1月24日(金)    雁又筏(晴れ)    小潮

ようやく、待ちに待った好天日がやって来ました。この好天日を逃す手は有りません。自宅を5時10分頃に出発します。国道の温度表示は今日も−3℃を表示しています。結構な冷え込みです。今日もR9号→R27号→白鳥街道経由、黒鯛釣具さんを目指します。和知辺りから道端に雪がチラホラ見受けられます。何時もの如く、フイッシング・ベイトGENさんを過ぎた辺りから雪が多くなって来ます。若狭道の東舞鶴IC付近はかなり雪が残っています。黒鯛釣具さんで何時の通り、サナギ小1袋、オキアミLL1パック、シラサ半杯、土小1箱を購入します。7時25分頃に岡本さんの所に到着します。1台車が停まっています。先客さんが居られるようです。ゆっくりと身支度をして荷物を船に積み込みます。岡本さんに来た事を電話で知らせます。岡本さんが家から出て来られます。お互い朝の挨拶を交わします。私1人を乗せて出船です。

7時45分頃に雁又筏に到着します。6番筏の北向きに長竿師の方が上がられて居ます。今日も5番筏で1日遊ばせて貰います。釣座位置方向の北側に船を着けてもらいます。筏の上に霜が降りて真っ白です。滑らないように注意して筏に上がります。筏に上がり海の色を見ますと、何時通りの少し透明度の悪い感じです。いかにも冷たそうな感じです。荷物の整理を終えて、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.4m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り ゴム張り 0.5号 0.8号 鈎 海津12号)

7時55分頃、先ずは何時も通り魚達の様子を見るために、シラサを刺し餌にして落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込みます。前回は上から下までフグが居たのですが、今日は刺し餌のシラサを触って来ません。「う〜ん、如何したんかいな?〜」。ラインを出して徐々にタナを深くして行きます。着底寸前に"コツコツ、クー、コツコツ、クー"と、直ぐに穂先が戻る反応が出ます。フグが刺し餌のシラサを銜えているようです。穂先が戻らない反応を待ちますが、穂先が戻らない反応が出る事なく刺し餌のシラサを取られます。何度かシラサを刺し餌にして落とし込みますが、同じ様な反応でシラサを取られます。今日もフグの活性は高いようです。オキアミ、サナギ、コーンと刺し餌を取り替えて落とし込みますが、オキアミは瞬殺状態、サナギ、コーンは齧られますが残って上って来ます。

8時15分頃からダンゴ釣りを開始します。今日もなくなるまで少し時間が稼げるコーンを、各、刺し餌に抱き合わせで使用する事にします。先ずは、オキアミとコーンを抱き合わせにした刺し餌をダンゴに包んで投入します。着底。暫くするとダンゴが自然に割れます。刺し餌のオキアミコーンが飛び出します。"コツコツ"で、オキアミを取られたようです。コーンが残っているはずですので、穂先の動きに注意を払います。"コツコツ・・コツコツ・・コツコツ・・"。刺し餌のコーンを単発的に啄ばんでいます。穂先を押さえ込む反応が出る事は有りません。反応が穂先に出なくなりましたので、ラインを巻き上げて確認します。綺麗に喰われてなくなっています。続けて刺し餌のサナギコーンをダンゴに包んで投入します。ダンゴを啄ばまれる事なく自然に割れます。サナギコーンが抜けます。"コツコツ・・コツコツ・・"。サナギコーンを啄ばむ反応が単発的に出ます。穂先を押さえ込んで来れば合わせを入れるのですが、穂先が戻らない反応が出る事は有りません。

刺し餌を取り替えて手返しを繰り返します。手返しが効いて来たのか、大きく穂先を押さえ込む反応が出だします。合わせを入れますと小フグが鈎掛かりして海面に姿を現します。9時頃、五目釣りの常連さんが8番筏に上がられます。7番筏に長竿師の方2人が上がられます。4台の筏全てに釣り人さんが上がられました。やはり平日でも好天日には皆さん動かれるようです。時々、デカフグが鈎掛かりして海面に姿を現します。デカフグはチヌの使者と思っていますので、手返しにも力が入ります。9時40分頃、6番筏の長竿師の方の竿が綺麗に曲がっています。チヌを掛けられたようです。タモに収まったチヌは大台のようです。チヌの姿を見ましたのでやる気モードがマックスになります。

しかし、やる気モードはマックスなのですが、海の状態は徐々に悪い方向に向かっているようです。フグの活性も段々と悪くなって行くようです。サナギにはあまり興味を示さなくなってしまいます。フグの活性を落とさないように、オキアミを主にした組み合わせに変更します。考えていた通り、反応が鈍かったサナギにも反応を示します。オキアミを主にした抱き合わせの刺し餌で手返しを早めます。午前中はステージ作りと思っているのですが、フグの活性が落ちてしまってはステージ所では有りませんので、フグの活性を落とさないように手返しを繰り返します。午前中は強い反応が穂先に出る事なく過ぎてしまいます。フグ、フグ、フグ、海面に姿を現すのはフグばかりですので、気分的に一息つく為に、カップラーメンを食べて気分一新を図ります。

気分一新で昼からのかかり釣り臨みます。しかし、心配していた通り、昼からは全くサナギに反応を示さなくなってしまいます。コーンも単体だけでは全く興味を示しません。これだけ活性が落ちてしまいますと、チヌが刺し餌を銜えてくれる確率もかなり下がってしまうと考えます。初めから活性が悪い状態であれば余り気にしないのですが、途中から活性が落ちて行く状態はすごく気になってしまいます。原因が分かればよいのですが、こればかりは魚達に聞かなくては分かりません。1時頃、6番筏の長竿師の方が上がられます。お疲れ様でした。今日の海の状態を考えますと、6番筏の釣り人さんと一緒に上がるべきと思うのですが、ついつい夕時合いを期待してしまい上がりそびれてしまいます。何時もの悪いパターンです。

時々、フグが刺し餌を銜えて海面に姿を現します。朝から鈎掛かりするのはフグだけです。他の魚達はまだ鈎掛かりしません。他の魚達の活性がソコソコ有れば、フグの活性が落ちても大丈夫なのですが、今日はフグ以外にハゲが少し居るようです。フグの活性が落ちてハゲの活性が上がると言う事は有りません。潮も東西に緩急をつけて前回同様の流れ方をしています。チヌが釣れる時は不思議と頭の中でイメージ出来るのですが、今日は頭の中でチヌが刺し餌を喰ってくるイメージが湧いて来ません。何時もの釣れない時のパターンです。夕時合いを期待して手返しを早めます。しかし、サナギ、コーンには反応がすごく鈍いです。オキアミは相変わらず瞬殺状態です。シラサもオキアミ同様に瞬殺状態です。

4時頃からダンゴを切ってひたすら落とし込みます。サナギ、コーンに反応が鈍いですので、サナギ、コーンを刺し餌にして手返しを繰り返します。この頃から少しハゲの活性が上がって来たようで、穂先に反応なくサナギ、コーンを取られ出します。反応が穂先に出ないとアタリを待っていますと、空鈎で長い間穂先を見つめる事になってしまいますので、適当に誘いを掛けて刺し餌の有無を確認します。今日の海の状態を考えますと、チャンスが有るとすればワンチャンスと思いますので、穂先の動きに神経を集中します。5時の納竿時間近くになって来ますと、雰囲気的には何時チヌが刺し餌を喰ってもおかしくないのですが、残念ながらチヌが刺し餌を喰ってくれる事は有りませんでした。今日は6番筏の長竿師の方が大台を1枚、8番筏の五目釣りの常連さんが手のひらサイズを1枚上げられただけでした。前回までのチヌの数釣りから、ようやく何時もの冬の雁又に戻ったようです。厳しいかかり釣りが続くと思いますが、1枚を追い求めて舞鶴通いを続けて行きたいと思います。