11月20日(木)    大丹生筏(晴れ時々曇り)    中潮

またまた大丹生で和田さん達が貽貝で良型、大型を上げられましたので、何とか貽貝の豪快なアタリを見たいと、今回も大丹生に釣行する事しました。自宅を3時40分頃に出発します。気合が入っています。気合いが入った時は、得てして気持ちが空回りをして悲惨な結果になる事が多いのですが、今回も前回と同じく、ストレスの溜まる釣行になるかも知れません。国道の温度表示は1℃を表示しています。今朝も冷え込みがかなりきついです。今回もR9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→大丹生です。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、土中1箱、氷小1ヶを購入します。大丹生の西田渡船さんに5時50分頃に到着します。まだ暗いです。先客さんは居られないようです。荷物を船着場に置こうとしたのですが、桟橋が上げられていますので、船着場に荷物を置く事が出来ません。仕方が有りませんので桟橋の手前に荷物を置いて、船頭さんが出てこられるのを待ちます。船頭さんを待っている間に1人釣り人さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。船頭さんも出てこられてお互い朝の挨拶を交わします。挨拶を済ませて荷物を船に積み込みます。2人を乗せて出船です。

6時30分頃に大丹生筏群に到着します。事前に予約を入れていました、道路側より4列目の千歳側の筏に私が上がります。もう1人の釣り人さんは道路側から1列目の筏に上がられます。筏に上がり海の色を見ますと、相変わらず透明度が高い綺麗な色をしています。先ずはブイに付いています貽貝を採って、筏の4隅にパラパラと少しだけ撒きます。釣座位置を道路側(東方向)の南端に構えます。この筏は和田さんが2回連続で良型、大型のチヌを上げられた筏です。刺し餌は貽貝のようですので、ひょっとしたら私にも良型、大型のチヌが来てくれるかも知れないと強欲な思いが沸々と沸いて来ます。荷物の整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.5m リール バイキングST-44 ライン 1.75号通し 錘り ゴム張り 0.5号 鈎 海津12号)

6時50分頃、先ずは貽貝を釣座前にパラパラと撒いてから、刺し餌の貽貝を1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中で刺し餌の貽貝を喰って来るかも知れませんので、神経を研ぎ澄ませて落とし込んで行きます。しかし、残念ながら落とし込み途中では、チヌらしき反応が出る事は有りませんでした。着底。暫く静観しますが穂先に変化が現れる事は有りません。貽貝をパラパラ上撒きしながら誘いを掛けます。上に大きく誘いを掛けてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。刺し餌の貽貝を触って来る魚は居ません。誘いと静観を繰り返しますが穂先に変化が現れる事は有りません。貽貝を上撒きしながら粘り強く誘いを掛けますが、穂先はピクリとも反応を示しません。

釣座位置では反応が出ませんので、久し振りに筏の彼方此方を探って見る事にします。先ずは貽貝を刺し餌にして筏の西側を探ってみます。真ん中より少し千歳側で落とし込んで見ます。この場所は、日曜日に和田さん達が良型、大型を貽貝の刺し餌で上げられた場所です。否応無しに気合が入ります。慎重に落とし込んで行きます。上層、中層では刺し餌の貽貝を触って来ません。着底。穂先に反応が出ません。チヌが居れば直ぐに反応すると思うのですが、暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。上下の誘いを頻繁に掛けますが穂先が反応する事は有りません。この位置では反応が有りませんので、次は北側を探ってみますがチヌらしき反応が出る事は有りません。釣座位置の北側も探って見ますが反応が有りません。期待が大きかっただけにガックリです。今日はチヌが筏周りに居ないのかも知れません。

釣座位置に戻り、刺し餌の貽貝をひたすら落とし込みますが、穂先に反応が出る事は有りません。貽貝では反応が出ませんので、オキアミを刺し餌にして落とし込んでみます。上層、中層では刺し餌のオキアミを触って来る魚は居ないようです。着底。”コツコツコツ”。穂先を押さえ込まない反応で刺し餌のオキアミを取られます。再度、オキアミを刺し餌にして落とし込みますが、同じ様な反応で刺し餌のオキアミを取られます。次はオキアミサナギの抱き合わせを刺し餌にして落とし込みます。着底。”コツコツコツ”。オキアミを取られたようです。まだサナギが残っているはずですので誘いを掛けます。”ジビジビジビ”。サナギを啄んでいる反応が出ます。サナギを確認しますと数ヶ所穴が開いています。どうやら竿下にはハゲが居るようです。次はオキアミコーンの抱き合わせを刺し餌にして落とし込みます。オキアミサナギの刺し餌と同じ様な反応が出ます。コーンはサナギに比べて少し強く穂先に反応が出るようです。

正確な時間は忘れてしまいましたが、8時30分頃からだと思うのですがダンゴ釣りを開始します。先ずは刺し餌のオキアミをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを啄む反応は出ません。ダンゴが自然に割れます。暫く静観していますと、”コツコツコツ”と、弱い反応で刺し餌のオキアミを取られます。餌取り達の活性は高いと思ったのですが、数投で刺し餌のオキアミに反応を示さなくなってしまいます。オキアミサナギ、オキアミコーンの抱き合わせで手返しを繰り返しますが、無傷で刺し餌のオキアミサナギ、オキアミコーンの抱き合わせが上がって来ます。前回と同じ様な状況です。手返しを繰り返しても繰り返しても刺し餌が無傷で上がって来ます。厳しい状況です。ダンゴを投入したのが裏目に出てしまったのかも知れません。今日の状況から考えて見ますと、チャンスが有ればワンチャンスの可能性が高いですので、アタリの反応が出ない穂先ですが目を離す事が出来ません。

ひたすら手返しを繰り返しますが状況が好転する事は有りません。9時15分頃、刺し餌をサナギにして筏の西側を探って見る事にします。先ずは中央少し南側で落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きますが、やはり上層、中層では反応が出る事は有りません。着底。直ぐに”コツコツコツ”と、餌取りが触っているような弱い反応が穂先に出ます。穂先の動きに神経を集中していますと、”コツコツコツ、フ〜”と、穂先に負荷がなくなります。この反応は経験上、チヌの反応に間違いないと確信して、一呼吸、間を置いてから、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”。心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。この重量感、間違いなく良型のチヌです。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。チヌの強引な突込みを竿でためて耐えます。突込みがきつい時は少しラインを出してかわします。チヌが右斜め前方に突っ込みます。膝の上下でチヌの強引な突っ込みをいなします。徐々に竿を起こして、起こした分一気にラインを巻きます。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。良型チヌの強引な突込みを十分に楽しみます。透明度が非常に高いですので、かなり下の方で反転を繰り返している白い魚影が確認出来ます。間違いなく良型チヌです。この瞬間が堪りません。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ごろのチヌです。有り難い事です。

良型チヌが来てくれましたので一安心です。同じ所を再度、サナギを刺し餌にして落とし込みます。着底。”コツコツコツ、コツコツコツ、クー”。即、大合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのは小ハタでした。その後、何度も同じ所でサナギを刺し餌にして落とし込みますが、小ハタ、チャリコが相手をしてくれます。筏の東側より西側の方が魚達の活性が良いようです。10時30分頃、全く反応が出なくなった東側を諦めて、釣座位置を西側の千歳よりに構えます。抱き合わせの刺し餌を落とし込みますと、オキアミは秒殺状態、サナギ、コーンは啄まれた痕が確認出来ます。ダンゴを投入すると活性が落ちる心配が有りますが、時間的に朝の時合いは終わったと考えてダンゴを投入する事にしました。ダンゴを投入してもオキアミは秒殺状態ですので一安心です。

手返しを繰り返しますが、チヌらしき反応が穂先に出る事は有りません。ひたすら手返しを繰り返しますが、徐々に魚達の活性が落ちて行きます。昼を廻っても魚達の活性が上がる事は有りません。辛抱強く手返しを繰り返します。時々、サナギを刺し餌にして筏の彼方此方を探って見ますが、チヌらしき反応はもちろんの事ですが、餌取り達の反応が穂先に出る事は有りません。2時30分頃から刺し餌のオキアミも無傷で上がり出します。東側と同じ様な状況になってしまいました。悪い頭で色々考えて試して見ますが、チヌらしき反応が穂先に出る事は有りません。時間だけがゆっくりと過ぎて行きます。夕時合いを期待して手返しを繰り返しましたが、4時30分頃、道路側の筏に上がられて居られた釣り人さんが終わられましたので、私もこれで竿を納める事にしました。今日は何とかワンチャンスをものに出来ましたが、先週同様に非常に活性が悪い状況に変わりは有りません。何とか活性が上がった状況で竿を出したいものです。時期的にもう無理かも知れませんが、出来れば貽貝の豪快なアタリが見たいです。

 

釣果:1枚 44cm