ釣具店さん→青井のルートで車を走らせます。ウスイ釣具店さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、サナギミンチ1袋、紀州釣り用のダンゴ小1箱、氷小1ヶを購入します。6時40分頃に青井のマル拓渡船さんの船着場に到着します。4台の車が停まっています。拓ちゃんが待っていてくれます。私の車で5台目ですが、皆さんつめて停めておられますので、何とか船着場に停める事が出来るようです。事務所の駐車場に停めに行かなくても良いようです。有り難い事です。拓ちゃんとお互い朝の挨拶を交わします。車から荷物を降ろしたしりから拓ちゃんが荷物を船に運んでくれます。何時もながら素晴らしい接客態度です。感心します。渡船料3500円を支払い、私一人を乗せて出船です。

6時45分頃、青井筏群に到着します。既に10人ほどの釣り人さんが竿を出されています。拓ちゃんが船を着けられたのは、西側から4列目の北側の筏です。牡蠣ロープが吊るしてない筏です。何も吊るしてない筏ですが、不思議なことに貽貝でもチヌが上がっています。数も出ていますので、私の悪い頭では理解不能です。悪い頭で考える所では、チヌの通り道に筏が設置してあるのではないかと理解することにしています。おそらく間違いだと思います。筏に上がり海の色を見ますと透明度の悪い色をしています。やはり由良川からの川の水がタップリと入ったようです。今日は厳しいかかり釣りを強いられそうです。釣座位置を西向きに構えます。吉田でもそうでしたが、ここ青井でもよく分からない海藻がブイにタップリと付いています。長く成長していますので、筏の前に出てくるとかなり厄介です。ブイに付いています貽貝を少々頂いて、釣座位置付近と東側にパラパラと少しだけ撒いて置きます。貽貝を撒き終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.5m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

 

7時10分頃からかかり釣りを開始します。先ずは貽貝チヌを狙います。貽貝を刺し餌にして落とし込みます。慎重に落とし込んで行きます。刺し餌の貽貝に反応が出ません。徐々にタナを深くして行きます。底から少し上の所で”コツコツ・・コツコツ”何かが刺し餌の貽貝を啄んでいます。着底。”コツコツ・・コツコツ・・”相変わらず何かが刺し餌の貽貝に反応しています。穂先が入るか負荷がなくなれば合わせを入れるのですが、刺し餌の貽貝を啄んでいる反応が出るだけです。暫くすると啄む反応も無くなります。上下の誘いを掛けますと刺し餌の貽貝を啄んで来ます。どうやら餌取りの仕業のようです。誘いと静観を繰り返しますが、チヌと思われる反応が出る事は有りません。釣座位置ではチヌと思われる反応が出ませんので、筏の東側を探って見る事にします。先ずは東側の北隅で刺し餌の貽貝を落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。3ヒロくらいまで落とし込んだところで穂先に負荷が無くなります。今日初めての反応のために慎重に反応を見極めていますと、穂先に負荷が戻って来ます。ここから一気に穂先が突っ込むと期待していたのですが、穂先には錘の負荷だけが乗っているだけです。慌てて刺し餌の貽貝を確認しますと、綺麗になくなっています。「あちゃ〜、慎重になり過ぎたな〜」再度、同じ所に刺し餌の貽貝を落とし込みます。着底寸前に”コツコツコツ、コツコツコツ、クー”と、穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。竿が空を切ります。ラインを巻き上げて刺し餌の貽貝を確認します。汚く割られています。この割られ方はフグのような気がします。チヌであれば綺麗に割られているか、潰されていますのでフグの仕業のようです。

東側を丁寧に探りを入れますが、フグと思われる反応が穂先に出るだけです。7時35分頃、チヌと思われる反応が出ました北隅で、再度、刺し餌の貽貝を落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。先ほど反応が出ました3ヒロくらいでは反応無く通過します。1ヒロ分ラインを引っ張り出して落とし込んで行きます。4ヒロくらいの所で穂先に負荷が無くなります。先ほどは慎重になり過ぎましたので、今回は速攻で大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が竿を通して伝わって来ます。竿を振り上げた分、一気にラインを巻きます。ラインを巻いたのと同時に、重さの有る強烈な突込みが始まります。竿でためて耐えますが、ジリジリとラインを引っ張り出されます。この筏は5ヒロくらいと浅いために底まで降りてしまったようです。今日はラインを新しくしていますので、強引なやり取りでチヌの突っ込みに対処します。四苦八苦しながら何とか底を切ります。筏には何も吊るして有りませんので、牡蠣ロープの心配をしなくて良い分、安心してチヌとのやり取りを楽しめます。重さの有る強烈な突っ込みに耐えながら徐々に浮かせます。海面直下に白い大きな魚体が見えて来ました。「でか!〜」海面に出ても大暴れです。何度も突っ込まれてタモ入れに失敗します。四苦八苦しながら海面に浮かせて無事タモに収まります。50の大台のようです。有り難い事です。

  

ラッキーにも大台のチヌが来てくれました。有り難い事です。もう少し貽貝で探りを入れてみます。東側、西側と刺し餌の貽貝を落とし込みますが、フグと思われる反応が出るくらいでチヌと思われる反応が出る事は有りません。8時30分くらいまで貽貝を刺し餌にしてチヌを狙いましたが、穂先にチヌと思われる反応が出る事は有りませんでした。今回もダンゴ釣りを開始する前に刺し餌の反応を見て見ます。オキアミ、サナギ、コーンを落とし込んで見ますが、サナギ、コーンにも反応を示して来ます。オキアミは瞬殺状態です。8時30分頃からダンゴ釣りを開始します。オキアミコーン、オキアミサナギの抱き合わせの刺し餌をダンゴに包んで手返しを繰り返します。ボラがダンゴを突きだせばハリスダンゴで手返しを繰り返す事にします。ダンゴから刺し餌が飛び出すと直ぐに魚たちが反応を示して来ます。フグ、チャリコ、ベラ、アジ、小ハタ、小アコウと色々な魚たちが相手をしてくれます。しかしチヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。ひたすら手返しを繰り返します。

9時30分くらいから中層でダンゴを突く反応が出だします。穂先に出る反応やラインの落ちる感じから、ボラが落ちて行くダンゴに反応し出したようです。ボラが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし、底には降りて行きません。何とか底に降りて貰おうと手返しを早めますが、底ではボラと思われる反応が出る事は有りません。餌取り達がダンゴを啄む反応が出るだけです。10時前、オキアミコーンの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包み投入します。着底。”ツンツンツン、ツンツンツン”餌取り達がダンゴを啄んでいます。ダンゴが自然に割れて刺し餌のオキアミコーンが飛び出します。直ぐに”コンコンコン、グッ”と、穂先を鋭く押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が竿を通して伝わって来ます。この感触は間違いなくチヌの感触です。余り大きくはないようです。強引な突込みを竿でためて耐えます。少々強引に竿を起こして起こした分素早くラインを巻いて底を切ります。チヌの強引な突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。秋チヌの元気な突込みを堪能します。秋チヌとのやり取りを十分楽しんで海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ごろのチヌです。有り難い事です。

 

ダンゴ釣りでもチヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。後はボラが底に降りて来てくれてダンゴを突いてくれれば有り難いのですが、底にはなかなか降りて来てくれなせん。ダンゴを突きながら穂先を大きく押さえ込んで来ましたので、チヌがダンゴごと刺し餌を喰って来たと思って大合わせを入れましたが、海面に姿を現したのは少々大きめのハタでした。色々な反応が穂先に出ますので、悪い頭が凄く混乱をきたしています。困った事です。何とかボラを利用してチヌの活性を上げたいのですが、此方の思うようにボラが動いてくれません。気分を切り替えるために、少々早いですが12時前に昼ご飯を食べる事にします。熱くなっている頭を冷やしながらゆっくりと昼ご飯を頂きます。周りを見渡しますと、皆さん穂先に集中されています。

昼ご飯を食べ終えて頭も少し冷えましたので、12時15分頃からかかり釣りを再開します。オキアミコーンの刺し餌をダンゴに包んで投入します。着底。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”。ボラと思われる強いダンゴを突く反応が穂先に出ます。何故か分かりませんが、ボラが底でもダンゴに反応し出したようです。手返しにも力が入ります。1投毎にボラがダンゴに反応してダンゴを割ってくれます。待ちに待った状況です。必ずチヌが来てくれると信じて手返しを早めます。12時40分頃、ボラが連続してダンゴを突いて来ますので、サナギコーンハリスダンゴを投入します。ボラにダンゴを突かれながら着底します。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いています。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので穂先の動きに神経を集中します。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ”チヌアタリに変わり穂先を大きく押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い感触が伝わって来ます。この感触は間違いなくチヌの感触です。余り大きくはないようです。強引に底を切って浮かせます。やり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有り難い事です。この後、1時前にもサナギコーンハリスダンゴで小チヌが相手をしてくれます。相手をしてくれた事に感謝したいです。時合いのようです。気合が入ります。1時過ぎにもサナギハリスダンゴで30くらいのチヌが相手をしてくれます。有り難い事です。頭に描いていた通りの状況が目の前て展開されています。写真を撮るのが大変です。嬉しい悲鳴です。

   

写真を撮って記録を付けて直ぐにサナギハリスダンゴを投入します。1時15分頃、サナギハリスダンゴがボラに突かれながら着底します。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ”チヌアタリに変わり大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”間違いなくチヌの感触です。竿を起こして強引に底を切ります。強引な突っ込みで相手をしてくれます。少し型が良いようです。チヌの強引な突込みを楽しみながら浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ごろのチヌです。有り難い事です。型のわりには強引な突っ込みで相手をしてくれました。やはり秋チヌは体力も有り元気一杯です。1時25分頃、サナギハリスダンゴ投入します。着底。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラにハリスダンゴを割られます。穂先に負荷が無くなります。直ぐに穂先に負荷が戻ると思っていたのですが、穂先に負荷がなかなか戻って来ません。「ボラかチヌか分からんけど合わせたれ!〜」”ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。直ぐに竿を起こします。起こした時の感触は間違いなくチヌの感触です。急いでラインを巻きます。強引な突っ込みで相手をしてくれます。チヌとのやり取りを十分に楽しんで海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ごろのチヌです。有り難い事です。

   

続けてサナギハリスダンゴを投入します。ボラにダンゴを突かれながら着底します。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、・・・・”ボラがダンゴが割れるまで突いて来ません。ダンゴが自然に割れます。”コツコツ、クー”穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのはフグでした。その後もボラがダンゴを割るまでは突いて来ません。ダンゴが割れてから、フグ、チャリコ、小ハタが相手をしてくれますが、チヌが刺し餌を喰って来る事は有りません。どうやら時合いが終わったようです。短い時合いでした。必ずまた時合いが来ると信じて手返しを繰り返します。2時頃、穂先に負荷がなくなってからの押さえ込みを合わせて大ボラを掛けてしまいます。やはりボラを掛けますと暫くボラの反応が無くなります。ボラを掛けてしまいますと自ら時合いを遠ざけてしまいますので、ボラと思われる反応はパスしたほうが良いようです。チヌが刺し餌を喰ってくれる事を期待してひたすら手返しを繰り返します。時間だけが過ぎて行きます。4時からの夕時合いを期待して手返しを繰り返します。相変わらずボラはダンゴが割れるまで突いてくれません。激しくダンゴを突いてくれるとチヌの喰い気も上がると思うのですが、激しくボラがダンゴを突く事は有りません。5時と決めています納竿時間が迫って来ます。5時前、途中までボラに突かれていましたダンゴが自然に割れます。穂先に負荷が無くなります。徐々に負荷が穂先に乗って来ます。穂先の動きに神経を集中します。大きく穂先が押さえ込まれます。即、大合わせを入れます。”ガツン”重さの有る感触が竿を通して伝わって来ます。直ぐに竿を起こします。起こした時の感触はボラの感触です。掛けてはいけないボラをまたまた掛けてしまったようです。何とかチヌに変わって欲しいとやり取りをしますが、海面に姿を現したのはやはり大ボラでした。ガックリです。チヌを掛けて竿を納めたかったのですが、まだまだ修行が足らないようです。これで竿を納める事にします。

 

釣果:6枚 31cm 32.5cm 34cm 34.5cm 35.5cm 50.5cm   

       (小チヌ:1枚 28cm)