1月7日(火) 雁又筏(晴れ) 小潮
7日は、冬場では滅多に無い好天の予報ですので釣行する事にしました。今日も自宅を5時20分頃に出発します。国道の温度表示は−3℃を表示しています。今日はかなり冷え込んでいます。道路には塩カルが撒かれています。今日もR9号→R27号→白鳥街道経由、黒鯛釣具さんを目指します。フイッシング・ベイトGENさんを過ぎた辺りから雪が目立ち出します。舞鶴に入ると家々の屋根には雪が積もっています。若狭道の東舞鶴IC付近の歩道は雪で真っ白です。道路には雪は有りません。黒鯛釣具さんで、サナギ小1袋、オキアミLL1パック、シラサ半杯、土小1箱を購入します。7時35分頃に岡本さんの所に到着します。1台も車は停まっていまん。五目釣りの常連さんは9時頃に来られるようですので、どうやら今日は2人だけのようです。船着場には船が着けられていますが、岡本さんの姿は見えません。おそらく家の中に居られるのだと思います。ゆっくりと身支度をして荷物を船に積み込みます。岡本さんに電話を掛けます。岡本さんが家から出て来られます。お互い朝の挨拶を交わします。私1人を乗せて出船です。
8時頃に雁又筏に到着します。予定通り5番筏の北側に船を着けてもらいます。今日は北向きで竿を出します。筏に上がり、先ずは鳥の糞を洗い流します。今日も朝一の大仕事です。海の色を見ますと、雁又にしては透明度が少し高いです。冷え切った感じの海の色です。手を海水につけるとかなり冷たいです。海水温度がドンドン下がって行っているようです。今日も厳しいかかり釣りになりそうです。周りの山々に霧が立ち込めていますので、今日はなかなか日が差し込んで来ない感じです。弱い風が吹いていますので、手や顔がかなり冷たいです。荷物の整理を終えて、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.4m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り ゴム張り 0.5号 0.8号 鈎 海津12号)
8時15分頃、先ずは前回と同じくシラサを刺し餌にして落とし込みます。1ヒロずつラインを出して行きます。2ヒロ位ラインを出した所で、刺し餌のシラサを触って来る魚が居ます。"コツコツ、クッ、コツコツ、クッ"。直ぐに穂先が戻る反応です。タイミングを見計り合わせを入れますが鈎掛かりしません。再度、シラサを刺し餌にして落とし込みます。やはり2ヒロ位の所で刺し餌のシラサを触って来ます。同じ様な反応が穂先に出ます。タイミングを見計り合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのは小フグでした。低水温に強いフグが元気なようです。何度かシラサを刺し餌にして落とし込みますが底まだ持ちません。底取りをしてラインを手繰り上げて前方に投入しますが、底近くでフグの餌食になってしまいます。上から下までフグが陣取って居るようです。シラサでの落とし込みは厳しいようです。
8時30分頃からダンゴ釣りを開始します。フグの活性が非常に高いようですので、先ずは、オキアミとコーンを抱き合わせにした刺し餌をダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを啄ばむ反応が穂先に出ません。暫くして、ダンゴが自然に割れます。刺し餌のオキアミコーンが抜けます。"コツコツ"と、直ぐに穂先が戻る反応でオキアミを取られたようです。コーンが残っていますので、穂先の動きに神経を集中しますが、"コツ、コツ、コツ"で、刺し餌のコーンを取られます。オキアミは瞬殺状態、コーンは秒殺状態です。次はサナギとコーンを抱き合わせにした刺し餌をダンゴに包んで投入します。着底。"ツン、ツン、ツン"。ダンゴを啄ばむ反応が穂先に出ています。ダンゴが自然に割れます。刺し餌のサナギコーンが飛び出します。"コツコツ、コツコツ"で、刺し餌のコーンを取られたようです。サナギが残っていますので、、穂先の動きに注意を払います。穂先に"ジビジビジビ"とした反応が出ています。おそらくハゲが刺し餌のサナギを啄ばんで居るのだと思います。ラインを巻き上げて刺し餌のサナギを確認します。綺麗に中身を取られています。やはり竿下にはフグ以外にハゲも居るようです。オキアミコーン、サナギオキアミ、サナギコーンと、刺し餌を取り替えて手返しを繰り返しますが、相変わらずオキアミは瞬殺状態で、コーンは秒殺状態、サナギだけが暫く持つ刺し餌です。チヌに喰わせる刺し餌はサナギになりそうです。フグ、ハゲに翻弄されながらも、辛抱強く手返しを繰り返します。9時頃、8番筏に五目釣りの常連さんが上がられます。今日はチヌ狙いのようです。
チヌが来てくれるとしたら昼からになるような気がしますので、午前中はステージ作りに精を出します。ゆっくりと時間が流れて行きます。フグの活性は相変わらず高いままです。時々、デカフグが鈎掛かりして海面に姿を現します。流れ的には期待が持てる流れです。少しハゲの活性がフグに押されて落ちて来たようです。午前中はハッとするようなアタリもなく、盛り上がりもなく過ぎてしまいます。体を温めるためにカップラーメンを食べます。体が凄く温まります。お昼を食べ終えて元気が出た所で、再度、粘り強く手返しを繰り返します。1時10分頃、サナギハリスダンゴを投入します。着底。暫くすると"コン・・・コン"と、強い反応が単発的に穂先に出ます。「う〜ん、チヌポイな〜」。ハリスダンゴが割れます。直ぐに"コンコン、クッ"と、穂先を押さえ込んで来ます。穂先の押さえ込みが浅いので、もう少し深く押さえ込んで来るのを待ちます。穂先を浅く押さえ込んだ状態から、さらに深く押さえ込んで来た所で大合わせを入れます。"ガツン"。心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。この突っ込みは間違いなくチヌのようです。予想していた時間より少し早めに刺し餌を喰って来ました。余り大きくはないようです。チヌの突込みを竿の上下で逃げます。少々強引に竿を起こして、起こした分一気にラインを巻いて底を切ります。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。"コン、コン、コン"と、竿を持つ手に伝わって来る感触、堪りません。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。
チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。やはり予想通りサナギを喰って来ましたので、サナギハリスダンゴで手返しを早めます。時々、単発的に"コン・・・コン"と強い反応が穂先に出ます。おそらくチヌの反応だと思うのですが、単発的な反応ですので、なかなか合わせを入れる事が出来ません。1時45分頃、目先を変えるために刺し餌のコーンをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴの混ぜ物を啄ばむ反応が穂先に出ています。ダンゴが自然に割れてコーンが抜けます。直ぐに"コンコンコン、クー"と穂先を大きく押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。"ガツン"。心地よい感触が伝わって来ます。竿を通して伝わって来る感触は間違いなくチヌです。チヌの突込みを竿の上下でかわしながらラインを巻いて底を切ります。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。よく突っ込んで相手をしてくれます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいの白いチヌです。有難い事です。奇形か怪我かは分かりませんが、上唇が伸びていないチヌです。
チヌの活性が上がって来たようで、チヌらしき強い反応が単発的に穂先に出ます。なかなか合わせを入れられません。おそらくフグやハゲと争って刺し餌を喰っているのだと思います。3時15分頃、サナギハリスダンゴを投入します。着底。直ぐに"ゴツゴツ、グー、グー"と、段階的に穂先を押さえ込んで来ます。徐々に穂先が深く入って行きます。合わせのポイントまで穂先が押さえ込まれた所で、立ち上がって大合わせを入れます。"ガツン"。心地よい感触ですが、頭の中で考えていた大きさではなくかなり軽い感じです。しかし、この突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。どうやら小チヌのようです。チヌの突込みを竿の上下で逃げて、強引に竿を起こして底を切ります。チヌとのやり取りを十分に楽しんで、海面に浮かせて無事タモに収まります。今年初のハリスダンゴでのチヌです。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。この小チヌもかなり白いです。海水温度が急激に下がっているようです。
この頃からフグの活性が急激に落ちて行きます。替わってハゲの活性が上がって来ます。穂先に反応が出ずに刺し餌を取られます。少々イライラする刺し餌の喰われ方です。朝から潮が西方向や東方向に早くなったり遅くなったりしながら流れています。0.5号と0.8号をダブルで付けないと、止まらないくらい早く流れたりします。刺し餌の中では、相変わらずサナギが持ちが良いために、主にサナギを刺し餌にして手返しを繰り返します。4時頃、潮が東方向に早く流れています。0.5号と0.8号をダブルに付けて、刺し餌のサナギをダンゴに包まず落とし込みます。徐々にタナを深くして行きます。無事、着底します。"コンコンコン"と、強い反応が穂先に出ます。次の反応に備えて身構えますが、穂先を押さえ込んで来る事は有りません。少し上へ誘い上げますと、大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。"ガツン"。心地よい衝撃が竿を持つ手に伝わって来ます。この感触、この重さ、間違いなくええ型のチヌです。一気に筏の中に突っ込んで行きます。必死で竿でためて耐えますが、ジリジリとラインを引っ張り出されます。ラインの角度から、完全に牡蠣ロープに届いています。しかし、釣座位置の真後ろに突っ込んでいますので、牡蠣ロープと牡蠣ロープの間にチヌが突っ込んでいるようで、まだ、牡蠣ロープには引っ掛かっていません。前回のバラシが脳裏を過ぎります。何とか取りたいと必死で竿でためて耐えます。このままでは牡蠣ロープの餌食になりそうですので、立ち上がって出きるだけ竿を前に突き出してやり取りをします。徐々に竿とラインの角度が90°近くになって来ます。幸運にもチヌが筏の中から出て来たようです。立ったままでやり取りをします。透明度が良いので、下の方で反転している魚が見えます。間違いなく良型のチヌです。後は鈎が外れない事を祈るだけです。海面近くになっても突っ込みを止めません。四苦八苦しながら、海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ごろのチヌです。有難い事です。
良型のチヌが来てくれましたので、否応なしに手返しにも力が入ります。しかし、良型チヌが退いた事で、また、フグの活性が上がって来ます。サナギも残らない状態になってしまいます。4時過ぎからは、ダンゴを切ってひたすら落とし込みます。なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。徐々に薄暗くなって来ます。雰囲気は最高なのですが、余りにもフグやハゲの活性が良過ぎます。フグやハゲに翻弄されて残り時間が徐々になくなって来ます。潮も西方向に早く流れています。何とかチヌに刺し餌を喰って貰おうと、餌持ちの良いサナギを刺し餌にして手返しを繰り返します。しかし、5時の納竿時間まで手返しを繰り返しましたが、残念ながら、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。今日は好天に恵まれて風も弱く、1日、かかり釣りを楽しむ事が出来ました。有難い事です。
釣果:3枚 30cm 31.5cm 46cm
(小チヌ:1枚 26.5cm)