11月22日(日)    上佐波賀筏(曇り一時晴れ)    若潮

体調不良の為に暫く大人しくしていたのですが、徐々に体調も回復して来ましたので、試運転がてら釣行する事にしました。今は端境期真っ只中と思われますので、何処のかかり釣り場でもチヌの顔を見られたらラッキー状態ですので、今回も牡蠣の様子を見る為に上佐波賀に釣行する事にしました。前日の電話で6時までに来て欲しいと云われましたので、自宅を3時頃に出発します。国道の温度表示は8℃を表示しています。今日は観音峠付近で鹿を見る事無く通過します。安全運転で舞鶴を目指します。R9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→上佐波賀のルートで車を走らせます。黒鯛釣具さんで、シラサ1杯、氷小1ヶ、小物を購入します。5時10分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。既に先客さんの車が5台停まっています。今日は3連休の日曜日ですので釣り客さんも多いようです。車を事務所の東側に停めて船頭さんが来られるのを待ちます。周りはまだ暗いです。5時40分ぐらいに船頭さんが到着されます。渡船料3000円を支払い筏の空き具合を確認しますと、3,4,5,17番は詰まっているようです。何番に乗るか少々迷いましたが、今日は7番筏で遊ばせて貰うことにします。6時頃に1番船が出船します。まだ少々暗いです。私は2番船で出船する事にしました。

6時20分頃、上佐波賀筏群に到着します。今日の釣り人さんは私を含めて10人です。7番筏の北側に船を着けて貰います。ここで牡蠣ロープが吊るしてない事を初めて知ります。予想外の出来事です。船頭さんに筏を変更する事を伝えます。冬場の牡蠣チヌ狙いの牡蠣の様子を見る為に、19番筏に乗る事を伝えます。19番筏の南側に船を着けて貰います。筏に上がり海の色を見ますと少々赤みを帯びています。この赤みがかった色は赤潮のようです。雁又で時々見られました赤潮の色と同じ色です。出鼻を挫かれた感じです。今日は苦戦しそうな嫌な予感がします。釣座位置を北向きに構えます。先ずはブイに付いています貽貝を少々頂いて釣座位置付近にパラパラと撒きます。もう少し貽貝を頂こうと思い、貽貝採り器で貽貝を採ろうとした時に、貽貝採り器の柄を滑らせて海に落としてしまいます。ガックリです。今日は大変な1日になりそうです。貽貝採り器がなくなりましたので手で貽貝を採ります。貽貝の採集と荷物の整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.4m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

6時45分頃からかかり釣りを開始します。前回の釣行でダンゴへの反応が悪いように感じましたので、今日は貽貝をパラパラ撒きながら、貽貝、シラサを落とし込んでチヌを狙う事にします。パラパラと貽貝を上撒きしてから刺し餌の貽貝を落とし込んで行きます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。上層、中層では刺し餌の貽貝を触って来ません。着底寸前の反応に期待したのですが、反応無く刺し餌の貽貝が着底します。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込んで行きます。着底。動く貽貝に反応を示す魚は居ないようです。静観と誘いを繰り返しますが、穂先が反応する事は有りません。釣座位置では反応が出ませんので、少し筏周りを探って見る事にします。彼方此方刺し餌の貽貝で探りを入れますが、刺し餌の貽貝の動きに反応を示す魚は居ません。釣座位置に戻り、ひたすら刺し餌の貽貝を落とし込みますが穂先に反応が出る事は有りません。貽貝に反応が有りませんので、刺し餌をシラサにして落とし込んで見ます。慎重に落とし込んで行きますが、貽貝と同様に上層、中層ではシラサに反応して来ません。着底。穂先に反応が出ません。誘いを掛けますが穂先に反応が出る事は有りません。シラサにも反応しないようです。かなり活性が悪いようです。

シラサを刺し餌にして筏周りを探って見ますが、貽貝同様に反応が出る事は有りません。悪い事に底まで落とし込みますと、ロープや牡蠣ゴミが落ちているようで、よく根掛かりして鈎や錘を取られてしまいます。何度も根掛かりしますので、流石にイラっとしてしまいます。ひたすら貽貝やシラサを刺し餌にして落とし込みます。釣座位置でシラサに反応が出て小ハタが鈎掛かりして海面に姿を現します。ようやく魚が反応してくれました。潮もタラタラと湾口方向に緩やかに流れています。前回よりも潮の流れは良いと思われます。しかし、魚たちからの反応が凄く遠いです。無反応の時間が延々と続きます。忘れた頃に小ハタがシラサを喰って来ます。反応が殆ど出ませんので、牡蠣の様子を見てみる事にします。牡蠣ロープを引っ張りますと凄く軽いです。余り牡蠣が付いていないようです。去年は12月から牡蠣チヌ狙いが出来たのですが、今年中の牡蠣チヌ狙いは難しい感じがします。上がってから船頭さんと牡蠣について話をしたのですが、大島さんから「牡蠣を使ってもよい」と言う連絡はまだないとの事でした。2年牡蠣は結構な重さは有りましたが、船頭さんの話では、「身が大きく入っているかどうか分からない」との事でした。「この暖かさではどうしようもない」と云われていました。困った事です。

ひたすら手返しを繰り返しますが、シラサで忘れた頃に小ハタ、チャリコ、ハオコゼが相手をしてくれます。チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。ボヤかれている声が聞こえて来ます。何処も同じような状況のようです。筏の変更、赤潮、貽貝採り器の落下、根掛かりと気持ちが上向く要素が有りません。ボヤいても仕方が有りませんので、貽貝を貝割り器で潰して竿先に撒きますが、状況が変化する事は有りません。アジも回って来ません。ひたすら手返しを繰り返しましたが、午前中はハッとする様な反応が穂先に出る事無く過ぎてしまいます。端境期とは云へ、冬を通り越えてまるで春の海のようです。カップラーメンとパンの昼ご飯を食べて一息つきます。昼ご飯を食べながら悪い頭で色々と考えますが、良い考えが浮かんで来ません。12時30分頃からかかり釣りを再開します。粘り強く手返しを繰り返しますが、殆ど穂先に反応が出る事は有りません。午前中よりもアタリが遠いです。困った事です。3時頃に24番筏の釣り人さんが上がられます。集中力も無くなって来ましたので、3時30分頃に4番筏の釣り人さんと一緒に上がる事にしました。今日はチヌへのアプローチの仕方を間違えたようです。まだまだ修行が足らないようです。