10月15日(木)    青井筏(晴れ)    中潮

釣行したい所は色々と有るのですが、私の悪しきパターンで、どうしても通い慣れた所に釣行してしまいます。今回も釣行先は前回と同じ青井のマル拓渡船さんの所です。自宅を5時頃に出発します。途中で車にガソリンの給油をするためにセルフスタンドによります。国道の温度表示は6℃を表示しています。かなりの冷え込みです。観音峠付近から濃い霧が立ち込めています。安全運転で舞鶴を目指します。R9→R27→ウスイ釣具店さん→青井のルートで車を走らせます。ウスイ釣具店さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、紀州釣り用のダンゴ小1箱、氷小1ヶを購入します。今日はアンコにするミンチサナギが無く残念です。6時50分頃に青井のマル拓渡船さんの船着場に到着します。5台の車が停まっています。今日は船着場に車を置けないようです。拓ちゃんが先客さんを送られて帰って来られる所です。車から荷物を降ろします。拓ちゃんと朝の挨拶を交わしてから、車を事務所前の駐車場に停めに行きます。船着場に戻ると荷物が船に積んで有ります。相変わらず素晴らしい接客態度です。何時もながら感心させられます。渡船料3500円を支払い、私一人を乗せて出船です。

6時50分頃、青井筏群に到着します。今日も既に10人ほどの釣り人さんが竿を出されています。拓ちゃんが船を着けられたのは、一番沖側の南側から3台目の小屋無しの筏です。初めて乗る筏です。北隣の小屋付き筏は去年の8月に乗せてもらった筏です。1人釣り人さんが上がられています。筏に上がり海の色を見ますとかなり透明度が高いです。吊るしてある牡蠣ロープがかなり下まで見えています。この透明度の良さが少し気になります。釣座位置を西向きに構えます。先ずは何時ものパターンで、ブイに付いています貽貝を少し頂いて、釣座位置付近と東側にパラパラと撒いて置きます。筏が海面より少し高い為に少々釣り辛い感じです。バケツの水替えも少々難儀しそうです。荷物の整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.5m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5 0.8号 鈎 海津12号)

7時20分頃からかかり釣りを開始します。今日も先ずは貽貝チヌを狙います。牡蠣ロープがかなり下の方まで見えていますので、浅い層では喰って来ないと思いながら、1ヒロ、1ヒロ、刺し餌の貽貝を落とし込んで行きます。相変わらず上層、中層では刺し餌の貽貝に反応する魚は居ません。着底。穂先に反応が出ません。上下の誘いを掛けますが、刺し餌の貽貝に興味を示す魚は居ないようです。刺し餌の貽貝を取り替えて落とし込みますが、穂先が反応を示す事は有りません。釣座位置では反応が出ませんので、何時もの如く、筏の彼方此方を探って見る事にします。先ずは東側を探って見ます。南方向の風が吹いていますので寒く感じます。丁寧に東側の彼方此方を探りますが、刺し餌の貽貝を触って来る魚は居ません。ハゲやフグが刺し餌の貽貝を触って来ても良いと思うのですが反応しません。困った事です。筏の何処かで反応が出るかも知れないと思い、筏廻りを探りますが刺し餌の貽貝を触って来る魚は居ません。

 

8時20分頃からダンゴ釣りを開始します。今日は余り魚達の活性が良いとは云えないようですので、オキアミとコーンの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを触ってくる魚は居ません。ダンゴが自然に割れて刺し餌のオキアミコーンが飛び出します。”コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだコーンが残っているはずですので、コーンへの反応が出るのを待ちます。辛抱強く待ちますが穂先に反応が出る事は有りません。ラインを巻き上げてコーンを確認しますと、喰われた痕も無く無傷で鈎に付いています。続いてオキアミとサナギの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包んで投入します。着底。”ゴンゴンゴン・・・ゴンゴンゴン・・・”弱くダンゴを突く反応が穂先に出ています。穂先に出る反応からボラのダンゴ突きだと思われます。ダンゴを割るほどの力強さは有りません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。オキアミコーンと同じで、オキアミは綺麗に取られますがサナギは無傷です。ボラが2投目にして反応して来ましたので、何時もと違うパターンに少々戸惑います。

1時間ほどダンゴを打ち込んでからのボラの反応ですと、ダンゴが効いて来てボラが寄って来た思うのですが、早くもボラが反応して来ましたので、この反応しているボラは筏周りに居たボラのようで、ダンゴが効いて来たからダンゴを突いた訳ではないようです。何時もですと結構ダンゴを打ち込んでからのボラの登場で、ダンゴ効果が出て来てチヌへの期待が高まるのですが、このダンゴ突きはダンゴ効果ではないと思いますので、チヌへの期待はまだまだ先のようです。ボラがダンゴを突き出しましので、反応が出ないサナギコーンの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。”ゴンゴンゴン・・ゴンゴンゴン・・”ボラがダンゴを突いています。穂先の動きに神経を集中します。ハリスダンゴを割るまでは突かず途中で突くのを止めてしまいます。ダンゴが自然に割れます。暫く静観しますが穂先に反応が出ません。誘いと静観を繰り返しますが、刺し餌のサナギコーンに反応して来ません。無傷で上がって来ます。手返しを早めますが、刺し餌のサナギコーンには反応を示しません。困った事です。

ひたすら手返しを繰り返しますが、サナギコーンへの反応が有りませんので、9時前、オキアミを主にして、オキアミサナギ、オキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで手返しを繰り返す事にします。オキアミを刺し餌にしましたので、ボラの吸い込みには十分に注意をしなくてはいけないのですが、9時前と9時過ぎに、ダンゴが割れてからの押さえ込みを合わせて、大ボラ、中ボラを掛けて底を荒らしてしまいました。押さえ込みの見分けがまだまだのようで、まだまだ修行が足らないようです。粘り強く手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が出る事は有りません。時々、チャリコ、フグが鈎掛かりして海面に姿を現します。そして掛けてはいけないボラまでもが海面に姿を現します。ダンゴが割れて時間が経ってからの押さえ込みですので、どうしても合わせを入れてしまいます。おそらくオキアミにダンゴがまだ少し付いているのだと思います。ボラに翻弄されて時間だけが過ぎて行きます。相変わらずサナギ、コーンには無反応です。午前中はハッとする事無くかかり釣りを終えて昼ご飯にします。今日の昼ご飯はカップラーメンですので、持参したお湯を注いだのですが、熱いはずのお湯が温くなっています。参りました。麺が熱湯の時のように柔らかくなりません。硬めの麺をすすり腹を満たします。ボラに翻弄されて、美味くないカップラーメンをすすり、踏んだり蹴ったりです。

12時20分頃からかかり釣りを再開します。オキアミを主にして手返しを繰り返します。昼を廻ってもサナギ、コーンへの反応が出る事は有りません。反応が出るのはオキアミだけです。かなりダンゴを打ち込んでいますので、ボチボチチヌが反応して来るのではないかと、サナギコーンの抱き合わせを刺し餌にしてハリスダンゴを投入します。粘り強く手返しを繰り返します。1時頃、ハリスダンゴを投入します。ボラに突かれながら着底します。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ、グッ”大きく穂先が押さえ込まれます。即、大合わせを入れます。チヌアタリと思って大合わせを入れたのですが軽いです。海面に姿を現したのはチャリコでした。チャリコでもチヌアタリのような反応を出す事を初めて知りました。良い勉強になります。少々がっかりしながら手返しを繰り返します。

サナギやコーンに反応が出れば気合も入るのですが、今日は全くサナギやコーンに反応を示しません。朝から釣座位置にパラパラと貽貝を撒き続けていますので、時々、貽貝を刺し餌にして落とし込みますが、サナギやコーンと同じく反応を示す魚は居ません。今日はかなりの低活性の日のようです。こればかりは竿を出して見ないと分かりませんので致し方有りません。時々ボラを掛けて底を荒らしてしまいます。ますますチヌが釣れないパターンにはまって行くようです。かなりの数ボラを掛けましたので腕がだるいです。今日はやる事なす事全てが悪いほうに悪いほうに廻っているようです。頭のほうもかなり熱くなっていますので、冷静に冷静にと思うのですが、なかなか思うように冷静にはなれません。夕時合いを期待して手返しを繰り返します。

4時頃、北隣の筏の釣り人さんがチヌを上げられます。チヌが刺し餌を喰って来たようです。気合が入ります。手返しにも力が入ります。オキアミコーン、オキアミサナギの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包み投入する事を繰り返します。ボラもダンゴを突いてくれるのですが、割れるまで突く事は有りません。ダンゴを割るくらいの力強さが有れば期待出来るのですが、相変わらずダンゴを割るほどの力強さは有りません。軟らかく握ればよいのですが、軟らかく握りますと途中で割られてしまいます。ダンゴを握る力加減が難しいです。何とかチヌの顔を見たいと5時の納竿時間まで粘りましたが、私の腕ではチヌに刺し餌を喰わせる事は出来ませんでした。まだまだ修行しなくてはいけないようです。