12月20日(日)    上佐波賀筏(晴れ)    長潮

20日の週は余り天気が良くない予報ですので、絶好の釣り日和の20日に釣行する事にしました。日曜日は釣り人さんが多いだろうと思っていたのですが、前日に電話入れますと、3番筏と4番筏が詰まっているだけでした。当日に何人釣り人さんが来られるか分かりませんので、一応24番筏を押さえて置く事にしました。自宅を3時50分頃に出発します。国道の温度表示は−3℃を表示しています。ようやくこの時期らしい気温になって来ました。安全運転で舞鶴を目指します。今回もR9→R27→ウスイ釣具店さん→上佐波賀のルートで車を走らせます。5時35分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が2台停まっています。暫し車の中で体を休めます。6時過ぎ頃から荷物を船着場に運び身支度を整えます。船頭さんが来られるのを車の中で待ちますが、何時もの時間になっても船頭さんが来られません。6時30分頃、下佐波賀の方から船が此方に向かって来ます。今日は違う船頭さんのようです。渡船代3000円と牡蠣代1000円を支払い、私ともう二人の釣り人さんを乗せて出船です。

6時40分頃、上佐波賀筏群に到着します。先ずは私が24番筏に上がります。次に3番筏に一人、5番筏に一人、釣り人さんが上がられます。4番筏から5番筏に変更されたようです。筏に上がり海の色を見ますと、海中に泥の粒が浮遊している濁りが入っています。余り綺麗な海の色では有りません。少々気になります。今日も牡蠣チヌ狙いですので、北側に吊るして有る牡蠣ロープを一本引っ張り上げます。引っ張り上げました牡蠣ロープを、釣座位置で有ります南側に持って行き、朝一番の大仕事で有ります牡蠣掃除を開始します。相変わらず防寒着をドロドロにしながら、牡蠣をコレクターから外して綺麗に掃除をします。しゃがみ込んで掃除をしますので足腰が痛いです。7時45分頃、ようやく牡蠣掃除を終える事が出来ました。少ない牡蠣ゴミの一部をドバーと釣座位置付近に撒きます。釣座位置に荷物を運び、使い勝手が良いように整理整頓します。次にゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.4m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り なし 0.8号 鈎 海津12号)

  

8時頃からかかり釣りを開始します。今日も刺し餌は牡蠣だけですので、餌取り達の活性が高ければ苦しいかかり釣りを強いられます。最悪の場合はイガイを刺し餌にする事にします。しかしこの様な事態になる事は無いと思います。期待に胸を膨らませて牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。慎重に落とし込んで行きます。相変わらず上層、中層では刺し餌の牡蠣を触って来る魚は居ません。着底。暫く静観しますが、刺し餌の牡蠣を触って来ません。上下の誘いを何度か掛けますが、刺し餌の牡蠣に興味を示す魚は居ないようです。竿を床に置いて次の牡蠣の準備をしていますと、穂先が大きく引き込まれて行きます。大慌てでゴム手袋を外して、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”と、心地よい感触が伝わって来ると期待していましたが、何かを掛けた事は掛けたのですが、心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ません。覚えのある感触が竿を通して伝わって来ます。アナゴの感触です。海面に姿を現したのはやはり感触通りのアナゴでした。ガックリです。再度、牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みますが、着底しても穂先に反応が出る事は有りません。

今日も魚達の活性が悪いようです。時々、”ジビジビジビ”とした極弱い反応が穂先に出るだけです。少ない牡蠣ゴミを撒きながら手返しを繰り返します。早朝は凄く冷たかったのですが、日が差し込んで来ますと暖かくなって来ます。助かります。寒さでぎこちなかった動きも徐々に普段の動きに戻ります。筏の上は暖かくなって来ましたが、海の中は非常に寒い状態が延々と続いているようです。時々出る極弱い反応で合わせを入れてみますが、魚が鈎掛する事は有りません。今日も魚達からの反応が非常に遠いです。ひたすら手返しを繰り返します。釣座位置で余りにも反応が出ませんので、筏周りも探って見ましたが、釣座位置と同じく刺し餌の牡蠣に反応を示す魚は居ません。困った事です。今冬は昨冬とは少し海の状況が違うようです。アタリが頻繁にうるさいほど有る状況で、牡蠣チヌからのアタリをひたすら待つ釣りか、殆ど反応が出る事がない穂先を凝視しながら、牡蠣チヌからのアタリをひたすら待つ釣りか、今冬は後者のような気がします。本格的に牡蠣チヌ狙いを始めて2シーズン目ですので、この先どの様な状況になって行くかよく分かりませんが、1回1回の牡蠣チヌ狙いの釣行が勉強の場となっています。

殆ど反応の出ない穂先を凝視しながらひたすら手返しを繰り返します。11時30分頃、刺し餌の牡蠣が着底しても反応が出ませんので、上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込んで行きます。着底。”コツコツ、クー”少し間を置いて”コツコツ、クー”と、穂先を小さく押さえ込む反応が出ます。即、合わせを入れます。何か鈎掛しました。抵抗する事無く上がって来ます。上層まで上げて来た所で、筏の中に向かって突っ込み出します。感触的には小チヌのような気がしますので、強引に竿を起こして筏の中から外に引っ張り出そうとしましたが、時すでに遅しで牡蠣ロープの餌食になってしまいました。何とか牡蠣ロープからラインを外そうと、ラインを緩めたり引っ張ったりと抵抗して見ましたが、最後はラインを少し巻いた所でライン切れで穂先が跳ね上がりました。油断していました。海面に浮かせてタモ入れするまで気を緩めてはいけない事を改めて教えられました。まだまだ修行が足らないようです。

12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日も10時頃には牡蠣ゴミを撒き終えましたので、牡蠣を刺し餌にした竿を床に置いて、穂先の動きを見ながらの昼御飯です。ゆっくりとパンとカップラーメンの昼ご飯を頂きます。昼御飯中に穂先に反応が出る事は有りませんでした。底で牡蠣を切って、再度、牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出ません。頻繁に誘いを掛けますが反応が出ません。1時頃、刺し餌の牡蠣が着底しても反応が出ませんので、上下の誘いを掛けた後に”コツコツ、クー、コツコツ、クー、コツコツ、クー”と、連続した反応が出ましたので、即、大合わせを入れます。何か鈎掛しました。海面に姿を現したのはハゲでした。時々出る弱い穂先を浮かせる反応はハゲの仕業のようです。1時40分頃、着底した刺し餌の牡蠣に”コツコツ、クー、コツコツ、クー、コツコツ、クー”と、ハゲアタリのような反応が穂先に出ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”と竿を持つ手に魚を掛けた感触が伝わって来ます。魚が突っ込みます。突っ込む感触から小チヌを掛けたようです。強引に竿を起こしてラインを巻いて底を切ります。小チヌの感触を楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

この頃から魚達の活性が上がって来ます。牡蠣が着底と同時に取られてしまいます。なぜ急に活性が上がったのか良く分かりません。前回と同じ状況です。チャンスと考えて手返しを早めます。2時頃、小チヌの反応と同じようなアタリを合わせてポン級のアイナメがタモに収まります。検寸しますと36センチ有りました。久しぶりのポンちゃんです。チヌより大きいです。ポンちゃんより大きいチヌを狙って手返しを繰り返します。魚達の活性がますます上がって来ます。刺し餌の牡蠣に着底後アタリが頻繁にでます。これは小チヌの反応と思って合わせを入れるのですが、何か鈎掛した感触が伝わって来るのですが即外れます。何度か同じような事を繰り返します。どうやら小チヌですので合わせが少し早いようです。2時40分頃、刺し餌の牡蠣が着底してすぐに”コツコツ、クー、コツコツ、クー、コツコツ、クー”と、小チヌらしき反応が穂先に出ます。一呼吸合わせを遅らせて大合わせを入れます。”ガツン”と竿を持つ手に魚を掛けた感触が伝わって来ます。小チヌのようです。小チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。今日はこのサイズのチヌが主のようです。小チヌの感触を楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

   

小チヌを上げてから急激に魚達の活性が落ちてしまいます。何時もながら良く分からない現象です。アタリが凄く遠くなってしまいました。ひたすら手返しを繰り返しますが、穂先に反応が出る事は有りません。夕時合いを期待してひたすら手返しを繰り返します。忘れた頃に穂先に出る弱い反応にビクッとします。何とかカウントサイズのチヌに刺し餌の牡蠣を喰って貰おうと、頻繁に誘いを掛けてチヌにアピールします。しかしチヌからの反応が穂先に出る事は有りません。徐々に納竿時間が迫って来ます。ひたすら手返しを繰り返します。片づけを考えますと、4時20分頃までのかかり釣りと考えますので、それまではひたすら手返しと誘いを掛けます。しかし期待とは裏腹に穂先に反応が出る事は有りません。時間まで穂先の動きに神経を集中しましたが、残念ながら、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。

釣果:小チヌ2枚 26.5cm 28cm