3月31(火)    上佐波賀筏(晴れ)    中潮

上佐波賀での牡蠣チヌ狙いも終わりに近づいて来ましたが、何時頃まで狙えるのかよく分かりませんので、今回は牡蠣チヌの確認のために釣行する事にしました。自宅を4時前に出発します。国道の温度表示は3℃を表示しています。今回もプラスの気温です。ボチボチ冬用タイヤを交換しなければいけない時期になって来ました。今日も安全運転で舞鶴を目指します。ウスイ釣具店さんで氷小1ヶを購入します。5時40分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。船頭さんの車が停まっています。事務所に電気が点いています。事務所に船頭さんが居られると思いドアノブを回しますが開きません。鍵がかかっているようです。船着場を見ますと船が有りません。朝早くから仕事をされているようです。船着場が新しく綺麗になっています。船頭さんが戻って来られるのを待ちます。6時頃に船頭さんが戻って来られます。渡船料3000円、牡蠣1本分1000円、合計4000円を支払います。荷物を船に積み込み私1人を乗せて出船です。

 

6時10分頃に上佐波賀筏群に到着します。前回チヌの顔を見る事が出来ましたので、今回も柳の下の鰌ではなく牡蠣チヌ狙いで3番筏に上がります。今日は天気がよく、南方向から風が吹いて来る予報ですので、前回同様に北向きに釣座位置を構えます。先ずは朝一の大仕事を行います。牡蠣ロープを引っ張り上げます。前回は軽かったのですが、今回引っ張り上げた牡蠣ロープはかなり重いです。やはりロープによって牡蠣の付き方にムラが有るようです。沢山の牡蠣がロープに付いています。牡蠣をロープから剥がして行きます。泥が飛び散り服が汚れます。ホヤに水をかけられます。腰の痛さを我慢して牡蠣掃除を続けます。7時30分頃、ようやく牡蠣掃除が終わります。釣座位置付近に牡蠣ゴミをドバーと撒きます。身の回りの片づけを終えてから仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.4m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り なし 0.8号 鈎 海津12号)

7時45分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで行きます。徐々にタナを深くして行きますが、落とし込み途中では、牡蠣の半貝を触って来る魚は居ません。着底。穂先の動きを凝視しますが、魚からの反応が現れる事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘いを掛けてゆっくり落とし込んで行きます。穂先に反応が出る事は有りません。しつこく誘いを掛けます。何度目かの誘いの後に、”コツコツコツ、コツコツコツ”と、少し強めの反応が穂先に出ます。「よっしゃ!〜、これはチヌやろ〜。」竿を持つ手に力が入ります。穂先を送り込んで行きますが、穂先に出る反応が付いて来ません。「う〜ん?、どうしたんかいな〜。」穂先で刺し餌の牡蠣の重みを確認しますが、牡蠣の重みが穂先に乗って来ます。刺し餌の牡蠣は取られていないようです。穂先の動きを注視していますと、フ〜と穂先に負荷がなくなります。次の穂先の動きに備えて身構えますが、次の反応が出る事は有りません。穂先で刺し餌の牡蠣の重みを確認をしますが、鈎に刺し餌の牡蠣が残っていないようです。「う〜ん、今のはチヌと違う?〜。」よく分かりません。

誘いを掛けて反応が出ましたので、チヌかどうかは分かりませんが、竿下に魚が居る事は確かです。期待を込めて刺し餌の牡蠣を落としこみますが、穂先に反応が出る事は有りません。着底後、しつこく誘いを掛けますが、穂先に反応が出る事は有りません。底で刺し餌の牡蠣を切って、再度、牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。前回、チヌが刺し餌の牡蠣を喰って来た時間を越えても反応が有りません。「う〜ん、今日は完全な春の海やな〜。」焦っても仕方が有りませんので、ノンビリと手返しを繰り返します。竿先に牡蠣をナイフで割ってポロポロと撒きます。汚い幕を張ったようなものが流れて来ます。赤くらげも流れて来ます。これらを見るとやはり春の海を感じます。忘れて頃にヒイラギと思われる弱い反応が穂先に出ます。”コツコツコツ、フ〜、コツコツコツ、フ〜”。刺し餌の牡蠣を啄んでいます。ヒイラギに刺し餌の牡蠣を取られましたのでラインを巻き上げます。途中で鈎に少し残った牡蠣の身にアジが喰い付いてきます。良型のアジならば良いのですが、中途半端な大きさのアジですので、即、帰って頂きます。殆どアタリの出ない穂先に神経を集中します。時間だけがゆっくりと過ぎて行きます。天気は最高に良いのですが、アタリが凄く遠いです。山に咲いています桜を見ながら手返しを繰り返します。

 

筏廻りをウロウロしながら探りを入れますが、チヌアタリはおろか魚の反応が穂先に出る事は有りません。釣座位置で牡蠣の剥き身で落とし込みますと、ヒイラギが時々反応してくれる事が分かりました。反応の出る剥き身で手返しを繰り返しますが、時々ヒイラギが相手をしてくれますが、肝心のチヌの反応が穂先に出る事は有りません。強い反応が見たいです。忘れた頃に少し強めの反応が単発的に出るのですが、ラインにフグと思われる噛み痕が残っています。低水温に強いフグのアタリも凄く遠いです。牡蠣ロープが少ないですので、筏の中も探りを入れて見ますが、一度ヒイラギらしき反応が穂先に出たくらいで、筏の中もアタリが凄く遠いです。何とか強いアタリを見たいと、ひたすら手返しを繰り返しますが、午前中は殆ど強いアタリ出る事は有りませんでした。昼からに期待をしながら昼ごはんを頂きます。今日もカップラーメンとパンの昼ご飯です。

昼ご飯を食べる前に牡蠣ゴミを撒いて置きましたので、昼からの一投目に期待を込めて落とし込んで行きます。上層、中層では刺し餌の牡蠣に反応する魚は居ないようです。着底。穂先に反応が出ません。暫く静観しますが穂先に反応が出ません。誘いを掛けます。上に大きく誘いを掛けてゆっくり落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出ません。少し場を休めましたが効果は無かったようです。底で刺し餌の牡蠣を切ってひたすら手返しを繰り返します。岸からチヌを狙っておられた釣り人さんが徐々に帰り出されます。チヌが上がったのかどうかはよく分かりません。遠くからなのでよく分からないのですが、上がったような雰囲気は無かったように感じます。「天気は良かったけど・・・・・。」の言葉が脳裏を過ぎります。相変わらず昼から益々魚達の反応が遠くなります。困った事です。

何とか夕時合いに期待して手返しを繰り返します。刺し餌を剥き身や半貝にして落とし込みますが、相変わらず穂先に出る反応が遠いです。何とか集中力を保って手返しを繰り返します。3時前に最後の牡蠣ゴミを撒き終えます。後はひたすら落とし込むだけです。反応無く時間だけが過ぎて行きます。期待していました4時前後の時間帯も無反応で過ぎて行きます。何とか連続したしつこいアタリを見たいと手返しを繰り返します。ヒイラギが時々相手をしてくれますが、チヌと思われる反応が穂先にでる事は有りません。納竿時間の5時が徐々に迫って来ます。何とか逆転満塁ホームランを打ちたいのですが、今日の海の状況では期待することが出来ないように感じます。しかし、何事も下駄を履くまでは分かりませんので、集中して手返しを繰り返します。何とかチヌの顔を見たいと、納竿時間まで手返しを繰り返しましたが、チヌの顔を見る事は出来ませんでした。今日は久し振りに味わう春の海でした。凄く厳しいかかり釣りでした。狙って釣れる牡蠣チヌの時期は終わったような気がします。