8月28日(木)    青井筏(曇り一時晴れ)    中潮

今年の8月は雷雨の多い月で安定した日が続きません。降水確率の低い28日に釣行する事にしました。自宅を3時50分頃に出発します。国道の温度表示は20℃を表示しています。ひんやりした朝です。しかし、残念なことに雨が本格的に降っています。舞鶴の天気が気になります。雨の中を安全運転で舞鶴を目指します。縦貫道の和知ランプ入り口の27号線にパトカーが赤色燈を回して停まっています。スピーカーから聞こえる案内を聞きますと、27号線で車の事故が有り、27号線が通行止めで、何時、解除になるか分からないとの放送をしています。解除になるまで待っていられませんので、縦貫道で安国寺まで行くことにします。安国寺で降りて27号線で舞鶴を目指します。フイッシング・ベイトGENさん辺りから雨が小降りになって来ます。今日も西舞鶴で餌等を調達する事にします。ウスイ釣具店さんで、サナギ1袋、オキアミLL1パック、土小1箱を購入します。5時20分頃に青井のマル拓渡船さんに到着します。事務所前に船頭さんが居られますので、お互い朝の挨拶を交わします。料金を払い、荷物を降ろしに船着場へ車で向かいます。船着場に荷物を降ろして、車を事務所前の駐車場に持って行きます。1台も車が停まっていせんので、今日は私が一番早く到着したようです。船着場で船頭さんが船を持って来られるのを待ちます。暫く待っていますと1台車が到着します。荷物を車から降ろされていますので、私と同様の釣り客さんのようです。お互い朝の挨拶を交わします。船頭さんが船着場に船を着けられます。後から到着された釣り客さんは後で行くとの事ですので、私1人を乗せて出船です。

5時35分頃に青井筏群に到着します。渡船あおいの釣り人さんが2人竿を出されています。乗る筏は船頭さん任せで、一番沖側の筏に降ろして頂きます。この筏は先週の釣行時に、貽貝で良型を複数枚上げておられた筏です。期待が大きく膨らみます。筏に上がりますと、少しですが毛虫が湧いています。いよいよ私にとっては嫌な季節の到来です。毛虫を退治しながらブイに付いています貽貝を採ります。今日の釣座位置の西向きにパラパラと貽貝を撒きます。海の色を見ますと、先週と同じく濁りが入っています。この濁りが良いほうに作用してくれる事を願いなら、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.5m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り ナシ ゴム張り 0.5号 0.8号 鈎 海津12号)

6時頃、先ずは何時もの様に貽貝を刺し餌にして落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌の貽貝に興味を示す魚は居ないようです。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出ません。シビレを切らして誘いを掛けますが、動く刺し餌の貽貝に反応する魚は居ないようです。しつこく誘いを掛けますが、穂先が反応する事は有りません。これ以上貽貝で粘る根性が有りませんので、次はサナギを刺し餌にして落とし込んでみます。上層、中層では反応が出ませんが、着底と同時に”コツコツ”で取られます。餌取り達の活性はかなり高いようです。コーンもサナギと同様に着底と同時に取られてしまいます。今日もダンゴを打ち込んで、餌取りの反応の中からチヌアタリを拾って行かなくてはいけないようです。しかし、この状況は嫌いでは有りません。小アタリを掛け合わすのは、かかり釣りの醍醐味の一つだと思います。

6時45分頃からダンゴ釣りを開始します。今日もウスイ釣具さんのオリジナルダンゴです。餌取り達の活性が高いですので、今日も抱き合わせの刺し餌で手返しを繰り返す事にしました。先ずはオキアミコーンの刺し餌をダンゴに包んで投入します。ボラのダンゴ突きが出る事無く自然に割れます。直ぐに”コツコツ、クー”と、軽い感じで穂先を押さえ込んで来ます。即、合わせを入れますが空振りです。正体を確かめたくてオキアミコーンの刺し餌で手返しを早めます。ようやくタイミングが合って鈎掛かりしました。海面に姿を現したのはヒイラギでした。手返しが効いて来たのか、7時頃からボラのダンゴ突きが出だします。ボラがダンゴに反応して来ましたので手返しにも力が入ります。ボラを掛けない様に注意をしなくてはいけません。刺し餌のオキアミコーンは瞬殺状態ですので、まだ少しはもちそうなサナギコーンの刺し餌もまじえて手返しを繰り返します。時々、小フグが鈎掛かりして海面に姿を現します。7時40分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。ボラのダンゴ突きでハリスダンゴを割られます。穂先の動きに神経を集中します。暫くすると”コツコツコツ、クッ”と、餌取りとは違う重みの有る押さえ込みが穂先に出ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”。竿を通して心地よい突っ込みの感触が伝わって来ます。この突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。チヌの突込みを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有り難い事です。

 


チヌがダンゴ周りに寄って来たようですので、チヌの小アタリを合わせるべく、穂先の動きに神経を集中させます。しかし、なかなかチヌと思われる反応が穂先に出てくれません。ボラの高活性に少し押されているようです。ダンゴ周りをチョイ投げすれば喰って来そうです。ボラや餌取り達に負けじと手返しを繰り返します。ハゲが出て来たのか、穂先に反応が出る事無くサナギを取られます。少々厄介です。8時30分頃、ダンゴが割れてからの穂先に負荷がなくなる反応を合わせて大ボラを掛けてしまいます。ボラを掛けましたので、ボラのダンゴ突きが出るか心配でしたが、ますます活発にダンゴを突きますので一安心です。8時55分頃、サナギコーンハリスダンゴでようやくカウントサイズでは有りませんが小チヌが相手をしてくれます。ダンゴ周りにチヌが入って来たようです。連続してサナギコーンハリスダンゴで小チヌが相手をしてくれます。カウントサイズでは有りませんが、有り難い事です。

チヌの活性も上がって来ましたが、それ以上にボラの活性が上がって来ました。海面直下まで上がって来て、ダンゴを投入と同時に突き出します。確りダンゴを握らないとボラに割られて底まで持ちません。何回もボラに割られてダンゴが底に届きません。ウスイ釣具店のオリジナルダンゴは手が汚れなくて良いのですが、ボラの激しいダンゴ突きに耐えるダンゴにするには、かなり硬く握らないといけませんので腱鞘炎になりそうです。腕がパンパンです。赤土ダンゴが欲しいです。ブツブツ云いながら手返しを繰り返します。ダンゴを投入する度に大ボラの群れがダンゴを突くのが見えます。ボラに邪魔されながらも殆どがカウントサイズでは有りませんが、何とか午前中に6枚のチヌの顔を見る事が出来ました。有り難い事です。去年は25前後の小チヌが多かったのですが、今年は30前後のチヌが相手をしてくれますので結構楽しめます。

お昼ご飯を食べながら色々と今日の釣況を分析します。今日もダンゴ周りに寄っているのは小チヌのようですので、少しは持ってくれるサナギをメインにして、サナギコーンの抱き合わせの刺し餌で数を狙う事にします。底までダンゴを届けなくてはいけませんので、何回もダンゴを硬く握りますので握力が段々と無くなって行きます。12時20分頃、コーンを刺し餌にして落とし込んで見ます。徐々にタナを深くして行きます。着底寸前より刺し餌のコーンを触って来ます。着底。反応が穂先に出ません。暫く静観していますと、”コツコツコツ、グッ”と、強い反応で穂先が小さく押さえ込まれます。即、大合わせを入れます。”ガツン”。気持ちの良い感触が竿を通して伝わって来ます。この突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。チヌの突込みを竿の上下でいなします。竿を強引に起こしてラインを巻いて底を切ります。チヌの突込みを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。2時過ぎにもサナギコーンの刺し餌で30くらいのチヌが相手をしてくれます。有り難い事です。カウントサイズのチヌの写真2枚を撮りました。

           

3時頃までに30前後の9枚のチヌが相手をしてくれます。何とか二桁台に乗せようと手返しを繰り返します。手返しを繰り返しますが、上ずったボラのダンゴ突きでダンゴを割られて底まで持ちません。かなり握力がなくなって来ました。なかなか底までダンゴが持ちませんので、チヌを掛け合わせる事が出来ません。厳しい状況が続きます。ダンゴが底まで持ってくれれば何とかなりそうなのですが、落下途中で大ボラの強烈な突きで割られてしまいます。3寺40分頃、サナギコーンの刺し餌をダンゴに包んで投入します。大ボラの強烈な突きに耐えて何とか底まで持ってくれました。底でも強烈な大ボラのダンゴ突きが何度も出ます。何度目かのダンゴ突きでダンゴを割られます。刺し餌のサナギコーンが飛び出します。穂先の動きに神経を集中します。”コツコツコツ、クッ”。穂先を小さく強く押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。大きくは有りませんが、この感触は間違いなくチヌの感触です。チヌの突っ込む感触を楽しみながら浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。二ケタ台に乗せた事と握力が限界に達しましたので、落とし込みを主にしたかかり釣りを続けて行きます。ダンゴを切った事でチヌの活性が落ちたのか、どこかに行ってしまったのかは分かりませんが、穂先になかなかチヌと思われる反応が出ません。粘り強く手返しを繰り返しましたが、5時と決めています納竿時間までに、チヌが再び相手をしてくれる事は有りませんでした。今日はダンゴを握りすぎて握力がなくなると云う初めてのアクシデントが有り、ダンゴの種類を考えさせられました。次回は赤土ダンゴを持参して大ボラのダンゴ突きに対応したいと思います。

   

釣果:3枚 30cm 30.5cm 31cm

     (小チヌ:7枚 25.5cm〜29.5cm)