11月5日(水)    青井筏(晴れ)    中潮

和田さんが貽貝で良型、大型を上げられた大丹生に釣行しようと思っていたのですが、青井のマル拓渡船の船頭さんから、「良型、大型のチヌが上がりましたよ。」と、メールを頂きました。青井に釣行したからと云って、良型、大型のチヌを上げられるとはかぎりませんが、自分の腕も省みずに、またまた青井に釣行する事にしました。自宅を4時20分頃に出発します。国道の温度表示は3℃を表示しています。今朝も冷え込みがきついです。安全運転で舞鶴を目指します。今回も舞鶴のウスイ釣具店さんで、オキアミLL1パック、サナギミンチ1袋、紀州釣り用のダンゴ小1箱、氷小1ヶを購入します。青井のマル拓渡船さんに6時15分頃に到着します。先客さん2人が船着場で船を待たれています。先客さんとお互い朝の挨拶を交わして船着場に荷物を降ろします。船が船着場に到着しましたので、船頭さんとお互い朝の挨拶を交わして渡船料金を払います。先客さんには先に行って貰います。車を駐車場に停めに行きます。船着場に歩いて向かいます。船頭さんが先客さんを送られて帰って来られます。荷物を船に積み込み私1人を乗せて出船です。

6時35分頃に青井筏群に到着します。船頭さんの薦めで、船着場より4列目の一番南側の小屋付きの筏に上がります。筏に上がり海の色を見ますと、今日も結構透明度が高いです。釣座位置を西向きに構えます。ブイを見ますと貽貝が沢山付いています。貽貝の落としこみをしたい所ですが、今日もダンゴ釣りを主体にしたかかり釣りをしようと思っていますので、多くの貽貝が付いていますブイを横目で見ながら荷物の整理をします。整理を終えてからダンゴの準備をします。ダンゴの準備が出来ましたので、刺し餌をクーラーボックスから出します。この時、えらいチョンボをした事に気付きます。サナギを購入するのを忘れていた事に気付きます。えらいチョンボです。今から買いに行くのも時間のロスですので、サナギミンチを鈎に刺して使用する事にします。出鼻を挫かれた感じです。自分のミスですので仕方が有りません。次回からは気を付けたいと思います。少々ガックリしながらも、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.4m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り なし ゴム張り 0.5号 鈎 海津12号)

7時頃からダンゴ釣りを開始します。刺し餌のオキアミコーンをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを啄む反応が穂先に出ません。ダンゴが自然に割れます。直ぐに”コツコツ”で、刺し餌のオキアミを取られます。瞬殺状態です。オキアミには凄く反応が良いようです。まだコーンが残っているはずですが、コーンへの反応が出ませんので誘いを掛けますが、コーンを啄む反応が穂先に出ません。刺し餌のコーンを確認しますが喰われた痕が有りません。前回の釣行と同じく、オキアミには凄く反応が良いのですが、コーン、サナギには反応が悪いようです。前回と同じ様にダンゴごと喰ってくれる事を期待して、手返し毎にサナギミンチとコーンをアンコでダンゴに仕込みます。数投目でボラらしき弱い反応が穂先に出だします。

ボラを掛けないように注意しながら手返しを繰り返します。時々、コーンやサナギのかけらに”コツコツ”と反応しています。喰われた痕を見ますと、ハゲに啄まれた痕が見られます。竿下にはハゲが居るようです。手返しを繰り返しますが、強い反応が穂先に出る事は有りません。時間だけが過ぎて行きます。同じ状況が延々と続きます。何とかしたいのですが、サナギを買って来なかった事が悔やまれます。サナギミンチの中から鈎に刺せるカケラを見つけるのが大変です。ボラのダンゴ突きも出たり出なかったりと安定しません。合わせを入れたいのですが、合わせを入れられる反応が穂先に出る事は有りません。

昼を廻っても状況が変化する事は有りません。昨日は良型、大型の活性が良かったようですが、今日はチヌや他の魚達の活性が悪い日のようです。良かったのは天気だけと云う日になりそうです。困った事です。徐々に集中力が落ちて行きます。何とか集中力を保とうと引き出しを開けます。色々と試してみますが、チヌが口を使ってくれる事は有りません。掛けてはいけないボラを2尾掛けたくらいです。チヌの気配が全く有りませんがひたすら手返しを繰り返します。フグがスレ掛かりで海面に姿を現します。今までフグらしき反応が穂先に出る事は無かったのですが、竿下にはフグや他の魚達も居るには居るような気がします。ただ何かの影響で口を使わないだけのようです。魚達のスイッチを入れたいのですが、どのようにしたらスイッチが入るのか良く分かりません。

オキアミ、コーン、サナギのカケラではチヌの気配を感じませんので、ブイに付いています貽貝を利用する事にします。ブイには多くの貽貝が付いていますが、少しだけ頂いて釣座位置付近にパラパラと少しだけ撒きます。2時40分頃、貽貝を刺し餌にして1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。上層、中層では刺し餌の貽貝を触って来ません。着底。暫く静観しますが、穂先はピクリとも動きません。やはり貽貝では少し苦しいかも知れません。誘いを掛けます。上に大きく誘いを掛けてゆっくり落とし込みます。反応が穂先に出ません。しつこく誘いを掛けます。誘いを掛けますが、穂先はウンともスンとも云いません。

諦めずに誘いを掛けます。何度目かの誘いの後、”コツコツコツ”と、餌取りが触っている様な弱い反応が穂先に出ます。この状況下で貽貝を触って来るのは、チヌの可能性が非常に高いですので、穂先の動きに神経を集中します。竿を持つ手に力が入ります。”コツコツコツ、クー”。”コツコツコツ、クー”。弱い反応でしつこく貽貝を触って来ます。少し穂先を押さえるのですが、直ぐに元の位置に戻ってしまいます。合わせを入れたい気持ちをグッと抑えます。ようやく、”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ、グゥー”と、穂先を大きく押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”。心地よい感触が竿を通して伝わって来ます。この突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。重さを感じませんので大きくはないようです。竿の上下でチヌの突込みをかわします。竿を起こしてラインを巻き底を切ります。後は筏の中に入られないように注意をして、チヌとのやり取りを楽しみます。徐々にチヌが浮いて来ます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。今年初の貽貝チヌです。有り難いことです。

チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。ひたすら貽貝を刺し餌にして落とし込みを続けます。しかし、チヌがなかなか刺し餌の貽貝を触ってきません。時々、オキアミを刺し餌にして落とし込みます。ようやくチャリコが鈎掛かりして海面に姿を現します。殆どの場合、オキアミは着底寸前に瞬殺状態です。貽貝、オキアミ、コーン、サナギのカケラを刺し餌にして落とし込みを続けます。何とかチヌに刺し餌を喰って貰おうと、落とし込みも同じ位置からの落としこみではなくて、ラインを手繰り上げて左右、前と落とす位置を変えて手返しを繰り返します。しかし、残念ながら納竿時間の4時30分までに、チヌが再び刺し餌を銜えてくれる事は有りませんでした。今日はサナギを購入するのを忘れると云うチョンボをしてしまいました。次回の釣行時には忘れないように注意したいと思います。今日は悪い頭をフル回転させましたので、かなり疲れました。

 

釣果:1枚 32cm