7月24日(金)    青井筏(晴れ)    小潮

この所、雨と猛暑が繰り返されていますので、重い尻が益々重くなってしまっているようで、何処かで踏ん切りを付けないと、このままズルズルと秋まで釣行出来ない事になってしまいそうですので、思い切って重い尻を上げる事にしました。今回はボチボチ数、型が期待出来そうな青井の拓ちゃんの所で遊ばせて貰う事にしました。自宅を3時頃に出発します。国道の温度表示は22℃を表示しています。今日も観音峠で鹿を見る事無く通過します。今回はR9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→青井のルートで車を走らせる事にします。安全運転で舞鶴を目指します。久し振りの早朝ドライブですので、舞鶴に入る手前で眠気が襲って来ます。眠気を我慢してウスイ釣具店さんの駐車場に何とかたどり着きます。東舞鶴の黒鯛釣具さんに行くのは無理なようですので、ウスイ釣具店さんでオキアミLL1パック、サナギ小1袋、土小1箱、氷小1ヶを購入します。4時45分頃に青井のマル拓渡船さんの船着場入り口に到着します。扉が閉まっていますので、暫く扉の前で待っていますと、拓ちゃんが到着されます。扉を開けて貰い船着場に車を停めます。お互い朝の挨拶を交わします。何時もながら接客態度には感心させられます。渡船料3500円を支払います。拓ちゃんに手伝って貰って、荷物を船に積み込み、私一人を乗せて出船です。

5時頃、青井筏群に到着します。出船前、拓ちゃんが「一発、狙って見ます?〜」と、私にとってはとても魅力的な言葉を囁かれます。自分の腕も省みずに二つ返事で「お願いします」と、即答をしましたので、西から1列目の筏群の中程の東側に船を着けられます。筏に上がります。小屋付き筏では有りません。冬に良い目をさせて頂いた筏の南隣の筏です。この筏は東側から西側に渡ることは出来ません。制約のある筏ですが、牡蠣ロープが沢山吊るして有ります。牡蠣ロープの上部には、写真でも分かるくらいに貽貝が杉ダマのように黒々と付いています。河川からの水の流入を心配していたのですが、心配するほどの事はなく、透明度も何時もの青井の透明度です。一安心です。先ずは杉ダマのような貽貝の塊を少し頂いて、釣座位置付近にパラパラと上撒きします。貝割器で貽貝を潰して上撒きします。撒き餌を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.5m リール バイキングST-44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

5時20分頃、先ずは貽貝を刺し餌にして落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。上層、中層では刺し餌の貽貝を触って来ません。更にタナを深くして行きます。着底。”コツコツ・・・コツコツ・・・”単発的に穂先を押さえ込まない弱い反応が穂先に出ます。連続して刺し餌の貽貝に触ってくればチヌの可能性が有るのですが、単発的な穂先を押さえ込まない反応からして、チヌ以外の魚が刺し餌の貽貝を触っていると思われます。単発的な反応もなくなりましたので、上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底前から単発的な反応が穂先に出ています。着底。同じ様な単発的で穂先を押さえ込まない反応が出ています。何度か上下の誘いを掛けますが、同じ様な反応が穂先に出るだけです。ラインを巻き上げて刺し餌の貽貝を確認しますが、潰される事なく綺麗に原型を留めています。何が刺し餌の貽貝を突いているのか確認したいのですが、合わせを入れられるような反応が穂先に出る事は有りません。チヌではない事は確かなのですが、貽貝の刺し餌では確認する事が出来ません。6時くらいまで貽貝での落とし込みを続けましたが、同じ様な状況が続きますので、ボチボチ、ダンゴ釣りに切り替える事にします。今日も貽貝の強烈なアタリを見る事が出来ませんでした。何時になったら強烈な貽貝のアタリが見られるのか少々心配になって来ました。

6時頃よりダンゴ釣りを開始します。先ずはオキアミとサナギの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを突く反応が穂先に出る事は有りません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。反応に備えて身構えますが穂先が反応を示す事は有りません。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛ける事にします。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底寸前に”コツコツコツ”と、弱い反応が穂先に出ます。オキアミを取られてようです。まだサナギが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中しますが、反応が穂先に出る事は有りません。上下の誘いを頻繁に掛けますが、刺し餌のサナギに反応を示す魚は居ないようです。ラインを巻き上げて確認しますと、無傷のサナギが鈎に付いています。サナギには反応しないようです。次はオキアミとコーンの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包み投入します。着底。やはりダンゴを突く魚は出て来ないようです。自然にダンゴが割れて刺し餌が飛び出します。”コツコツコツ”オキアミを取られたようです。暫く静観していますと”コツコツ・・・コツコツ・・・”と、弱いながらもコーンに反応しているようです。コーンには反応するようです。主にオキアミとコーンの抱き合わせで手返しを繰り返します。

6時30分頃、オキアミとコーンの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包み投入します。着底。相変わらずダンゴ突きが出る事は有りません。早くボラにダンゴを突いて貰いたいものです。ボラのダンゴ突きがないダンゴ釣りほど面白味に欠けるダンゴ釣りは有りません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。”コツコツコツ”で、オキアミを取られます。まだコーンが残っていますので、上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底と同時に”コツコツコツ”と、穂先を押さえ込まない反応が穂先に出ます。次の反応に備えますが反応が出ません。上に誘い上げようとした時に、竿を持つ手に魚の反応を感じます。即、合わせを入れます。何か鈎かかりしました。ラインを巻き上げて来るにしたがい、チヌのような感触を竿を持つ手に感じます。海面に姿を現したのはやはり小チヌでした。まさか一発狙いでこのサイズが来るとは思っていませんでしたのでビックリです。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

 

小チヌとは云へ、チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし、刺し餌のオキアミが時々無傷で上がって来ます。コーンにもアタリが出たり出なかったりとはっきりしません。サナギには反応を示す魚は居ないようです。前回の上佐波賀での釣行で感じた底潮の冷たさ、ここ青井でも底潮の冷たさを感じます。上潮も少し冷たいように感じます。天候不順の影響が出ているのかも知れません。しかし、釣る人は釣っていますので腕の差が多分に有ると思います。天候不順のせいにしています私はまだまだ修行が足らないようです。ひたすら手返しを繰り返しますが、状況が好転する事は有りません。時間だけが過ぎて行きます。徐々に暑さが身に堪えて来ます。パラソルを立てる事にします。日陰が出来ますので体が凄く楽です。暑さ厳しい時期はパラソルを手放す事は出来ません。年々暑さが増して来るような感じがします。年を重ねた体には凄く堪えます。暑さの中、ひたすら手返しを繰り返しますが、一発狙いサイズのチヌが刺し餌を銜えてくれる事は有りません。今日は一発狙いですので、頭の中のチヌのサイズはまだまだ大きいです。午前中は、時々、穂先に負荷がなくなる反応で合わせを入れますと海面にヒイラギが姿を現します。ヒイラギ以外の魚が鈎掛かりすることは有りません。12時頃に昼ご飯を食べて午後からのかかり釣りに備えます。

昼ご飯を食べ終えて、気分一新で昼からのかかり釣りをスタートさせます。相変わらずボラのダンゴ突きが出る事は有りません。今日はボラの休日のようです。面白味に欠けるダンゴ釣りですが、ボラが回って来ませんので仕方が有りません。オキアミには反応が良いのですが、サナギには全く反応を示しません。コーンは反応が出たり出なかったりと不安定です。一発狙いですので、反応が出ないサナギを刺し餌にした方が良いのですが、貽貝同様、反応の出ない穂先をこの暑さの中、見つめる根性が私には有りません。反応の出ますオキアミとコーンを抱き合わせにして手返しを繰り返します。チヌらしき反応が出る事は有りません。悪い頭をフル回転させます。底での反応の出方がかなり悪いので、底に何か嫌なものが居るのか、有るのか、底潮が冷たいので浮いているのか、南方向の風が悪いのか、頭の中を色々な場面のイメージが通り過ぎて行きます。取り合えず、底から1ヒロくらいの所でダンゴを割って、ゆっくりと刺し餌のオキアミを落とし込んで見ます。ダンゴが割れると同時に”コツコツコツ”と、刺し餌に反応して来ます。オキアミを取られたようです。底より反応の出方が良い様に感じます。

1時前、刺し餌のオキアミとコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。底から1ヒロくらい上でダンゴを割ります。直ぐに”コツコツコツ”と、穂先に反応が出ます。オキアミを取られたようです。まだコーンが残っているはずですので、ゆっくりと落とし込んで行きます。着底寸前に”コンコンコン”と、少し強めの硬い反応が穂先に出ます。着底と同時に大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”。心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。この突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。チヌの突込みを竿の上下でいなして、強引に竿を起こして底を切ります。急いでラインを巻いていますと、何かに引っ掛かっている感触が竿を通して伝わって来ます。筏の中に少し入っていますが、牡蠣ロープに引っ掛かるほど入ってません。強引に竿を起こしてラインを巻きますと、ジリジリジリとした感触が伝わって来ます。どうやら感触からして、切れたラインが底から少し上に漂っているようです。その浮きラインに引っ掛かったようです。少し前に鈎付きラインの切れ端を数メーター上げましたので間違いないと思います。これは弱った事です。取り合えず立ち上がって強引に竿を起こしてラインを巻く事を繰り返します。まだチヌが暴れている感触が伝わって来ます。強引にラインを巻いていますと、急に引っ掛かっている感触がなくなり、チヌが突っ込んでいる感触が伝わって来ます。どうやら浮いているラインから外れたようです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。ヤレヤレです。30後半のチヌです。有り難い事です。

 

チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし、底にラインの切れ端が漂っているようでは、チヌの寄りにもかなり影響が有りそうです。チヌが来てくれました、底から1ヒロくらい上の所から底までの間を探る事にします。オキアミは直ぐに取られます。相変わらずサナギは無反応です。コーンは反応が出るのですが取られる事は有りません。時々、底までダンゴを落として、底の状況を見て見ますが、朝から同じ様な状況で変化が現れる兆しを見つける事が出来ません。ひたすら手返しを繰り返しますが、ハッとする様な反応が穂先に出る事は有りません。徐々に納竿時間としています5時が近づいて来ます。何とか一発サイズをと腕も省みず、強欲な事を考えながら手返しを繰り返します。5時前になってようやくサナギにも反応が出だしましたが、時すでに遅しで、残念ですが、一発サイズを上げる事なく納竿となってしまいました。一発サイズを上げるには、まだまだ修行が足らないようです。

 

釣果:1枚 39cm
   
     (小チヌ:1枚 26cm)