2月1日(土) 雁又筏(晴れ) 大潮
体は結構キツイのですが、好天に誘われて舞鶴に釣行して来ました。自宅を今日も5時10分頃に出発します。国道の温度表示は相変わらず−3℃を表示しています。今日も冷え込みはキツイです。今日もR9号→R27号→白鳥街道経由、黒鯛釣具さんを目指します。所々濃霧が立ち込めています。安全運転で舞鶴を目指します。フイッシング・ベイトGENさんを過ぎた辺りから雪が所々に残っています。やはり谷筋は雪が解けにくいようです。雪解け水がたっぷりと舞鶴湾に流れ込んでいるようです。黒鯛釣具さんで何時の通り、サナギ小1袋、オキアミLL1パック、シラサ半杯、土小1箱を購入します。7時10分頃に岡本さんの所に到着します。3台車が停まっています。顔なじみの方々の車です。岡本さんが釣り人さんを送って行かれていますので、車から荷物を降ろしてゆっくりと身支度を整えます。荷物を船着場に運び終えた頃に岡本さんが帰って来られます。お互い朝の挨拶を交わします。船に荷物を積み込み、私1人を乗せて出船です。
7時30分頃に雁又筏に到着します。8番筏に五目釣りの常連さんが上がられています。お互い朝の挨拶を交わします。今日もアジ狙いの後にチヌを狙われるようです。5番筏が空いていませんので、今日は6番筏で1日遊ばせて貰います。筏に上がり海の色を見ますが、何時もの雁又の少し透明度の悪い色です。相変わらず雪代がたっぷりと入った冷たそうな感じです。釣座位置を南向きに構えます。先ずは鳥の糞掃除から始めます。荷物を糞の上に置きたくないので、釣座位置付近を丁寧に洗い流します。結構時間を取られます。糞の掃除を終えて次は荷物の整理です。釣座位置から手の届く範囲に荷物を配置します。荷物の整理も終わりましたので、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.5m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り ゴム張り 0.5号 0.8号 鈎 海津12号)。
7時45分頃、かかり釣り開始です。何時も通りシラサの落とし込みからスタートします。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込みます。2ヒロくらいまで落とし込んだ所で、"コツコツコツ、クー、コツコツコツ、クー"と、せわしなく刺し餌のシラサに反応を示します。穂先が直ぐに元に戻る反応です。穂先を大きく押さえ込んで来れば合わせを入れるのですが、穂先を大きく押さえ込む事無く反応がなくなります。ラインを巻き上げて確認しますと、シラサの尻尾だけが鈎についています。おそらくフグの仕業ではないかと思います。正体を確かめようと、同じ様な反応で適当なタイミングで合わせを入れますと、フグが鈎掛かりして海面に姿を現します。何投か刺し餌をシラサにして落とし込みますが、ことごとくフグの餌食になってしまいます。今日もフグの活性は非常に良いようです。このフグの活性を落とさないように注意しなくてはいけません。
これ以上シラサで落とし込んでもフグの餌食になるだけですので、8時15分頃からダンゴ釣りを開始します。先ずは刺し餌のオキアミをダンゴに包んで投入します。着底。穂先にダンゴを啄ばむ反応も出ずに暫くすると自然に割れます。刺し餌のオキアミが飛び出します。"コツコツ"で、刺し餌のオキアミを喰われてしまいます。瞬殺状態です。次は刺し餌のコーンをダンゴに包んで投入です。着底。暫くするとダンゴが自然に割れて刺し餌のコーンが飛び出します。単発的に"コツコツ・・・コツコツ・・・コツコツコツ・・・"と、刺し餌のコーンに反応しています。時間は掛かりますが綺麗に喰われてしまいます。次は刺し餌のサナギをダンゴに包んで投入です。着底。ダンゴが自然に割れます。刺し餌のサナギが飛び出します。穂先の動きを注視しますが、ピクリとも反応しません。ラインを巻き上げて確認しますが、刺し餌のサナギに喰われた痕を見つける事は出来ません。サナギには今の所は反応しないようです。
大体の状況を把握する事が出来ましたので、今日も各刺し餌を抱き合わせにしたダンゴ釣りをする事にしました。反応が無かったサナギも、オキアミとの抱き合わせでは喰われてしまいます。抱き合わせにしますと喰わない餌でも喰うようです。フグの活性を落とさないように、刺し餌を取り替えて手返しを繰り返します。ダンゴが効いて来たのか、ますますフグの活性が上がって来ます。海面に姿を現すのは、フグ、フグ、フグ、フグばかりです。フグの活性が良すぎるために、他の魚が刺し餌の近くに寄れない底の様子を頭の中でイメージしています。イメージの中にはまだチヌの姿が有りません。ひたすら手返しを繰り返します。反応のないのも困り物ですが、これだけ反応が良すぎるのも困り物です。5番筏によくお会いします長竿師の方が上がられます。今日は7番筏が空き家のようです。天気が良いのに珍しい事です。
チヌが刺し餌を喰って来る時間を考えますと、10時前後、12時前後、3時前後、4時以降と考えていますが、今日の状況を考えますと、ワンチャンスのような気がしますので、穂先の動きに注意を払いながら手返しを繰り返します。朝は寒かったのですが、天気が良いので徐々に暑くなって来ます。この時期としては珍しい事です。期待していました10時前後も呆気なく過ぎて行きます。チヌからの反応が穂先に出る事は有りません。フグの活性も高活性をキープしています。相変わらず鈎掛かりして海面に姿を現すのは、フグ、フグ、フグ、フグばかりです。竿下にフグの大群が陣取って居るのだと思います。時々、シラサを刺し餌にして落とし込みますが、底近くまでシラサを喰われる事なく落とし込む事が出来ます。おそらく上に居たフグも底に降りたのではないかと思われます。しかし、シラサも底近くでフグに喰われて瞬殺状態です。落とし込みで持つ刺し餌はサナギだけです。刺し餌をサナギだけにしますと、喰われてなくなる事はなく原型を留めています。チヌに喰わせる刺し餌はサナギの様な気がします。
昼にカップラーメンを食べて一息つきます。食べている間は場を休ませます。昼を食べ終えてからの第1投目は、サナギを刺し餌にして落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌のサナギに反応する魚は居ないようです。着底。穂先に反応が出ません。誘いと静観を繰り返しますが、刺し餌のサナギに反応を示す事は有りません。ラインを巻き上げて確認しますが、刺し餌のサナギには喰われた痕が有りません。少しの時間、場を休ませましたので、底の様子が変わったのかも知れません。刺し餌をダンゴに包んで投入しますが、オキアミは相変わらず瞬殺状態、コーンは時間は掛かりますがなくなります。気になるのはアタリの強さです。午前中は結構強めのアタリでしたが、昼からは弱いアタリに変わっています。穂先に出ます弱いアタリを、タイミングを見計り合わせますとフグが鈎掛かりします。同じフグでも午前と午後ではエライ違いです。あれ程高かったフグの活性も落ちて来たようです。フグの活性を落とさないように手返しを早めますが、アタリの強さが戻る事は有りません。
フグの活性を落とさないように、喰いの良いオキアミを主にして、サナギ、コーンと抱き合わせにして手返しを早めます。2時10分頃、オキアミとサナギを抱き合わせにした刺し餌をダンゴに包んで投入します。暫くするとダンゴが自然に割れます。直ぐに"コツコツ"で、オキアミを喰われたようです。まだサナギが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中します。暫くすると"コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ"と、極弱い連続したしつこい反応が穂先に出ます。「う〜ん、このしつこい反応はチヌくさいな〜」。穂先を押さえ込んで来たら合わせを入れるのですが、穂先を押さえ込む事無く連続したしつこい反応だけです。「う〜ん、合わせを入れんとしゃないな〜」。タイミングを見計り大合わせを入れます。"ガツン"。心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。この突っ込み、この感触、間違いなくチヌです。頭の中で想像していた大きさとは違いますが、チヌとのやり取りを楽しみます。チヌの突込みを竿の上下でかわします。チヌの突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。
丁度、良い時間帯にチヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし、気持ちとは裏腹に、なかなかチヌが刺し餌を喰って来ません。3時を廻っても状況に変化が起こる事は有りません。フグのアタリも弱いままです。何とかフグの活性を上げようと手返しを早めますが、活性が上がってくる事は有りません。チヌの反応も極弱い穂先を押さえ込まない反応でしたので、穂先に出る反応を注意深く凝視します。4時頃に5番筏の長竿師の方が連続してチヌを上げられます。夕時合いのようです。手返しにも力が入ります。刺し餌を取り替えて手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。ワンチャンスに期待して黙々と手返しを繰り返します。岡本さんが蛇島に釣り人さんを迎えに行かれます。時間を見ますと5時です。残念ですが、再びチヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。これで竿を納める事にします。
釣果:1枚 30cm