9月29日(月)    吉田筏(晴れ)    中潮

前回の釣行で良い思いをさせて頂いた吉田のたかし丸さんに今回も釣行する事にしました。ただ、前回の釣行後、チヌの喰いが落ちている事が少々気がかりです。自宅を4時過ぎに出発します。国道の温度表示は15℃を表示しています。寒くもなく丁度よい気温です。今回も黒鯛釣具さんには寄らずに、舞鶴のウスイ釣具店さんで、サナギ大1袋、オキアミLL1パック、紀州釣り用のダンゴ小1箱、氷小1ヶを購入します。5時35分頃に吉田の駐車場に到着します。到着してビックリです。多くの車が停まっています。国丸さんの所にも多くの車が停まっています。先客さん2人が船を待っておられます。多くの釣り客さんで船頭さんも大忙しです。渡船の大きさから次になりそうなのでゆっくりと準備をします。先客さんを筏に送って帰って来られましたので、船頭さんに挨拶をして荷物を船に積み込みます。私1人を乗せて出船です。

5時50分頃にB−1筏に上がります。この筏はヨットハーバー側から2列目の一番船着場に近い乗り筏です。前回、貽貝でチヌを上げておられた筏です。向きは北向き側(ヨットハーバー向き)です。今日は貽貝チヌを狙いませんので、貽貝を採る事は有りません。海の透明度は結構有ります。水くらげが浮かんでいます。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.5 m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り ナシ ゴム張り 0.5号 0.8号 鈎 海津12号)

6時10分頃、先ずはサナギを刺し餌にして落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込みます。上層、中層では反応が穂先に出ません。着底。穂先に反応が出ません。上下の誘いを掛けますが、穂先はうんともすんとも云いません。ラインを巻き上げて刺し餌のサナギを確認します。全く啄んだ痕が有りません。次はコーンを刺し餌にして落とし込みますが、サナギ同様に全く触って来ません。次はオキアミを刺し餌にして落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌のオキアミを触って来る魚は居ないようです。着底。穂先が反応しません。誘いを掛けますが、刺し餌のオキアミに反応しません。厳しいスタートです。

先ずは魚達の活性を上げなくてはいけませんので、6時30分頃からダンゴ釣りを開始します。刺し餌のオキアミをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを突く魚は居ないようです。自然にダンゴが割れて刺し餌のオキアミが飛び出します。刺し餌のオキアミを触って来ません。誘いを掛けますが、穂先に反応が出ることは有りません。かなり活性が悪いようです。刺し餌をオキアミにして、手返しを繰り返さなくてはいけないようです。数投目でダンゴを突く反応が出だします。ダンゴが割られる事なく自然に割れて、刺し餌のオキアミが飛び出します。”コツコツ、フ〜、コツコツ、フ〜”。刺し餌のオキアミに反応しています。オキアミを突き上げている反応から、おそらくヒイラギが刺し餌のオキアミに反応しているのだと思われます。適当なタイミングで合わせを入れて見ますが、鈎掛かりする事は有りません。魚達の活性を上げなくてはいけませんので、ひたすら手返しを繰り返します。

手返しを繰り返した事により、ダンゴ突きが徐々に大きくなって来ます。どうやらボラがダンゴに反応し出したようです。手返しにも力が入ります。しかし、ダンゴを割るだけのしつこさは有りません。途中でダンゴを突くのを止めてしまいます。刺し餌がダンゴから抜けても、穂先に出る反応はヒイラギの反応ばかりです。8時前、根掛かりと思っていたのですが、強引に竿を起こしますと根が上がって来ます。下へ下へと根が動きます。感触からどうやらタコを掛けたようです。徐々に浮かせます。海面に姿を現したのはやはりタコでした。筏の裏側に持って行き、無罪放免することにしました。タコが竿下に居たので魚達が寄って来なかったと思ったのですが、タコを退かしても魚達の活性が上がる事は有りません。今日は活性の悪い日に当たったようです。困った事です。

ひたすら手返しを繰り返しますが、穂先に強い反応が出る事は有りません。3時頃からの夕時合いに期待して手返しを繰り返します。昼を廻っても状況が変化する事は有りません。時々、穂先に負荷のなくなる反応で合わせを入れてボラを掛けるくらいです。我慢我慢のかかり釣りを強いられます。前の筏の方もボラを掛けて苦戦されているようです。何とか強い反応が見たいと手返しを繰り返しますが、サナギには全く反応しません。コーンは時々突きますがなくなる事は有りません。オキアミは頭と皮はヒイラギに取られますがなくなる事は有りません。オキアミも無傷で上がって来る時間帯が増えて来ます。4時前にボラを掛けてしまい、ダンゴを突く反応が出なくなってしまいます。4時を廻った頃より、ダンゴ釣りを止めて、刺し餌をサナギに絞ってひたすら落とし込みます。強い反応が出る事を期待して手返しを繰り返しますが、なかなか強い反応が穂先に出ません。納竿時間を5時と決めていますので、ひたすら5時まで刺し餌のサナギを落とし込みましたが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りませんでした。久し振りにチヌの顔を見る事が出来ませんでした。今日はかなり疲れました。厳しい1日でした。